◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→モザンビーク→マラウイ→ザンビア
◆26ヶ国目【ザンビア共和国】
首都: ルサカ
南部アフリカに位置する内陸国。
独立前は、イギリスの「アフリカ縦断計画」とポルトガルの「アフリカ横断計画」の狭間で揺れ動いたが、最終的にイギリスの植民地になっている。
地下資源が豊富で主に銅が取れ、外貨獲得手段は大幅に銅の輸出に頼っている。
日本の10円玉の原材料の銅も、ほとんどがこの国からの輸入したもの。
◆2019.4.9
数日いてわかったマラウイ人の特徴。
①フレンドリー。「Hello!!」って言うと「Fine and you?」って返ってくる。「How are you」がない一段飛ばしのコミュニケーション。
合言葉は「Most welcome」。
②バスやタクシーの交渉では、基本事前に決めた金額を覚えていない、もしくは客引きから乗務員にちゃんと伝わっていない。(ていうかそもそも覚える気がない。)
③お釣りの計算、やりくりが苦手…。
ともあれ、今日はザンビアに移動する日。
ほんとはマラウイは北部のほうまで行こうと思ってたんだけど、もう十分マラウイの雰囲気はわかったから良いかなーと思ってしまった。
リロングウェに3日もいたしね。
まあ未練が残ってたらまた来よう精神で、今日は次の国ザンビアの首都ルサカに移動してしまおう。
朝5時にバスターミナルに来いと言われていたので、4時半ころ宿を出発。
JICAの彼に教えてもらった宿の近くのタクシー乗り場を探すも、、、いやこれ絶対早すぎてタクシー集まってないよね…。
それっぽい場所はあったんだけどもぬけの殻。
仕方ない…歩いていくしか無いか。
(てかこういうパターン多いな。計画性のなさが出ている。)
ちなみにリロングウェはアフリカの中では相当治安のいい都市です。
それでも外国人が集まるここらへんは少し治安が悪く、外国人を狙った事件などもたまに起きているらしい。
それに野犬が多いんだよね…。
彼からも聞いたし、明らかに夜になると犬の吠え声が多すぎる。
とりあえず犬や悪い人に出会ってしまった場合のために、石を両手に持って道を進む。
ヤバい犬に会ったら石を投げて戦えって獣医さんが言ってたし!
あとココらへんの悪い輩は銃を買えるような感じじゃないそうなので、場合によっては石で応戦できるはず。
球切れにならないように、ポケットとかにも石を忍ばせ。
バスターミナルまでは2kmほど。ほんの20分くらいだ。
昨日きた河の畔のスラム街。
暖を取るためか火をたいている。
なんかこえーな。
なんとか何事もなくバスターミナル近くの市場に到着。
人が多くなって少し安心できたけど、ここでも少し暗いし雰囲気もあまり良くない。
早くバスに乗ってしまいたいな。
バスの所に到着。
中はパッと見きれいなシートなんだけど、実はこれ5列シートなんだよね。
しかも乗車率は100%以上!通路に立っている人もいる!!
ミニバスで慣れているとは言え、長距離バスでこれは狭すぎる!
バスは予定通り6時ころに出発!
車窓からのマラウイの景色。
マラウイはこういう黄色い花の咲いてる気が多かったんだよなー。
名前なんていうんだろ。
2時間ほど走って国境。
マラウイのイミグレで出国スタンプをもらって、次はザンビアのイミグレへ。
ここもイミグレ同士が近くて助かる。
ザンビアなりのおもてなし。
これは誰か個人が作ったのか行政が作ったのか…。
どちらにしても今までで一番ローカル感漂う「Welcome」かも。
イミグレ内にコンドームあった…。
どうやら10%以上も感染してるらしい。
アフリカの中では治安もよく、経済成長率も安定していて優等生に見えるザンビアだけど、その影ではHIV感染率や失業率が問題になっている。
26ヶ国目のビザ&スタンプゲット~!!
どうやらこのスタンプが入国スタンプ兼ビザらしい。
アフリカの今までの国だと、シールタイプで丸々一ページ使うでっかいやつが多かったから、これはちょっと小さい!と思ったけど、結局1ページ専有してるんだよね…。
てか本格的にページが無くなってきた。
南アまではギリギリ持ちそうだから、南アで新しいのを発行してもらおう。
ここからはまたバスに乗ってルサカを目指す。
バスの中に売りにきたローカルのジュース。
モザンビークのFIZZ(ローカルソーダ)がまずかったので、期待せずに飲んでみたけどなかなかイケる!
さっすがアフリカの優等生ザンビア!
これまたバスに売りに来た売り子からSIMカードを購入。
10クワチャ(90円)だった。
「アクティベート完了してるよ!」って言われたけど、使えずあとから確認したらアクティベートなんてされていなかったことが判明…。
SIMはその場で確認できないことも多々あるけど、このパターンは初めてだよ。
何がアフリカの優等生だよばかやろう。
国境線を過ぎてネットも使えず、ぼーっと窓の外をみて時間を潰す。
空を見ていたらどんどん雲が多くなってきた。
こりゃどっかで降るな、と思ったら案の定雨が降ってきた。
なんか濡れるな!と思ったら、どうやら窓のサッシに溜まった水がバスの車内側まで入ってくるみたい!
これは敵わんなあ!
必死でカーテンを使ってガードする。
今、マラウイやザンビアは雨季から乾季に入る所らしいけど、いやー昨日までキャンプだったから雨が今日で良かった~。
気づいたら床にはゴミゴミゴミ。
ねえ床はゴミ箱じゃ無いんだけど。
お昼になったので、途中でバナナを買った。
二口サイズのバナナがこれだけついて2クワチャ(18円)!
ザンビアって少し物価が高いイメージがあったけど、これは安心できる。
雨がやんで少し晴れ間が見えてきた。
入道雲が日本の夏みたいだ。
そう言えば去年の夏はほとんど日本にいなかったな。
最近桜の写真が何人かから送られてきた。
そろそろ見頃が終わるらしい。
そういえば桜を見ない春は生まれて初めだな。
燃えるようなアフリカの夕焼け。
アフリカではどこの国でも、狙っていないタイミングできれいな夕焼けが見れてしまう。
夜7時ころルサカに到着。
着いたバスターミナルは「inter city bus terminal」というところだったが、これがすごいのだ!!
市場とバスターミナルがくっついて、隣にカジノとショッピングモールが建ってるみたいな!
バスターミナル・市場内も人が多くカオスな雰囲気!
ここ散策したら面白そう!
いろいろ写真とかもとりたかったけど、ちょっと時間が遅いので断念。
少し危険そうな雰囲気もあったしね。
大人しく飯を食って、早々に宿に向かうことにする。
バスターミナル内のローカル店で食ったシマ。
これでも20クワチャ(180円)。
うん、物価高くない!
そしてどんどんシマがうまく感じられるようになってきた。
おかずに対してシマの量が多いなーと思っていたら、同席して少し話をしていたザンビア人からチキンを分けてもらい、お陰様でシマ完食!
シマ!全然食べられます!!
これで一つアフリカで暮らすための障害を越えてしまった。
宿は実はまだ決めていなかったのだが、ここから2kmくらいの「fairview」という地区(Lusaka backpackersという宿があるとこらへん)にゲストハウスが集まっているのを地図で確認していた。
このくらいなら歩けるだろ!!って思ったけど、今日の朝もそうだけど暗い中一人で歩くとかホントはだめなんだよね。
タクシーにきいたら20クワチャ(180円)とかで「安宿連れてってやるよ~~!!」とか言われたので、ひじょうに不本意だけどお願いすることに。
いくつか回ってもらった中で、最安の宿「Flintstones Backpackers」(翌日撮影)。
ドミトリーが80クワチャ(720円)。
Wifiがけっこうサクサク。部屋もそこそこきれいじゃん!って思ったけど、
ん?あれ?よく見たら下段の別途の天井低くね?
ちょうどバックパックの高さくらいしか無いよこれ!
これじゃベッドに腰掛けるのは子供だって辛い!!
まーそれ以外はいい宿でした。
ビリヤードとかもあって、欧米人やアラブ系?の人たちが遊んでいた。
かと言ってそんなにうるさい感じでもなかったし。
割と過ごしやすい宿だった。
ただ、ベッドがね…。
とは言っても一日移動してそこそこ疲れたようで、天井の高さなんて気にならず眠りについてしまった。
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