皆さん!先日行われた東京オリンピックの男子1万mは見たでしょうか??
熱戦でしたが、ラストで黄色いユニフォームのウガンダ勢二人を振り切って優勝したのは、エチオピアから参加のセレモン・バレガ選手でした!
今回は、このバレガ選手について調べてみました。
最後まで混戦の男子10000m 実力者を振り切って優勝したのは21歳のホープだった!
今回の1万mのレースは最初から飛び出したウガンダのキッサ選手を他のケニアやエチオピア,ウガンダの実力者たちが集団で追っていく展開になりました。
キッサ選手についてはコチラで紹介しています。
飛び出したキッサ選手を他の選手たちの集団が捕らえたのは、6000mすぎ。
そこからも集団はバラけずラスト1周まで混戦になっていましたが、ラストスパートを制し、最初にゴールに帰ってきたのはバレガ選手でした。
View this post on Instagram
こちらがバレガ選手です。
彼はインスタグラムをやっており、早速今回のレースのゴールシーンを投稿していますね笑
ちなみに後ろに見える黄色のユニフォームはウガンダのチェプテゲイ選手です。
彼はこの種目の現世界記録保持者で優勝候補の大本命でした。
ただ、今回はバレガ選手のほうが一枚上手だったようです。
ちなみにバレガ選手はまだ21歳です。まだまだ若いのでこの先が更に楽しみです!
バレガ選手のプロフィール
まずはバレガ選手のプロフィールを紹介します。
本名: Selemon Barega(セレモン・バレガ)
生年月日: 2000年1月20日
年齢: 21
性別: 男性
出生地: Gurage
出生国:エチオピア
5000mベスト: 12分43秒02(2018年)(世界U20記録)
10000mベスト:26分49秒46(2019年)
主な戦績:2016年U20世界選手権 5000m 1位
2017年U18世界選手権 5000m 1位
2018年アフリカ選手権 5000m 4位
2019年世界選手権 5000m 2位
バレガ選手は学生のころから活躍してきた選手で、U18やU20の世界大会で何度も勝っています。
おどろくべきなのは2016年のU20の世界選手権です。
このとき彼は若干16歳で優勝しているのです!
恐ろしい才能ですね笑
その後も順調に伸び、2018年にはU20の世界記録を出しています。
まさに今世界で一番勢いがある選手と言えるでしょう。
今回の1万のレースは、伸び盛りのバレガ選手と世界記録保持者のウガンダのチェプテゲイ選手の対決になりましたが、軍配が上がったのはバレガ選手でした!
バレガ選手は絶好調だった?
過去の記録もすごいのですが、バレガ選手は今年の6月にオランダで行われたエチオピアトライアル(オリンピックの選考会)で26分49秒51という自己ベストとほぼ同じ記録で優勝しています。
この試合は上位4人が26分台を出すという、ある意味オリンピックよりもレベルが高い試合でした。
おそらくラスト勝負になった試合でしょうし、その中でレースを制し、この好記録を出すということは相当調子が良かったのでしょう。
その調子の良さがオリンピックでも出たのでしょう。
バレガ選手の経歴
彼はエチオピアの首都、アディスアベバの近くのGurageという場所の農家の家に生まれます。
家は貧しく、テレビもラジオもなく、陸上の試合などを家で見ることはできなかったそうです。
彼の父は教育熱心で、スポーツよりも教育に力を注ぐように薦めたため、最初はバレガが陸上を始めることに反対していたようです。
ただ、彼が2016年のU20の世界選手権で優勝すると、やっと彼の意思を認め、そこからは彼を応援するようになったそうです。
エチオピアの高地がバレガ選手を生んだ?
アフリカ勢の中でもエチオピアから強い選手が生まれる理由は、その高い標高にあると思っています。
今は他の国でも高地トレーニングをするので強い選手が出ていますが、エチオピアの標高は周辺国に比べて特に高いので、暮らしているだけで自然と心配能力が鍛えられます。
なんと言っても首都であるアディスアベバの標高は2,000m越えです!
僕が世界一周中にアディスアベバに行ったときは、近くのバーでお酒を飲んで歩いて帰ってくると、頭が痛くなってしまうくらい酸素の薄さを感じました。
おそらくお酒&運動(徒歩)&高地というコンボが悪かったのでしょう。
これからも陸上選手にとって恵まれたエチオピアと言う環境から、僕たちを驚かせるような強い選手が出てきてほしいものですね。
ちなみに僕が世界一周中にエチオピアを訪れたときの記事はコチラです↓
コメント