◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→モザンビーク→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ
【オカバンゴ・デルタ】
アンゴラから運ばれてきた水が、カラハリ砂漠に作り出す広大な湿地帯。
その面積は最大で約25,000平方km。これは東京都の11倍以上の面積で、世界最大の内陸デルタとされている。
その水を求め多種多様な動物が集まることが評価され、記念すべき1000件目の世界遺産に登録された。
◆2019.4.17
朝6時に起きて朝食のりんごを食べていると今日一緒にモコロツアーに参加するスイス人も起き出してきた。
彼が旅してきた西アフリカの国々の話を聞きながら朝食をとる。
いつか西アフリカにも行ってみたいけど、今回はもうお腹いっぱいかな。
まー、また近いうちに行く機会もあるだろう。
予定どおり7:30頃、ツアーの迎えが来て出発!
どうやら参加者は僕ら二人らしい。
昨日スイス人が頑張って値切ってて、「3人以上参加者がいたら一人75ドルね!」みたいな話になってたんだけど、どうやら80ドルのままみたいだ。
車に乗り込み1時間半ほど移動し、モコロの船着き場に到着した
デルタの水の量も季節によって変わるので、それに合わせて船着き場の位置も常に変わり続けているらしい。
今は水が少ないので、かなーりデルタの奥まできている。
そう言えば、実はモコロを漕ぐのは現地人(このデルタ内に住んでいる人)らしいので、自分でここまできて直接交渉するとかなり安く乗れると聞いたことがある。
おとといあった中国人がトライしようとしたらしいけど、ここまでガイド無しでくるのがあまりにも難しいので宿の人に止められたらしい。
ここでピックアップの車は僕らを置いて街に帰っていく。
ここからは現地のモコロ漕ぎがガイド役だ。
これがモコロ。
ここらへんの伝統的なボートらしい。
ここにゲスト2人+漕ぎ手1人が乗ります。
途中で前後は交代しようということになって、最初はスイス人が先頭!
水際スレスレまでモコロを移動させて乗り込み、水に漕ぎ出す。
欧米人のツアー客もいっぱいたが、僕らは一番先に行くことにした。
途中で帰ってくるツアー客とすれ違う。
朝出たとしたら早すぎる。
多分彼らはデルタ内にあるロッジに泊まったんだろう。
彼らは手にもつ棒でモコロを漕いでいるんですが、決してオールみたいに水をかいているわけではなく、棒で水底を押して進んでいるらしい。
心なしか後ろから聞こえる漕ぎ手の息遣いが荒い。
けっこう疲れるみたいだ。
ちなみに僕らのチームは「静かに自然を感じよう」みたいなことをガイドから言われていたので、あんまり話もせず、モコロ上でのんびりとした時間を過ごしていた。
普段はおしゃべり好きなスイス人も静かで、まるで寝てるみたい。
モコロは水上をただただゆったり進んでいく。
水中の水草。
たまーに道が狭くなって、こんなかんじの狭い場所を進む。
途中大きく開けた所に来た。
前方にカバ発見!
ただ、このまま1隻で進むのは危ないらしく、後方からくる他のモコロを待って一緒にカバの近くを通過!
こうやって大人数で進むと、カバも混乱して襲われにくくなるらしい。
途中から睡蓮ゾーンに突入!
一面の睡蓮の葉っぱ。
1時間半ほどモコロを漕いで、目的地に到着!
ここからは3時間のウォーキングサファリが始まります!
正直、僕はサファリについてはあんまり期待していなかった。
今って水が少ないから、動物たちもあんまり出てきたがらないらしいんだよね。
あと、時間も昼だし。
動物たちの行動が活発になるのって、朝と夕方らしいんですよね~。
まあでもここまできて参加しないってわけにも行かないので、ついていく。
いきなり発見したのはキリンの骨。
完全に白骨化してるけど、目が怖い…。
それからすぐにキリン発見!
木陰で休んでいるみたいだけど、こっちには気づいていない。
20mくらいの近くまで近づけたけど、これ以上近づくのは危ないみたい。
ぜんぜんこっちに気づかなかったけど!
カラッカラに乾いたオカバンゴの大地。
今月頭までは雨季だったらしいのにね~。
まああとからわかったけど、雨季は雨季でも所詮ここはカラハリ砂漠と呼ばれる砂漠なので、降水量なんてたかが知れてるらしい。
だからアンゴラからの水がたどり着くまでは、ここに水が満ちることはないらしい。
ちなみに最も水が少なくなるのは1月らしいですよ!
4月にこれなので1月になったら…。
本当にオカバンゴに行く人はシーズンに注意してください!
ちょっとわかりにくいけど、写真中央に穴がほってある。
どうやらオオアリクイが掘った穴らしい。
爬虫類。
トカゲかな?かなりデカいけど。
スイス人が「クロコダイルだ!」とか言ってたけど、そんなわけねーだろ!
必死で解説の英語とか聞いてると、一瞬信じちゃいそうになるから止めてくれ!
いたるところに蟻塚がある。
蟻塚は必ず水がある方向に傾くらしい。
遠くにウォーターバックの仲間がいっぱい。
少し近づくと警戒して逃げていった。
キリンが4頭!
みんな一様にこっちを見ている。
ここも乾ききってる。
3月の雨季だったらもう少しは水があったかもなー。
こっちにはかろうじて水が残っている。
水を飲みにシマウマたちが来ていた。
他にもイノシシの家族が2回ほど見えたりとか、そんな感じだった。
まあ予想よりは見えたかな?
ただ、車でのサファリに慣れちゃってると消化不良は否めないなー。
見れる動物の数も少ないし、距離も遠い…。
しかも3時間も歩いていると、途中から少し疲れて来るんだよね…。
少し安んで昼食タイム。
てーかモコロ漕ぎの人、昼食ないんだって。
そういう会社の方針らしい。
スイス人が自分の弁当あげようとしてたけど、客から弁当をシェアされるのは禁止されてるらしく断られていた。
結局、まわりに誰もいなくなってからあげてたけど。
昼食をとって少し休んだあと、最後はまたモコロで最初の場所まで帰ります。
朝より午後のほうが空が水に映ってきれい。
北ルートをそのまま戻る。
帰り道は途中からすごく眠くなってきて、最後の方少し寝てました。
まーそのくらい気持ちの良い旅では時間ではあった!
最後船着き場に戻ってツアー終了!
朝と同じ迎えが来るはずが…いつまでたっても来ない!
船着き場に戻ったのが3時半ころ。
4時ころには迎えが来るはずなのに、4時半ころになってもまだ来ない!
いくら待っても来ないので、流石に暑すぎるということで近くにあるモコロ漕ぎの村に移動!
売店でジュースとかを飲んで待ってました。
そう言えば、僕らは30分遅れたら相当な遅れだと思うんだけど、モコロ漕ぎの人も「おせーなー!」みたいなことを言っていた。
あー、一応そういう感覚はあるのね。
結局車が来たのは5時ころ!
どうやら車が途中で故障してしまって、替えの車で来たらしい。
マジか。そりゃーおつかれさんでした。
街に戻る途中に象発見!
ドライバーが「遅れたお詫びだ」と言って、車を少し寄せてくれた!
水を飲みにきたイーグル。
警戒してすぐに飛び立っていった。
マウンにもどってツアー終了!
全体的に良い時間は過ごせたと思うけど、わざわざボツワナ来てやることじゃないよねって感じかなー。
僕はこういう形で長期旅行してるので、いい旅の羽休めになったけど。
まあこれで80ドルは冷静に考えたら高い!
けど、タンザニアサファリで金銭感覚が麻痺してる僕にとっては問題じゃない。
金なんて日本に帰ってからまた稼げばいい!
でもやっぱりボツワナに来るなら、7月ですね。
僕も次の機会には、真のオカバンゴを見てみたい…!
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