◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト
【アブシンベル神殿】
ラムセス二世が建造した神殿。
以前、巨大なダムの建設計画により湖の底に沈む予定になっていた。
しかし国連やユネスコの活動により、もとの場所から離れた場所に移築されることで水没は回避された。
ユネスコの世界遺産はこの移築工事がきっかけで創設されたため、「世界遺産という概念をつくった遺跡」と呼ばれることもある。
◆2019.1.11
アブシンベルのツアー参加のために朝3時に起床して3時半にはロビーに集合。
アブシンベルツアーはなぜだかどこの会社で申し込んでもこの時間になるらしい。
理由はすごく気になるが、宿の人に訊いてもよくわからなかった。
ちょうど朝日が昇る6時ころ、一度バスを降りて休憩を挟む。
バスを降りてよく見たら、あたり一面砂漠だった。
ここから南、スーダンのほうは本当に砂漠地帯しかないらしい。
こちらが休憩場所。
少し休憩してから再度バスは砂漠を突き進む。
8時ころ、バスはアブシンベルに到着。
アブシンベル神殿は本来、この湖の底に沈むことになっていた。
ちなみにこの湖の向こう側はスーダン。そのくらいもう国境付近まで来てます。
チケット購入。
ガイドなんて頼んでないのに、なぜかガイドチケットを買わなければいけないという不思議。
学生料金にしてもらって113ポンド(700円くらい)だった。
アブシンベル神殿は大神殿と小神殿で構成される。
こちらが大神殿の正門。
4体並んでいる石像は、どれもラムセス二世のものらしい。
ラムセス二世ってヒッタイトとの戦いとかでも有名ですがエジプト中に神殿や自分の石像をつくりまくったことでも有名みたい。
勇敢な戦士だったらしいんですが、それだけ自己顕示力も強かったんだろう。
ちなみに神殿内部での撮影は、カメラチケットが必要。
300ポンド(1,800円)という足元を見たような値段。
王の谷同様、こちらも神殿から出るときに写真撮っていないかの抜き打ちチェックをされました。
他の人はほとんどされてなかったのに…。
コソコソ撮るのはアジア人の若い男だとかって思われているんだろうか。
まー確かに、こんなにカメラチケット高いのに欧米人はけっこう買ってたりするんですよねー。
やっぱ金持ちだなーと思ってしまう。
こちらが小神殿。
一通り見終わった後、神殿を一周してバスに戻る。
登っちゃいけないのに余裕で登っている。
11時ころ、アブシンベル後にし砂漠をひた走ってアスワンに帰る。
実はアブシンベル以外に、今日は最後にもう一箇所行きたい所があるんです。
イシス神殿という神殿で、こちらはアスワン郊外のフィラエ島という湖に浮かんだ島にあります。
バスがアスワンに戻る前にフィラエ島の近くを通り掛かったので、途中で降ろしてもらい、島に渡るためのフェリーが着く船着き場に歩いて向かう。
こちらが船着き場。
フェリーで島に渡る前にチケットを購入しなければならないのでチケット購入。
学生料金で70ポンド(420円)。
島に渡るフェリーを探さなければならない。
値段は固定ではないので交渉しなければならないんだけど、チケットを買ってから値段交渉しなければならないという、不利な交渉なんです。
(高いからやっぱやめ!とかできないからね。)
僕はもうひとりの日本人と一緒に来ていたんですが、ここでフェリーと交渉中のデンマーク人を発見。
交渉に加勢に入って、なんとか1人往復100ポンド(600円)で乗せていってもらえることになった。
よくわからんが顔が険しい船頭。
すぐに目的のフィラエ島が見えてくる。
湖からもその遺跡が見える。
イシス神殿に入場。
ちなみにこのイシス神殿も、アブシンベル同様に湖の底に沈む予定だったのを、移築したものです。
内側の女性っぽい神がイシスです。
右側の真ん中の神をホルスだと思う。
ホルスはイシスの息子で、イシスがホルスを支えている図?
柱の顔はデンデラでも見たハトホル。
ハトホルはホルスの妻のため、イシスとは嫁姑関係。
なんか警備のおっちゃんに話しかけられ、いろいろ連れ回された。
ここから見ると柱が綺麗だよーとか。
ここからハトホルの顔が見れるよーとか。
こっから見る小神殿が綺麗!とか。
一時キリスト教徒に占拠されていたため、十字架があるよ!とか。
いろいろ案内してもらいました。
普段はチップなんて渡さないんですが、何も要求せず帰ろうとするので10ポンドだけですが渡してやりました。
前どこかでチップで10ポンド上げたときは、安すぎて鼻で笑われることもあったんですが、今回は嬉しそうに受け取ってもらいました。
神殿周りには小神殿がいくつもあるし、少し迷路みたいになっている。
これも古代エジプトなんだろうか…。
柱の装飾がなかなか見事。
さっきのおっちゃんがまた登場。
草むらのなかに連れて行かれて、
へんな通路のなかに連れて行かれました。
何があるのかと思ったら、右側の壁にあるメモリみたいなやつを指さして、「ナイル!ナイル!」だって。
どうやらこの遺跡がナイル川沿いにあったときに、ナイル川の水位をはかるためのメーターだったらしい。
カイロにあるナイルメーター的な?
と、一通りの見学を終え、アスワンに帰りました。
エジプト最後の日を噛みしめるように、アスワンの街をうろつく。
夕食はラザニアと、
チキンをはしご。
アスワンでうまかったもの2つ。
いやーアスワンの街、なかなか良かった。
これで思い残すことなくスーダンに旅立てます。
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