今日の旅情報
これまでのルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン
9ヶ国目【イラン】
首都:テヘラン
為替:1レアル=0.0027円
イスラム教シーア派の雄。
国民のほとんどがシーア派。
現在の政権体制を作り上げたホメイニ師を崇拝しており、国中のいたるところに肖像がある。
ペルシャ民族が住む国であり、過去にいくつもの大国がここで栄えた。
~旅の再会~ 成田から中東イランのテヘランへ!
2018.11.28~29
色々ありましたが、今日から旅の再開です。
まずは成田からモスクワ経由でテヘランに飛びます。
成田でチェックインするときに帰りの便のチケットがあるか訊かれましたが、海路で出ることを伝えると問題なくチェックインできました。
ウズベキスタンのときは同じことでちょっと揉めたのでヒヤヒヤしましたが。
ちなみに荷物はメインバッグが10.0kg、サブのメッセンジャーバッグが1kgくらい。
最初の旅立ちのときが合計13kgくらいあったので、なぜか荷物が減っている…。
なくした物はだいたい買い直してるし、今回は冬用の物が少し増えているのに。
夏になって冬物を捨てたら余裕で10kg切ると思う。
成田→モスクワへは10Hほど。
最近、長距離移動に慣れてきたので、特に何をするでもなくぼーっと考え事をしているだけで、気づいたらモスクワに到着してました。
モスクワでの乗り換えは3Hほど。
実はここの空港の利用は3回目。
過去2回はラウンジが使えず、ビジネスラウンジのWifiパスワードをちょろまかしてラウンジ外からWifiを使わせてもらっていたのですが、今回はプライオリティパスがあるから普通にラウンジに入ってWifi使えるじゃん!…と思ったのですが、
プライオリティパスが利用できるラウンジには、Wifiがありませんでした。
仕方ないのでWifiなしで、乗り換えの3時間をラウンジで食べつなぎます。
ちなみに空港自体のWifiもあるんですが、利用するにはSMSでパスコードを受信する必要があるんですよねえ。
旅行者に対してほんとに不親切。
イランはイスラム教国。
お酒は厳禁の国なので、今のうちに飲めるだけ飲んでおきます。
ラウンジにあった、玉ねぎと鮭?のマリネみたいなやつがうますぎて食べまくった。
モスクワからイランへ! イランでおすすめのVPNアプリ
モスクワからイランへの飛行機に搭乗時に偶然、日本人女性に遭遇しました。
おすすめの場所と”TurboVPN”というVPNのアプリを教えてもらいました。
VPNに関しては中国のときにも書きましたが、中国やイランなどネット規制がある国で自由にネットを使うためにはVPNが必要です。
ちなみにイランの規制はまだゆるくて、LINE、Googleは普通に使えます。
が、YoutubeとかFacebookを使うためにはVPNが必要みたいです。
ちなみにどういう判断なのか、このブログ(はてなブログ全体)もVPNなしだと接続できませんでした。
そのためぜひイランなどに行く場合には、事前にVPNのダウンロードなどをしておきましょう!!
テヘランへのフライト! あっという間にテヘランに到着!
モスクワ→テヘランは4Hほど。
あっという間にテヘランに到着です。
飛行機から見たテヘランは意外と光が多い。
まあ首都なんだからこんなもんでしょうか。
テヘランに着陸!イランのビザはアライバルで取れるが宿泊先情報が必要!
飛行機から降りたら入国審査!!
VISAはアライバルで取れると聞いていたので、出国前にVISAの手続きを済ませます。
保険料20ドル、VISA手数料50ドルで合計8千円ほどを払って、VISA手続き完了。
ちなみにVISAの申請書には滞在先のホテル名、住所、電話番号を書く必要があります。
もちろん予約なんてしてなかったので、「忘れちゃったから書かなくていい?」なんて訊いたんですが、「電話番号だけは絶対書いて!」と言われたのでどうしようか迷う。
他の旅行者のホテルを教えてもらおうかなーと思っていたら、事務員の人がテザリングでネットを使わせてくれたので、なんとかテヘランのホテルを検索して申請書を記入しました。
Booking.comが使えないイラン ホテル探しはTripAdvisorが一番使える?
ホテル情報を記入したのですが、実はちょっと高かったので予約するのはやめて、本当の宿は街に出てから探すことにしました。
ちなみにイランのホテルはBooking.comやアゴダじゃ全くヒットしません。
規制の影響なのか…。
後日泊まった宿とかで「TripAdvisorにレビュー書いてね!」とか言われたので、TripAdvisorが一番宿情報が充実しているのかも知れません。
ビザを取得して無事イランに入国!
無事VISAを申請し入国…したんですが、気づけばパスポートにVISAも貼ってなければ、スタンプも押されてない。
あれ?と思ってもう一回確認したら問題ないとのこと。
まあイランのスタンプがあるとイスラエルに入れないとかも聞くので、問題ないのならスタンプがないに越したことはないんだけど。
ただ、スタンプがないっていうのは初めてなんで、ちょっと不安。
実は後日、このことがちょっとしたトラブルを生みます。
その時の記事はコチラ↓
出国後に荷物を受け取るんですが、VISAの申請に時間がかかってしまって荷物が回収されちゃってました。
仕方がないので荷物の受け取りカウンターに行こうと思ったのですが、どうやら隣のターミナルまで行かないとないらしい。
仕方ないので荷物がないまま一度空港から出て、隣のターミナルまで歩く歩く。
隣のターミナルまで来たが、はてどうやって入ったものか。
到着ロビーに入らなければいけないっぽいけど、「NO ENTRY」って書いてある。
まあバレなきゃいいか。
警備員がいないタイミングを見計らって目立たないように到着ロビーに入り、なんとか荷物カウンターでメインバッグを入手した。
ロストバゲージが少し頭をよぎってたんで、ホッとした。
さてこれからどうしたものか。
衝撃の事実発覚!イランにはATMが無い!
とりあえず空港でSIMカードを入手しなくては。
SIM屋を探してうろうろしていると両替商がやってきて両替を勧めてくる。
SIMがあるか訊いてみると8ドルで売るとのことだったので、そのくらいならいいかと思って打ってもらうことにした。
相場はあとから調べましたが、まあこのくらいっぽいです。
お金を下ろすため、両替商にATMの場所を訊くと衝撃の事実発覚!
どうやらイランには国際クレジットカードが使えるATMはないらしい!!
と言うことは、僕はいま持っている現金だけでイランを抜けなければならない…!
ちなみに手持ちのお金は中央アジアのあまりの200ドル+1万円。
やばい…!!
ドルはまだしもこの国で円って使えるのか?
それが使えないとたった200ドルだけで行きなくてはいけなくなる…!
とりあえずその場で日本円がイランで両替できるか調べる。
数は少ないが日本円が両替できる店があることがわかって少し安心した。
ATMがないのなら両替しなければしょうがないので、両替商に100ドルを両替してもらって4,000,000レアルをゲット。
レートはネットで調べたとおりで1ドル=40,000レアルだった。
ちなみにこの両替がイラン最大の失敗だったことが分かったのは数日後のことだった。
その時の記事はコチラ↓
https://africa-middle-east-faraway.com/iran-hyper-inflation/
メトロを使ってテヘラン空港から市街へ!
ネットで調べた所、空港から市街へはタクシーを使うしかないという情報があったのでタクシーを探して歩いていると、日本語を話せるおじさんに遭遇。
なんでも日本で働いていた事があるらしく「メトロのが安いから駅まで案内してやるよ!」とのことで、駅まで連れて行ってもらいました。
どうやら最近開通したらしいですね。
運賃は8000リアル(20円)くらい。
めちゃくちゃ安い。
紛らわしいイランの通貨事情 2種類の単位 レアルととまん
ちなみに空港でコーヒーを買おうとして知ったのですが、どうやらこの国には”レアル”と”トマン”(地方によってはホメ二と呼ぶらしい)という2つの通貨単位があるらしい。
10レアル=1トマンで、店で使うのはだいたいトマンの方みたいです。
(お札が2種類あるわけではなくて、10レアルを勝手に1トマンて呼んでるみたいな感じ。)
ただでさえ単位がデカくて計算しにくいのに、複雑…!
メトロに乗るときに同年代のシンガポール人の旅行者に遭遇した。
名前をハディと言い、僕と同じようにイランに来たばかりで、これから市街に向かうという。
「安いホテルを予約してあるから、一緒に来れば?」と言われ、なんとなく一緒に行動することに。
僕は全くテヘランの観光名所とかを調べてなかったので、願ったりかなったりだ。
一緒にメトロに乗り市街に向かう。
1時間半ほどですぐに市街に到着した。
とりあえずハディが予約している宿に向かうことに。
初の中東国!イランのテヘランの街並み
街の向こうに山が見える。
テヘランから北の方は結構山岳地みたい。
あとイメージと違って、そこそこ寒い。
街にもたまに雪が降るらしい。
冬はスキーなんかもできるらしいです。
細路地をビュンビュンバイクが通り抜けていく。
彼らは歩道や車両禁止の道でもお構いなし。
これまで訪れた国で一番危ないかも知れない…。
なぜかどのバイクもかっこいいカウルをつけてます。
裁判所。
天秤の絵が書いてあるのがかっこいい。
右の肖像はイランの指導者ホメイニ師らしいです。
しばらくハディと一緒に歩き、宿に到着した。
チェックインして荷物をおいて、昼過ぎまで休憩することにした。
テヘランでおすすめの宿 Seven hotel
今回泊まったのはSeven Hotelという宿です。
写真はちょっとありませんが、そこそこ豪華な朝食バイキング付きでいいところでした!
値段の変動はあると思いますが、当時は10ドルほどだったので今も割と格安なのではと思います!
テヘラン観光!美しいペルシャ風のゴレスタン宮殿!
午後はハディと一緒に街を観光することに。
まず訪れたのはゴレスタン宮殿。
ここは、18世紀末にテヘランが初めて首都になってから建てられた宮殿です。
ペルシャ庭園を中心に複数の建物が建てられ、20世紀にかけて何度も増築、改装されてきた場所らしいです。
いつくか棟が別れているんですが、入る建物ごとにチケットが必要なので、メインホールと他の気になった建物2つのチケットを買い中へ。
まずはメインホール。
豪華絢爛という感じ。
壁に施されたガラスが光を反射して綺麗に光っているのと、ステンドグラスが美しい。
てかこれまで、イランってこんな豪華なイメージがなかったんですが、イメージが覆されました。
外のタイル。
こちらは所々修復されていて、ちぐはぐなかんじになっている。
2頭のライオンのモチーフはウズベキスタンのレギスタン広場でも見ました。
雰囲気も似てる。
隣の建物へ。(名前は忘れた。)
こっちもなかなか。
世界各国から集めた、陶器や小物のコレクションがありました。
このピンクはイギリス。
一見洋風だけど、天井の形とかはイスラミックですね。
一通りゴレスタン宮殿を楽しんだあとは、ハディと一緒に近くの公園を散策。
ザクロ。
ウズベキスタンでもザクロの絵や石像はいっぱい見ました。
どうやらコーランにも登場する聖なる食べ物らしいです。
アッラーが力を結集した結果がザクロの実になったとか。
道端の本屋(?)。
募金箱。
災害などがあったときに、これで集めたお金が使われるらしいです。
国中のいたるところにあります。
謎な生き物。
郊外似合った観光名所、Azadi Tower(アザディタワー)と言う名前の塔。
ホテル近くの屋台街。Bab Homayoon Tourism Passageと呼ばれる場所でいろいろな出店が出ています。
ここで夕食を探しました。
チャップリンの映画が上映していた。
イラン式のチャイやお菓子を出してくれる!
紫カブ(?)を煮た物。
150円くらい。
てかイランは物価安いって聞いていましたが、そんなに安くもないですね。
サンドイッチやハンバーガーが1ドル~2ドルくらい、ケバブとかイランの料理をしっかり食べようとすると5ドルはする。
…とこのときは思ってました。
近くのモスク。
こんなかんじのモスクがいたるところにありました。
テヘランバザールへ行こうとするが、、、曜日には要注意!
最後、テヘランバザールに行こうとしたんですが時間が遅くてやってませんでした。
木曜は深夜1時までやっているという情報を宛にしていたんですが、どうやらガセだったらしい。
今日は木曜日で明日は金曜…。
金曜はイスラム教の休息日なので、ここのバザールは完全に休みです。
ま、バザールなんてどこにでもあるしいいか。
本当に人懐っこいテヘランのイラン人と見つからないお酒
1日観光しましたが、現地の人はかなりフレンドリーで何度も話しかけられました。
迷ってもいないのに(笑)、道案内してくれようとする人ばかりですごい親切な国だなーと思いました!ここまではこれまでの国でなかった!
あとずーっとお酒を探していたのですが、何度かビールを見つけるもすべてノンアルコールビール。
さすがは徹底しているみたいですね。
現地の人によると、どうやら好きな人はこっそり買ってるらしいですが、場所は教えてもらえませんでした。
街中で酔っ払ってると逮捕されるからやめとけと言われました。
明日はもう一日市街を観光して、深夜バスでエスファハンに移動します。
翌日の記事はコチラ↓
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