◆ルート
◆現在地および移動ログ
◆2018.8.28
昨日と同じ朝10時ころにバングラデシュ大使館に着く。
今日はパソコンも持ってきてます。
実際にサイトを見せながら状況を説明し、あわよくば大使館で申請書のプリントまでさせてもらって、今日中に申請を完了させてしまいたい。
何度も大使館との往復するのなんてやだからね。
一発で決めたい…!
大使館では、イスラムスカーフを巻いたおばちゃんが僕の対応をしてくれました。
僕が「オンライ申請したんですが、バグってて申請書ダウンロードできないんですけど…。」と切り出すと、
「じゃあ、オンライン申請以外の書類全部見せてよ。」と。
ルール上は必要書類っていっぱいあるんですよね。
ただ、日本人は、パスポート、パスポートコピー、写真くらいで大丈夫と聞いていたので、それを全部出す。
出した・・・が、おばちゃんはまだなにかを待っている。
「あんた、タイの雇用許可証は?」
「え、僕タイに住んでるわけじゃないので、そんなのないです。」
「なに?それじゃここではビザ取得できないよ。
そもそも日本人なんだからアライバルビザとりな。」
「雇用許可証はなくても大丈夫って聞いたんですけど。
あと、僕は陸路で入国しようと思ってるので、アライバルビザは取れないんですよ。」
「ふーん。じゃあ入国は諦めるしかないね。」
「え!やだやだ!なんとかならないんですか!」
「・・・東京。」
「え?」
「東京に帰って申請しろって言ってんだよー!!!」
すごい剣幕でまくしたてられて、こっちも怖くなったんで、
逃げるように大使館を後にしました…。
これからどうしよう?
ちょうどその時、ヤンゴン(ミャンマー)にあるバングラデシュの大使館からもメールが来て、ミャンマーではVISA申請できないという回答をもらいました。
昨日バンコクで取れない可能性が頭をよぎったので、一応メールしといたんですよね。
ただ、ミャンマーも駄目となると一体どうすれば…?
とりあえず一旦宿に戻って色々リサーチ。
調べると、インドの東部(バングラデシュの東側の小さい地域)にある、アガルタラ(Agartala)というところにもバングラデシュの大使館があるので、そこに問い合わせしてみる。
すると、すぐにメールが返ってきて、インド国内の大使館だったらどこでも申請できるよーとのこと!
やった!首の皮一枚つながった!
ネットを調べると実際のアガルタラで取得した人もいるみたい!
これは確度高いんじゃないか!?
ここで駄目だったら、バングラデシュは飛ばします。
まあ飛行機使わなくても、バングラデシュの北側のインドの細いとこ通れば陸路はつながってるから最悪はそれでもいいかな。
一旦宿に戻る。
午後になってから、また少し観光をしようと外に出る。
まずはルームメイトから教えてもらった、ワットパクナムというお寺に行きます。
ワットパクナムは、どうやら最近日本人に流行っている場所らしい。
まあ、そう聞くと行く気も少し失せますが、
現地ですすめられた場所はなるべくトライしようというスタンスでやってるので、行ってきます。
カオサンからワットパクナムへはバスを使って1時間くらい。
割と郊外にあるみたい。
GoogleMap上でワットパクナムを確認すると、近くに気になるお寺が2つあるので、
それも一緒に行きます。
まずは腹ごしらえ。
Chicken&riceというシンプルな名前だったけど、なかなかうまい。
カオサン近くの屋台で食べました。
バスに乗ってワットパクナムへ。
わざわざワットパクナムの1kmくらい手前でバスを降りて、気になるお寺①に行きます。
タイ版のヤマタノオロチを祀っているっぽいですね。
ヒンドゥーやクメール系の遺跡でもよく見ますが、それぞれ別物なのか一緒なのか・・・?
名前もちょっと調べたけどよくわかりませんでした。
お寺には観光客誰もいません。
規模は小さいけど、静かに見れて良いお寺です。
タイ版の絵馬。
場所は「Wat Nak Prok」で検索するとわかります。
その後はいよいよワットパクナムへ。
この緑ガラス仏塔というのが、見応えあるらしい。
でもホントに日本人しか来ないんですね。
この塔の中に緑のガラス塔があります。
塔の中の1階では、何やら大勢のお坊さんが集まって集会をしてました。
え?これ入っていいの???
ただ、上の階に続く階段の方に矢印が出ていて、日本語で「静かにしてください」と書いてあった。
ホントに日本人しか(略
どんどん上に上がっていく。
3階。
4階に緑の仏塔が!
こんなのなかなか珍しい!
人も日本人3~4グループしかいなくて、確かに穴場的な雰囲気はあるけど、
何故か騒々しい。
さっさと退散して、気になるお寺②に行きます。
朽ち果てた馬車の車輪?が樹と一体化してる・・・!
お寺を背面から望む。
お寺との間に河があるんだよねー。
どうやって対岸まで行こうか。
地図上では細い橋があるみたいなので、そのへんを散歩しながら橋を探す。
これなんだと思います?
正解はフェリー乗り場です!
フェリーで対岸まで行けるみたいだったけど、なぜか今日は閉まってました。
細い橋を見つけて、対岸へ。
これが気になるお寺②。
けっこう面白い場所だと思うんだけど、そろそろお寺飽きてきたな…。
再度バスに乗って、もうもう一つ気になっていた「エラワン美術館」と言うところに行きます。
これもGoogleMapを見ていたときに発見した場所で、美術館というよりはお寺なのにも関わらず、ステンドグラスがあるという摩訶不思議な場所らしい。
ワットパクナムからエラワン美術館へは、バスを乗り継いで2時間くらい。
カオサンからも1時間以上かかり、こちらもけっこうな郊外にあります。
郊外の住宅街。
市街地にいるとこういう普通の住宅は少ないので、ちょっと珍しくなってくる。
美術館の看板である、巨大三頭象。
象の土台になっている建物に入れるようになっています。
建物の内部。
階段をのぼってステンドグラス付近までいけます。
螺旋階段があり、天井裏へ。
天井裏には独自の世界が!
足型?
ちなみにここは中国人の観光客しか来ないところみたい。
注意書きとかも全部中国語だし、お客さんも現地人と中国人だけだったので。
30分位あれば見て回れちゃうところだったけど、なかなかいいところでした。
あれは本当に美術館なのか?という疑問は残るけど。
帰り道、最寄りのバス停に行くために、高速道路の下の工事中みたいな道路を通らなければ行けないんですが、そこに3匹の犬がたむろっている!
ちょっと怖いけど、パッと見おとなしそうなので、横をするーっと抜ければいいかなーと思ってソロソロと歩いていたんですが、気づけば道路脇にも更に3匹の犬が!
そして気づかずに2mくらいまで近づいてしまっていた…!
目が合う…。
コイツなんかヤバそう。
ソイツは僕を敵だと認識したらしく、僕に向かって大声で吠え始め、
他の犬も呼応するように威嚇し始めた。
ちょっとこれ無理そうだな…。
とりあえず道を変えるかなー、と思って後ずさりする。
すかさず脇の3匹のうちの2匹が、僕の退路を塞ぐように、走って回り込もうとしてくる。
正面にいた3匹のうち1匹も、逆側に回り込み始める。
完全に狩りの体制じゃん!
こいつらなんで野生の本能失ってないの!?
この旅で初めて、全力で走って逃げました。
途中でサンダルが壊れた(鼻緒とソールがくっついてるところが抜けた)のが感覚でわかったけど、
親指と人差し指で鼻緒を挟んで、なんとかサンダルも連れ帰りました。
犬は早めに諦めてくれたため、なんとか助かった…。
東南アジアって街中にいっぱい野犬がいて、基本はおとなしいから慣れてしまうけど、本来はホントに怖いものなんですね。
改めて認識しました。
でも、襲われてるときに1つ思ったのは、
「狂犬病の予防接種受けといてよかった。これ、襲われても最悪痛いだけだな。」ってこと。
そのせいか、おそらくパニックにはならず、手に持ってたカメラや荷物も落とさず無事生還。
やー、ほんと予防は大事だね。
その後は違う道から無事バス停までたどり着けて、宿に帰れました。
いろいろあって疲れたな。
あとちょっとお寺にも飽きてきたな。
実際、もうバンコクにいる意味はなくなったので(バングラデシュVISAの件で)、明日にはどこかに移動しようと思います。
本当はアユタヤに行こうと思っていたんですが、また今度行けそうなんでスルーして、スコータイに行きます。
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