今日の旅情報
これまでのルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→モザンビーク→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ジンバブエⅡ→モザンビークⅡ→エスワティニ→南アフリカ→レソト→南アフリカⅡ
喜望峰
アフリカ最南西端にある岬。
大航海時代に西洋人に初めて発見されたときは「嵐岬」と呼ばれるほど、海が荒れたところだった。
その後バスコ・ダ・ガマがこの岬に先がインド航路につながっていることを発見すると、「Cape of good hope(希望の岬)」を呼ばれるようになった。
アガラス岬
アフリカ最南端の岬。
15世紀末にヨーロッパからインドへの航路を探索していたバーソロミュー・ディアスが到達し、大西洋がインド洋につながっていることを発見した。
後日ディアスの情報をもとに、バスコ・ダ・ガマがヨーロッパからインドにつながる「インド航路」を切り開いた。
ついにアフリカの旅が終わる 喜望峰とアフリカ大陸最南端のアガラス岬へ
前日レンタルバイクが借りられなかった記事はコチラ↓
2019.5.17
昨日失敗した最南端到達。
今日は再トライです。
昨日のうちにレンタカーは予約しておいた。
開店8:00ちょうどに着くようにレンタカー屋に向かう。
南アフリカ名物ビルトンを携え、レンタカーで出発!!
途中のショップで買物。
これ、南ア名物の「ビルトン」です。
ビーフジャーキーみたいなもので、色んな種類があります。
多分南アのスーパーならどこでも売ってます。
ちょっと高級めのスーパーとかに行くと、ちょっと生っぽいやつが量り売りしてたりするんですがそれがかなりうまい!!
南アのドライブには必須なので、2つほど購入~
観光案内所で紹介されたレンタカー屋「AroundAboutCars」。
1日レンタル(朝8時~翌朝8時に返せばよい)で、485ランド(3,500円くらい)。
車はヒュンダイ製。
そう言えば、南アに来て日本車率が下がった気がする。
ヒュンダイもそうだけど、ベンツとかヨーロッパの車もそこそこ見るし。
手続きはちゃちゃっと済ませて出発!!
ちなみに、こっから最南端まで寄り道せずに往復しても8時間くらいかかるらしいです。
喜望峰とかに寄り道したらなおさら!
返却は明日の朝なのでそれは大丈夫なのですが、夜遅くなると治安も心配だし、疲れもね…。
ということで、今日はなるべく寄り道せず弾丸で行ってきます!
街を出で西側の海沿いの道を喜望峰に向けて下っていく。
見晴らしがいい海沿いの道を、まずは”ペンギンビーチ”ボルダーズ・ビーチへ!!
ここらへんはかなり景色が良い。
途中で「チャップマンピークドライブ(Chapman’s Peak Drive)」という有料道路を通った。
いくらだったかは忘れました!けどそんなに高くはなかった!
お金はかかるけどマプトで会った旅人にオススメされたところだったので、迷わずIN。
景色は抜群。
サイモンズタウンというところまで来た。
崖に家がいっぱい張り付いてるみたい。
ビーチはなかなか綺麗。
ここはフォールズ湾という湾に面しているところ。
向こうに見えるのは湾の反対側です。
サイモンズタウンまでは電車が通っている。
だからここまで電車で来て、自転車で喜望峰に行く人もいるみたい。
超きついっぽいけど!
まずは最初の目的地、「ボルダーズ・ビーチ」というところに行きます。
ボルダーズ・ビーチはペンギンビーチなんて呼ばれてる、ペンギンを保護している国立公園です。
ボルダーズ・ビーチに到着!!吠えるペンギンたち!
到着~。
が、入場料が意外と高い。
152ランド(1,000円くらい)。
けどここまで来たので入ります!
入ってすぐ、海がある。
ここにいるのかなーと思ったけどいない!
正解は茂みの中でした。
吠えてる?ペンギン!
声がやばすぎる!!
「ぼえ~!ボエッボエッ!ヒック!ボエッ」みたいな。
動画上げたいけど、時間かかるので余裕ができたら上げます。
別の砂浜のほうに大量にペンギンがいた!!
あっちこっちに穴を掘って巣にして、子育てをしているみたい。
赤ちゃんペンギン。
エサの共有をしているのか?
走ってくるペンギン。
これもすげー面白かった。
途中に穴ぼことかがあるとぴょんて跳ねるんだよねー。
海の方にもいっぱい。
でも泳いでいるペンギンは見れませんでした。
多分いたと思うんだけど、遠すぎて確認できず!
(歩道から出ちゃいけないんです。)
ちょっと寄るだけのつもりが1時間も使ってしまった。
これは急がねば。
最南西端の喜望峰へ!!いよいよアフリカの旅の終わりも近い
次の目的地は喜望峰です。
対岸が綺麗に見える。
こんな感じの曲がりくねった道を飛ばしていく!
南アは一般道でも120kmくらいまで出せるところがあるので、けっこう早く進める。
こういった曲がりくねった道でも、確か80kmくらいは出せた気がするし、街と街をつなぐ幹線道路だとだいたい120kmです。
喜望峰の国立公園に突入。
ここも有料です。
南アの旅はけっこうお金がかさむ…。
ちょっとあたりの雰囲気も変わってきた。
だだっ広く茂みが広がって見通しがいい。
「なにか」がある雰囲気だ。
綺麗な海。
喜望峰の先っぽまでもう少し。
そして…
到達~~!!
がここで油を売っているヒマはない!
一応写真だけ撮って、すぐに再出発!
最後はアフリカ最南端アガラス岬へ…
ここからは4時間ほど、ずーっと車を運転していた。
これでアフリカの旅は終わりになる。
何かを回想しようと思ったけど、あまり綺麗な思い出はないな…。
人種の違い、アフリカの問題、ボランティアたちの苦悩…。
正直どう対処していいかわからない、モヤモヤとしたものだけが残った気がする…。
が、僕はやはり日本人だから(なのか?)「解決」を望んでしまう。
それが本人たちに望まれないとしても。
・・・あまり考え事に気を取られていると危ない。
車は時速120kmで最終目的地に向っている。
運転に集中しなくては。
ついにアガラス岬の入り口へ!終わりのときも近い。
ほぼノンストップでアガラス岬に到着。
この時点で時計は4時をすでに回っていた。
アフリカ最南端の標識。
ここからは徒歩で向かう。
海辺のベンチには誰もいない。
客はもう一組が僕と入れ違いに去っていった。
他には誰もいない。
1人だけの時間だ。
歩道を通って行った。
インド洋と大西洋を分かつアグラス岬。これにてアフリカ縦断…完了
歩道を通っていったら海辺にでた。
見つけた…!
インド洋と大西洋を分かつ、アグラス岬。
その先端だ。
到達したんだ…。
4ヶ月以上、カイロからずっとここを目指してきたけど、実はあまり達成感というものがなかった。
確かに最初はここを目指しながら来たのだけど、だんだん、現地の人(アフリカ人&日本人)に会って話を聞いて、アフリカの街、文化、国民性、それを知っていくそのプロセス自体が楽しく、満足感があったので、途中から最南端なんてどうでも良くなっていたのだ。
まあそれでも流石に今日はここまで来たけども。
ただ、流石にここの場所に立ってみると、少し感じる物はあった。
満足感とは違うが、すごく静かな、喪失感みたいな気持ちに近い。
この場所もすごく静かで、人もいない。
このオブジェ以外特に特別なものはない。
この大陸の果てと言うにふさわしい、静かで特別な場所だった。
僕にとっては。
ちなみに誰もいなかったので、記念碑のところで写真をとるのが大変だった。
普段だったらそこまでして写真なんて撮らないんだけど、流石にこの場所に立ったらね…。
ということで石を積み上げて自作の三脚を作って撮りました。
満足なり。
近くにアフリカ大陸を模したオブジェがあった。
ここが最南端。
左から喜望峰とアグラス。
キリマンジャロ。一段と目立つ。
北側から。
少ししてからアグラスを発った。
走りながら見た夕暮れ。
アフリカの夕暮れを見るのも今日が最後だろう。
明日は多分宿でゆっくりしているだろうし、明後日はもうアフリカを発つ日だ。
まあ、またここの夕日が名残惜しくなったら、アフリカに来よう。
工事渋滞などにも巻き込まれ、ケープタウンについたときには夜の9時を過ぎていた。
流石に途中運転が辛くなったが、どうせ死ぬならヒュンダイじゃなくてトヨタで死にたかったので頑張った。
でも本当に南アの夜ドライブは危ないと思う。
街頭とかがほとんどない道で120km出さなきゃ煽られたりするし。
しかもたまに道を人が横断するんだよね…。
正直アグラスに行くのなら2日かける計画をオススメします…。
急いで車を所定の場所に停めて宿に戻る。
この時間でも街は活気があった。
金曜だからだろうか。
路上に人も多かったのでそこまで危険な感じもしなかったが…まあ急いで戻りました。
これでアフリカ縦断完了してしまった。
明日はのんびり今後の計画でも立てようと思います。
翌日の記事はコチラ↓
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