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ハルツーム
白ナイルと青ナイルが合流する場所にある、スーダンの首都。
スーダンの首都はハルツーム市であるが、首都圏はハルツーム、バフリ、オンドルマンの3市から構成されており、それぞれの市はナイル川で区切られている。
また、この3市のエリア全体はスリーシティと呼ばれる。
いよいよシェンディから首都のハルツームに向けて出発!!治安が良いスーダンではヒッチハイクが最高!
2019.1.18
今日はいよいよ首都ハルツームに移動する日です。
ここシェンディから、昨日と同じように幹線道路まで出てヒッチハイクする。
今日は10分くらいで車が止まってくれ、ちょうどハルツームまで行くから乗せていってくれるという。
気さくなお兄ちゃんと寡黙な親父というような二人組だった。
どうやら旅行会社の社員で、ポートスーダンに出張で行った帰りだったらしい。
自然と旅行の話で会話が弾む。
だが途中、道路から外れて砂漠の中の道なき道を走り始めた。
どこに行くのか訊くと、飯を食べに行くという。
そういえば乗せてもらうときも、「〇〇で飯食うために寄り道するけどOK?」みたいなこと訊かれたな。
どこかの街に寄るのかと思ったが、とてもじゃないがこの砂漠の先に街なんてないだろう。
ナイルのほとりの小さな動物園
少しすると森の中のカフェ?のような場所に出た。
木がしげっているのは、ナイル川が近いからみたいだ。
ここは動物園らしく、何種類か珍しい動物が飼われていた。
こういうサル、何サルっていうんだっけ?
ワニとか。
ゾウガメもいる。
ケープハイラックスと呼ばれるたぬきの仲間と思われる。
てか、こんなとこに動物園があって誰が来るんだよ!?と思ってたら、地元の学生っぽい若者が団体でぞろぞろ来てました。
地元では有名な場所なのかも。
一応場所を書いておくと、以下の座標”16.34221, 32.69957”あたりの場所です。
スーダン料理までごちそうになる。スーダンはスイカもおいしい
ここで食事をごちそうになる。
手前の茶色いやつは魚の唐揚げだった!
なかなかうまい。
中央の白いプリンみたいなやつはアシーナというらしい。
食感はプリンと言うよりババロアみたいな感じで酸っぱかった。
あ、そういえば基本的にスーダン料理は素手で食べます。
最初の頃は抵抗があったが、1週間も暮らしているとなんでも慣れるものらしい。
その後はスイカ祭り!
めちゃくちゃ食え食え言われて、久しぶりにお腹が100%いっぱいになるまで食べた。
旅してると、食うのがきついくらいいっぱい飯を頼むことってなかなかないからね。
すぐ近くからはナイル川も見えた。
再び車に乗り込みハルツームを目指す。
ハルツームに到着!頼りのユースホステルは休業中
程なくハルツームに到着した。
ハルツームではダウンタウンにおろしてもらった。
今日の宿は予め調べておいたユースホステルに泊まる。
泊まる予定だったユースホステル。
何故かやってませんでした。
デモの影響?中にスタッフらしい人はいたんだけど、ダメダメって言われました。
他の宿を探さなくては…。
スフィダンス?レスリング?ハルツームでは奇妙な儀式が楽しめる
宿を探し始めたこの時点で午後3時ころ。
実は僕は今日、ハルツームで見たい物があるんです。
スフィダンス(sufi dance)という儀式で、毎週金曜の午後4時ころからやっているらしい。
これから宿を探してから行っては間に合わない。
仕方ないので、荷物を持ったまま一旦スフィダンスを見に行くことにする。
時間もないのでタクシーでスフィダンスが行われる、オンドルマンのHamad al-Nil Cemeteryというところに向かう。
ちなみに金曜日(噂では水曜日も)には、相撲のような伝統的なレスリングが街のどこかで行われているようなのですが、時間も同じくらいなので今回はスフィダンスを優先して諦めました。
場所は以下に情報があります。誰か行ったらどんな感じだったか教えてください。
伝統のスフィダンスとそこに集まる大学生たち
スフィダンスが行われる、モスク前の墓地についた。
こちらが会場。
めちゃくちゃ賑わっている。
でも、なんか雰囲気が観光客向けっぽい。。。
やたら一緒に写真を取ってくるオジサマたちや、大学で日本語や中国語などの外国語を習っている若者たちがいっぱい居て、めっちゃ積極的に絡んできたり、スーダンについて説明してきたりする。
こいつらは何が目的なんだろう…。
チップの要求などが全くないので、逆に不安になってくる。
スーダン人はフレンドリーだって知っているけど、それでも絡んできすぎである。
いつかパレスチナで会った現地人と同じ雰囲気を少しだけ感じてしまった。
スーダンという国の現状を知ってほしい…みたいな。
考え過ぎかも知れないが。
ちなみに観光客は、僕と例のチェコ人、それにヌリのピラミッドで会ったオーストラリア人グループ。
スーダンで会った人が大集合してました。
トータル20人くらいはいたかな。
しばらくすると何人かが太鼓を叩き始め、それに合わせて音楽も流れ始めた。
それからはもう、メッチャクチャである。
みんなで歌いながら行進したり。
剣とかを持ってみな、思い思いに舞う。
統一の取れた踊りなどでは全然なくて、とりあえず音楽に合わせてその場を盛り上げればいい!みたいなそんな感じ。
地元の観客は輪になってそれを見ているんだけど、ダンスが佳境に入ると、周りの輪になっている人たちもみな歌ったり、肩を組んで前後に揺れ始めたりした。
ちなみに観光客は輪の中心の特等席みたいなところで見させてもらえます。
こういうのも観光客向けっぽいと思う点。
1時間半くらいでダンスは終わった。
なかなか迫力はあったので面白かったけどね。
ちなみにこのスフィダンスというのは、イスラム教のスフィ派の儀式らしい。
遠くの昔に亡くなった、スフィ派の始祖の存在を忘れないようにするための儀式らしい。
ちなみにスーダンではスフィ派とスンニ派のムスリムがいるらしい。
シーア派は危険思想とされていて、スーダンでは禁止されているらしい。
(法律で禁止されているわけではないと思うが。)
同じイスラム教の中でもそういう偏見のようなものはあるみたいだ。
ダンスが終わった後はまた学生たちが寄ってきて、「明日〇〇に連れて行ってあげるよ」みたいな約束を観光客とし始めた。
僕のところにも、僕が行こうとしていたラクダマーケットに連れて行ってくれるという若者が来たのだが。
やっぱりなんか胡散臭いし、思いの外ラクダマーケットは市街から遠い(ダウンタウンから2時間ほど)ということで、丁重にお断りすることにした。
ちなみにこのスフィダンス、第2部があります。
だいたい観光客は第1部だけで帰ってしまうようですが。
僕は第2部を少し見ていたけど、暗くてよくわからなくなってきたのでやめました。
ハルツームのホテルはネズミが出る
まだホテルを見つけていなかったのだが、チェコ人の紹介で安宿街(AL SOUQ AL ARABI:通称アラビスークの周辺)にある300ポンド(600円)シングルの宿へ。
外観はこんな感じ。
Saber Tourist Hotel。
こんな感じのなにもない汚い部屋。
もちろんシャワーは水のみ。
というかまだスーダンでお湯シャワーとか見てないな…。
まあシャワーはあるだけマシか。
ちなみにスーダン、どんないいホテルでも悪いホテルでも、掛け布団一切ありません。
夜は少し冷えるため、僕は寝袋を布団代わりにしてました。
ほんと、持っててよかった寝袋だった。
夜、寝ようとしていると視界の端を何かが動いた。
どうやらネズミがうろちょろしているらしい。
1度や2度ならいいんだけど、何度も何度も部屋に現れるので流石に耐えかねて部屋を変更してもらうことにした。
シャワー付きの部屋はなかったためシャワーなしの部屋に変えてもらった。
ネズミ部屋で寝れるほどにはまだ神経は太くなかったよう。
まあハイエナに狙われながら眠るよりマシだが。
さて首都まで来たが、明日は何をしようか。
考えながら眠りについた。
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