今日の旅情報
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30ヶ国目【南アフリカ共和国】
首都: プレトリア
為替:1ランド=7.6929円
アフリカ一の経済大国。
首都はプレトリアとなっているが、行政府があるのみ。
立法府はケープタウン、司法部はブルームフォンテーンに置かれ、分散されてる。
かつてはアパルトヘイト法により、人種差別が合法化されていた。
同法が撤廃された今でも、白人と有色人種の格差は残っている。
アフリカで最も治安の悪い国と言われ、特に最大の経済都市ヨハネスブルグは「世界で一番治安が悪い都市」と言われている。
エスワティニからアフリカ最後の国、南アフリカに突入!
前日ムババネから南アフリカの国境近くのニセラのキャンプ場に移動した話はコチラ↓
2019.5.7
今回、南アフリカに訪れるにあたっていろいろ考えたことがある。
それが「ルート」と「治安」だ。
まあ要はどこの都市に行こうかなって話。
当然、最大の経済都市と言われるヨハネスブルグには行ってみたいし、首都を構成する三都市もまわりたい。
というか当初は迷わず行く予定だった。
しかし事情が変わった。
実は今、南アフリカは絶賛選挙期間中なのだ。
その選挙にかこつけて反移民派が暴動を起こし、ただでさえ治安が悪いヨハネスブルグやプレトリアの治安がカオス状態になっているらしい。
反移民派っていうのはヨーロッパとかと同じような話で、アフリカの周辺諸国から仕事が多い南アにたくさん移民がなだれ込んできていて、もともと南アにいた人が仕事に就き辛くなって、失業率が上昇。
職からあぶれた彼らが、移民を狙って事件を起こしているらしい。
流石にそんな話をきいたら、ヨハネスブルグは飛ばさざるを得ない…。
なるべく安全な海沿いを伝ってケープタウンに行って、喜望峰と最南端のアグラス岬だけ行って、ささっとヨーロッパにずらかりましょ。
とまずはその前に、今日はダーバンという海沿いの都市にいくのだ。
ダーバンにはエジプトのアレクサンドリアで知り合った日本人が住んでいる。
何日か彼の家にお世話になる予定なのだ。
昨日泊まったキャンプサイトには鳥がいっぱいいた。
こいつら朝から元気過ぎる。
僕のことを敵だと思ったのか攻撃しようとしてきて地味に怖い。
昨日のシマウマ。
ヒッチハイクで南アフリカを目指す!!
このニセラのキャンプ場(Nisela Safaris)から国境へは30kmくらい。
大通りで一本。
キャンプ場の人の話だと、コンビ(スワジのミニバス)が走っているらしいのだけど、全然コンビが来ない!
見通しは良いのに車すら数分に1回通るかどうか。
これはやばいな…。
すぐに思考をヒッチハイクに切り替えるが全然止まってくれない。
1時間経って、やっと止まってくれた車もすぐ3kmくらい先のソーゴ(nsoko)という街までしか行かないらしい。
まあそこまで行けば状況も変わるかもしれないので、連れて行ってもらう。
・・・結局ソーゴでも状況は変わらず待ちぼうけ。
30分くらい待って止まってくれた車が、国境まで20ランド(140円)で連れて行ってくれるというので、お願いすることにした。
まあバスよりは高いけどタクシーにしたら安い値段だ。
良心的、良心的。
運ちゃんに「なんかナビの時計が狂ってるんだよね。日本人なんだから直してくれよ!」と言われ、いろいろ設定をいじるが直し方がわからない。
いろいろやってるうちにしばらくして気付いたけど、これ日本時間じゃん!
たぶんGPSから日本時間を自動取得してるんだろうね。
「スマンよ…」って事情を説明したら、謎がとけてスッキリしたのか運ちゃんは上機嫌になってくれた。
かと言って乗車賃をまけてはくれなかったが…。
すぐにラブミーサ(Lavumisa)の国境に到着。
エスワティニの出国はスムーズにいったのだが、変だったのは南アの入国審査!
アライバルの窓口に来ているのに「あなた南アにいつ来たの?」って訊かれる。
いやいや「今でしょ!」
その後もなんか噛み合わない話が続いて、「もうわかんないなら良いよ」みたいな感じでおざなりに通された。
あとから考えたら、たぶん普通の観光客は時刻から南アに飛んできて、南アからレンタカーとかでエスワティニ観光してまた南アに戻るんだろうなあ。
だから一度南アに入った前提で「いつ来たの?」って訊かれたんだ。
いやいや、紛らわしすぎでしょって思うけど。
まあ彼女もパスポートをチェックして、自分の間違いに気付いたから通してくれたんだろう。
とうとうアフリカ最南の国、南アフリカに入国したんだ。
エジプトから長かったなー。
最南端までもう少しだ。
南アは絶賛選挙中!治安悪化に注意せよ
街は選挙ポスターばっかり。
てか投票日、明日じゃん!
期せずして、こんなタイミングで来てしまった。
明日は大人しくしておこう。
まずはダーバンの街を目指す!!
キャンプ場の人には「まずはポンゴーラ(Pongola)という街に行けば、ダーバン行きのバスがあるよ」と言われていたのだけど、国境で運良くダーバン行きのバスを発見!
280ランド(2,000円くらい)。
まあまあ安いのかな?
よくわからないがとりあえず乗っちゃえーってことで乗車。
ダーバンまで一気に移動!!
南アとは言え、国境付近はまだまだ街が少ない。
けど畑があったり、
明らかに人工的に植えた木々があったり、野ざらしの土地というのは少なく、かなり土地が有効活用されている印象だった。
ダーバンまでは350km。
道の状態もよくスピードも出せるので、休憩を入れても4時間ほどでダーバンの中心部に到着した。
ダーバンに到着!!アフリカらしい?汚い街!
ダーバンの街はなんというか、
めちゃくちゃ汚い…。
バスターミナルに到着。
街中もバスターミナルも観光客なんて全くいません。
ここはまだマシだけど、来る途中にヤバそうな通りもちらほら見たし、偏見が入ってるのかもしれないけど本気でヤバいと感じる。
朝早く出て、昼過ぎくらいについて良かった…。
とりあえずすぐ近くのマックまで移動。
都会は都会だし、人通りも活気もあるんだけどね。
とりあえず友人の話を聞くまでは出歩くのはやめよう。
マックに到着。
実はマックは4ヶ月ぶり!エジプトぶりなんです!
あらためて、ああ長かったなあと感じるよ。
ビッグマックセットとコーヒー数杯だけで5時間くらい粘って、友人の仕事が終わるのを待つ。
あー人生で一番長くマックにいたかもしれない…。
てかそもそもマックなんて日本でもほとんど食べないはずなのに、妙に懐かしい感じがする。
「マック」っていう名前と看板を見て、懐かしいと感じちゃってるんだから、刷り込みって本当に怖い。
外国人エリアのウムランガは白人の街 人種の壁は厚い
約束の7時ころ友人と合流。
彼の車で彼の家まで移動。
ちなみに彼が住んでいるのはダーバンの北にある「ウムランガ(Umhlanga)」という街。
この街は駐在外国人や白人が住むエリアで、黒人は店員以外はほとんど見かけないようなところ。
中心街とは対照的で、南アについて初日からアパルトヘイト時代の影を強く感じてしまった。
ちなみに「ウムランガ(Umhlanga)」は現地語読みだと発音がすごく難しいです。
南アはズールー系の民族が住んでいるから、たぶん彼らの言葉なんだと思うけど…。
クリック音っぽい音を出さなきゃいけないのです。
夕食は彼と彼の同世代の同僚と一緒にレストランで。
会計時のレシートがこれ。
こっちはバリバリのイギリス領だったので、チップ文化がはびこってるのです。
金額は544ランドなんだけど、チップ金額とチップを含めた金額を僕らが書かなきゃいけない。
すげーめんどくさい。
てか書かせるのはどっちかで良くて、答え合わせは定員がやれよ!とも思うのだが…。
ということで、これから数日はダーバンの彼の部屋にお世話になります。
マンションの部屋からの夜景。
さすが南ア。東京かと思うような町並み。
明日は選挙の投票日!
本当は部屋でおとなしくしていようと思ったのだが…。
翌日の記事はコチラ↓
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