◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト
◆2019.1.8
今日はルクソール近郊の遺跡、アビドゥスにあるセティ一世の葬祭殿と、デンデラにあるハトホル神殿という遺跡を見に行きます。
ここれらはエジプトでも、有名な割にあまり訪れる人がいないマイナーどころ。
その理由第一位はダントツでアクセスが悪いから!
どちらもルクソールより北にあってまとめてまわってこれるんですが、ルクソールからこの2箇所をまわってくるだけで1日かかる。
それにルクソールからのバスはなく、タクシーをチャーターしなちゃいけない。
しかもそのタクシーがめちゃくちゃ高い!!
1日で1,100ポンド(6,600円)らしいです。
なんでも特別地帯で警察が護衛しなきゃいけないからこの値段なんだとか。
昨日宿についたときにその話を聞かされていたのですが、同じ宿に泊まっていた日本人のおばちゃんにめちゃくちゃ勧められたこともあって、「この際だから」ということで申し込みすることに。
ちなみに相方と2人で割ると1人3,300円。
めちゃくちゃ高いので、なんとか同じ宿の韓国人や日本人の大学生を誘おうとしたんですが…。
結局うまく行かず2人で行くことに。
まあいいけどね。
そのくらいの価値はあった(気がする)ので。
朝の7時ころに集合して出発。
ナイル川沿いをひたすら北(川下)に走ります。
ルクソールから50kmちょい北に行くとデンデラがあり、更に100km北に行くとアビドゥスがあります。
今日ははじめに一気にアビドゥスまで行ってしまって、あとからデンデラに寄る形になるみたいです。
砂糖のもとになるやつをめちゃくちゃ積んでる。
宿の人が行ったとおり、途中からは警察車両がずっと後ろにくっついていました。
ドライバーに「ここって危ないの?」って訊くと、「そんな危ないはずないんだけどねー」って答えてました。
多分必要以上に安全さをアピールしたいんじゃないかと。
観光で売ってる国ですからねー。
アビドゥス到着。
ここのチケットは入場券だけで写真が取れるので良心的。
100ポンド(600円)です。
ここはセティ1世と息子のラムセス2世がつくった葬祭殿らしいです。
祀られているのは古代エジプトの神々とセティ1世自身です。
中でもこのアビドゥスの地は、昔からオシリス神信仰の場所だったらしいです。
神殿自体はあまり大きくないです。
カルナックと比べるとかなり小さいんですが、色がついている壁画が多くあざやか。
左側に座ってるのがオシリスですね。
その後ろが妻のイシス。
右側で捧げ物をしてるのは、セティ1世かラムセス2世?
神様の前で決闘している図。
個人的にけっこう好き。
王の死。
象形文字の中って結構色んな種類の鳥がでてくるんですよね。
うまくかき分けててなんとなくどの鳥だかわかるのがすごい。
ここに記されているのは過去の王の名前を記した王命表らしいです。
原始時代の落書き。
右がセティ1世で左が少年時代のラムセス2世らしいです。
ラムセス2世は王様として有名ですが、1個人としても屈強な戦士だったらしいです。
警備のエジプト人が、「ヘリコプター!ヘリコプター!」と叫んで教えてくれた場所。
天井の梁の一部に、ちょっとわかりにくいですが側面右側にヘリらしきものや飛行船らしきものが。
へー!とちょっと感心してしまったんですが、あとから調べるとただ象形文字が重なって彫られていて、そういうふうに見えるだけらしいです。
神殿の隣にあった小さな遺跡。
ここはオシリスの墓と言われている場所らしい。
一通り見学してからデンデラへ。
ここはアビドゥスよりルクソールに近い分、そこそこ人がいました。
ここは建てられた後に、コプト教の勢力に占領された事があったらしいです。
その時偶像崇拝禁止の理由から、壁画の一部が傷つけられています。
天井が綺麗。
柱の上にある顔はハトホルという神のものです。
ホルス神の妻なんだとか。
ここも全部人の部分だけ…。
なんかアルファベットっぽいのが書いてありますね。
象形文字は心なしか他の神殿より荒い。
デンデラの神殿は細い通路や階段があって探検してるみたいで楽しい。
屋外にも小神殿。
奥の部屋の天井。
ヌトという女神が太陽を飲み込んで、翌日生み出すというのが描かれているらしい。
エジプト人のおっさんが、地下に通じる道を教えてくれました。
地下に入るとちょっと雰囲気が変わる。
中南米の遺跡にこういうのありそう。
これ、ランプらしいです。
ウソです。本当は蓮の花と蛇みたい。
こっちも見学が終わった後、ルクソールに帰還。
ルクソールではカイロで宿が一緒だった人が2人新たに来ていたので合流。
一緒にまだいけてなかったルクソール神殿に行きました。
ルクソール神殿は夜10時まで開いており、ライトアップが楽しめます。
ちなみにここのオベリスクが片方パリに行ってるらしい。
これでルクソールは大体見終わりました。
そういえばルクソールの街自体は、食事どころも少なくパッとしない街でした。
これ以上長居する必要もないので明日さっさと南に向けて移動します。
明日は寄り道しながらアスワンまで行ければいいかなー。
コメント