エジプト⑳ 疲労困憊!エドゥフのホルス神殿

エドゥフのホルス神殿 アフリカ
エドゥフのホルス神殿

◆ルート

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【ホルス神殿】

はやぶさの姿で描かれることが多い、ホルス神を祀った神殿。

エジプトに残る、最も保存状態のよい神殿のうちの一つでもある。

◆2019.1.9

 今日はルクソールを出てエジプト最後の街、アスワンに向かいます。

移動方法は電車!

ルクソールとアスワンのちょうど間にエドゥフという街があり、ホルス神殿という神殿があるようなので、途中そこに寄り道します。

ちなみにメンバーは僕とルクソールを一緒に観光していた彼、彼とはアスワンまで一緒です。

あともうひとりは宿であったおばちゃんです。

彼女はホルス神殿を一緒に観光した後ルクソールに戻るらしい。

昨日ルクソールの駅に行って時間を訊くと、6時の便があることのことなので、5時半ころ宿を出発。

ちなみにチケットは事前に買ってません。

1等車以外に乗る場合は車内でチケットを購入する方式らしい。

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そして予想通り電車は6時に来ない…。

ひたすら駅で待つ。

 6:30ころ電車が来て、「これか??」と思うも、どうやらSleeping電車らしく値段がめちゃくちゃ高かった!

正確な値段は忘れたが、確か10ドルくらい?

仕方ないので更に待つ…。

7:15ころやっと普通の電車が来たので乗車…したのですが、とにかくその電車が汚いのなんの!

床のいたるところにひまわりの種の殻(ひまわりの種はエジプトではメジャーなスナックです)が散らばっており、ゴミなんかも普通に捨ててある!

あまりのショックに1枚も写真を撮っていないという事実…。

そんなことすら忘れてしまうほど衝撃的に汚かった!

中国やインドでもこんな汚い電車は見たことがなかったよ。

若い女性が当たり前のようにゴミやひまわりの種の殻を床にポイ捨てしている風景に、なんとも言えない思いを感じてしまった。

電車は9時ころエドゥフに到着。

ちなみに電車賃は6ポンド(36円)でした。

駅からは歩きとバスで神殿まで移動します。

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ナイル川沿いを少し歩いてからナイル川に掛かる橋を歩いて渡る。

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ナイル川ってどこで見ても流れがゆったり。

そのおかげか、やたら綺麗に見えてしまう。

ここで見たナイルも、本当は写真の手前から奥に水が流れているはずなのに、どう見ても逆に流れているようにしか見えなかった。

風の影響もあるんだろうけど、そのくらい流れがゆっくり。

さすが世界一長い川だけあって、一気に下らずすこーしずつ高い所から低い所に流れていくんだろう。

川を渡りきった所からはバスで、、、のハズだったけど、ちょうどよく10ポンドでトゥクトゥクがつかまったので、トゥクトゥクで一気に神殿まで。

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神殿前にはたくさん馬車が止まっており、観光客もけっこう居た。

アビドゥスなどと同じようにマイナーどころで人が少ないかなーと思ったんだけど、どうやらそうでもないらしい。

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こちらがホルス神殿の正門。

ちなみにホルス神殿は、正門がハイライトです!

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王様が捕虜を殺す図。

カルナックで見た。

左の絵はもちろんホルス神です。

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正面門横にあるはやぶさ像。

これを見に来たと言っても過言ではない。

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象形文字の中にも心なしかはやぶさっぽものがある。

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神殿内部。

柱の感じとかは他の神殿と大体一緒かな。

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やはりここもキリスト教徒にやられており、顔が潰されている。

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ここホルス神殿の壁画には、ホルス神とセト神の戦いが描かれている。

ホルスの父親であるオシリスは、王位継承争いのため、実の弟であるセトに殺されてしまう。

そのため父親を殺されたホルスがセトに報復をする…という話になっているらしい。

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この図の下の方に描かれているカバ、これがセト神を表している。

昔からカバは悪魔の象徴として描かれきたらしい。

ああ可哀想。

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こちらもホルスに突かれているカバ。

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こちらはナイフのようなもので切られている。

一方的にやられている絵が多い。

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神殿内部の壁画。

妙なサルがずらり。

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神殿の一番おくにあった方舟。

これは実はレプリカで、本物はパリ?だかの博物館にあるらしい。

オベリスクといい、いろいろ持ってかれすぎ。

一通り観光した後は、街をブラブラしてから駅へ。

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 再度トゥクトゥクハイヤーして、駅についたのは12:30ころ。

そこから1時間以上電車を待っていたが、暑さと数日前から続く風邪っぽさのせいで完全にグロッキーになっていて、駅のベンチにぶっ倒れて電車を待っていた。

14:15ころ電車が来て、また先ほどと同じ汚い電車に乗車。

そこから5.5ポンドでアスワンへ。

電車の中でもぐったりしていて何もする気力が起きない。

アスワンではいくつか宿を巡った結果、Yassen Hostelという所に宿泊。

立地は最高。ダブルルームで250ポンド(1,500円)。

まー及第点でしょう。

惜しむべきはWifi

チェックインする前にWifiのスピードをチェックして、ちゃんとWifiがつながり安い部屋にしてもらったのに、チェックイン2時間後に使えなくなると言うね。

どうやら通信会社の問題らしいけど、隣のホテルとか普通に使えてたぞ。

宿を決めた後、飯を探して街をフラフラ。

ルクソールと比べてレストランとか売店がめちゃくちゃ多い。

まあルクソールはクソだったからなー。

全然美味しいものなかったし。

まあ基本的にエジプトの飯はそんなにうまくなかったが、カイロで食べたFeterというパイみたいなやつはめちゃくちゃうまかった。

あれだけはまた食べに行きたい。

という感じでやっとエジプト最後の街に到着。

完全に体力を使い果たしているので、明日は一日ゆっくりします。

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