◆ルート
◆現在地および移動ログ
【ゴールデンロック】
別名チャイティーヨとも呼ばれる聖なる岩とその上に作られた仏塔(パゴダ)。
伝説では最初、ブッダの髪の毛に建てられたため、重力に反する力を手に入れたらしい。
巡礼の場所としても有名だが、特に3月や10月の満月の夜には多くの巡礼者が集い、9,999本のキャンドルをそなえる。
◆2018.9.2
午前中~夕方まではいろいろやりたいことがあったので、近くのカフェ・レストランに行って時間を潰します。
そして夕方頃にゴールデンロックに登り、野宿→日の出を見るというのが今日~明日のプランです。
一晩お世話になった汚いホテルを出る。
ついぞネットで噂の有吉似のスタッフには会えなかった。
少し街を歩く。
こじんまりした街で、端から端まで歩いてもせいぜい20分くらいで済みそうだ。
謎な遊園地があった。
ただ、ここのどんなアトラクションより後述する暴走トラックの方が魅力的な乗り物に違いない。
Mapを見ると近くに寺院があるようなので行ってみた。
なんというか、昔僕が行っていた幼稚園にあった雑木林みたいだ。
子供の僧侶が遊んでいた。微笑ましい。
ミャワディでも見た麺料理の屋台がここにもあったのでいただく。
やはりうまい。
が、その名前で検索してもヒットなし!
”ခါက္ဆြဲသုတ္”が名前だよ。覚えたかな??
ちなみに発音は忘れました。
おそらくモヒンガーという国民料理の亜種だと思うんだけど、正体は不明。
まあそもそもモヒンガー自体が、インドで言うカレーみたいな幅の広い料理であるらしいけど。
良い空だ。夏ももうすぐ終わる。
昼ころ、ネットで天気を確認。
今日以降は連日の雨であるらしい。
しかし!今夜の20時~明日の6時のみ降水確率は20%以下!!
これは今日野宿を決行するしかないな!
昼過ぎから16時ころまでひどい雨に振られたが、ここを出発する17時ころにはすっかり止んで、そこそこいい天気に。
ちなみにカフェでは数時間いるうちに、2回停電しました。
ここも電気が足りない国です。
ここキンプンからゴールデンロックまで登るには、乗り合いトラックに乗らなくてはなりません。
ということでとりあえずトラックステーションへGo。
ちなみにトラックステーションは、ホテルから徒歩3分くらい、カフェから徒歩30秒くらいです。
この話だけでもこの街の小ささが分かるでしょう。
乗り合いトラックは1列に6人、ピッタリぎゅうぎゅう詰めになるまで人を詰め込んで、やっと走り出します。
このトラックがめっちゃくちゃハイスピードで面白かった!
写真で少しは雰囲気伝わるかなー?と思うんですが、半ばジェットコースターです。
ちっちゃい遊園地にある、子供でも乗れるようなヤツより怖いかも知れない。
みんなで叫んでました。
ちなみに山には霧がかかっている。
が、上を見ると青空も覗く。
んー際どい天気!
ちなみにロープウェイは動いてませんでした。
(翌日は動いている姿を見たので、時間帯?)
バスは40分くらい走る中で途中で数回止まり、人を降ろしていました。
普通にローカル住民の交通機関としても機能しているみたい。
途中でミニチャイティーヨ。
頂上のトラックステーションにつく。
この光景は峨嵋山(中国)で見た。
もうすぐ日没だが。。。
綺麗な夕日は拝めそうにない。
土産物屋が並ぶが、オフシーズンのためか活気がない。
ミニチャイティーヨと夕日。
これ見て、「このくらいのサイズ感とこのくらいの曇り感が良いのかも知れない」と思ってしまった。
が、一応ここまで来たので先に進む。
ここで外国人はお金を払います。
事前情報では6,000チャット(500円くらい)と訊いていたんですが、実際は10,000チャットでした。
(壁に料金の張り紙も貼ってあった。)
値上げしたのだろうか。
支払いをするときに「ホテルはどこだ?」と訊かれたのですが野宿と言うのもバツが悪いので、「歩いて帰る」と答えました。
もうトラックの最終便は終わっているのでね。
めっちゃびっくりされましたが。
更にミニチャイティーヨ。
夜Ver。
ここはまだ霧が薄かった。
この近くにはホテルが3件あるんですが、これがどれも高い!!
最低料金が6,000円らしいんですよねえ。
やはりミャンマーの宿は高い。
バスステーションから300mくらい?進むとこのようなところが。
ここで靴を脱ぎ、ここから更に200mくらいを裸足で進みます。
ちなみに、ここからサンダルを履いて帰るときに、サンダル管理代で1,000チャットを要求してくる婆さんがいますが、当然払う必要はない。
信者専用の宿泊施設らしい。
外国人は宿泊不可です。
TOKYO PIPEって書いてある。
チャイティーヨ前の大きな広場。
霧が…。
チャイティーヨ。もしくは、ゴールデンロック。
正直、想像以上でも以下でもない。
ある意味一番がっかりなケースである。
ゴールデンロックには触れることができるはずなのだが、時間帯のためか、近くまで行ける扉は固く閉ざされている。
鎖と南京錠でこれでもかってくらい鍵かけてあるけど、そこまでしなくても…。
ちなみにここでは霧が濃すぎて、いつが日が落ちたのかわからなかった。
とりあえずまだ7時ころ。
外国人チェックポイントにいた人に安いレストランを教えてもらって飯を食べることにする。
ポークカレー。3,500チャット(300円)くらいだった気がする。
豚の油がすごい…。カレーって言うより油だ。
ミャンマービール。
ちょっと飲みにくいな…。味が強くて(?)あんまり好きではない。
22:30くらいまでレストランで粘った後、もう一回ゴールデンロックに行ったら一瞬だけ霧が晴れたのでパシャリ。
これがゴールデンロック唯一のまともな写真です。
広場に戻ってくる。
あれ?そういえば野宿の人全然いなくね??
僕の中のイメージでは、毎日たくさんの参拝者が野宿するらしいのでそこに混ぜてもらおう!!って算段だったのですが…。
てか、そう聞いてたんだけどなあ。
急いで調べ直すと、どうやらそれは乾季の時だけらしいですね。
しかもどうやら外国人は野宿禁止らしい!!
これ、ホントにここに来て初めて知りました。
やってしまった…。
まあ、もうここまで来たら寝るしかないが。
静かな広場に鈴の音だけが響く。
ゴールデンロックに供えられた小さな鐘が鳴っている。
濃い霧の中でこうこうと照らされる大きな広場。
規則的に鳴る鈴の音。
なんとも不思議な空間だ。
正直、こんなところで寝るのもはばかられたが…。
寝る。
30分くらいうとうとしていたら、野犬の喧嘩する鳴き声で完全に目が覚めた。
つーか1匹や2匹じゃないし、けっこう近いぞ…。
10分くらいで犬の声も止み、やっと眠れると思ったら、
今度は警備員に起こされる。
で、「風邪引くから部屋の中に入れ」って言われる。
あと「ここは外国人にはヨクナイ」って言われた。
ハイ!ごめんなさい!おとなしくしたがいます…
結局、広場にあった祈祷所?みたいな建物の中に入れられて、座布団やまくらを用意してもらってそこで寝ることになった。
まあ野宿は良いけど、他人に迷惑かけちゃ駄目だね…。
警備員の人、一言目が「風邪引くぞ」だって。
優しさが先行したのか、それともそういったほうがうまく誘導できるからそう言ったのかはわからないけど、こういうふうにありたいもんだと思ったよ。
ということで今日は半野宿で就寝。
明日の日の出に備えます。
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