◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア
【ゴンダール城】
別名ファジル・ゲビ。
エチオピアの旧首都であったゴンダールという街に建てられた宮殿郡。
歴代のエチオピア皇帝が建築した宮殿たちが今でも残っている。
当時ポルトガルやインドなどから人を呼んで建築させたため、様々な国の建築様式が混じり合ったゴンダール様式という独特の建築様式を見せる。
◆2019.1.23
バスの出発は6時とか7時とか聞いていたけど、念の為早めに5時ころ起床。
5時半ころ表通りに出てバスを探します。
するとすぐにミニバス登場!
が、値段を聞くとなんと500ブル(1,800円くらい)だという。
昨日地元の人に聞いていた情報だと200ブル。明らかにぼったくられている。
頑張って交渉するが350ブルから下がらない…。
まあまだバスはあるだろうということで一度見送り。
昨日の感じだと最悪7時ころまではバスが出ているはず。
・・・しばらく待つも全然バスは来ず。
同じくゴンダールに行くと言っている地元のおばちゃんも同じ場所にいるので、場所は間違ってないはずなのになあなんて思ってたら、おばちゃん我慢しきれなくてゴンダール方面に歩きだしちゃったよ。
一緒に移動する日本人の方と、「あれ?これやばいんじゃね?」みたいな話をしていたら、1人の若者が「ゴンダール行きだろ?こっち来い!」みたいなことを言ってくる。
彼に連れて行かれたのは、大型トラックのところだった。
値段交渉をしてなんとか200ブル(700円くらい)で連れっていってもらえることに。
現地人はどんどん荷台に乗り込んでましたが、僕たちは前方の座席に乗ることに。
てーか大型トラックの前方座席って4人も乗れるのね。
もちろんシートは3人分しかないけど。
現地人の方たちがいくら払ってるか見えなかったけど、おそらく100ブルくらい(運転手が100ブル札をいっぱい持ってたのでそれ以下はないはず)何でしょう。
200ブル払った僕たちはVIP扱いで前とかおそらくそんな感じ。
当然トラックを紹介してくれた若者に金を要求されましたが、2人で20ブル払ったらちょっと不満げな顔をしつつも静かに引き下がった。
トラックに乗ってちょっと進んだところで一旦停止。
ミニバスや他のトラックが集まってました。
ここから隊列を組んでトラックやバスが1列になってゴンダールへ移動します。
ちょっと先頭はこのときは見えなかったんですが、どうやら警察車両が先導していたらしいですね。
しばらく進む。
牛の群れ。
うわーアジアっぽい!。
途中の休憩所で朝食をおごってもらう。
もちろん主食はインジェラです。
空きっ腹にこの酸っぱいのはきつい。
名前のないような小さな村をいくつも通過する。
途中で道路脇に積まれた炭をトラックに積み込む。
これだけ木がある国なら炭もつくり放題。
ゴンダール方面からくるトラックともすれ違う。
あっちも僕ら同様に隊列を組んでいる。
エチオピアは山が綺麗。
日本よりもダイナミックな山が多い。
そういえば今は冬で乾季だけど山に緑が多いな。
日本だと葉っぱはほぼ落ちちゃうけど、単に気温の問題?
途中の村でなにかを買った。
妙な色の液体で、「スパイシー!トライ!」と言われたから舐めてみると、見事にスーダンで味わったあの辛苦いスパイスの味がした。
なんでこんなものが受け入れられるのか…。
景色を見ていたら眠くなってしまった少し眠ってしまった。
起きたときに言われたが、どうやら途中の村で家や車が焼き払われていたらしい。
危険というのはこのことなのか。
ちなみに昨日地元民に紛争のことを聞いたところ、「アムハラとケマントという民族が1ヶ月近く前から衝突している。何人か死人が出ているが、今はもうだいぶ落ち着いてきている。」と言われていた。
まあ結局エチオピアって、いたるところで民族衝突が起こっているからこんなの日常茶飯事らしいけど。
まあ僕はジャーナリストではないので、これ以上の深入りはなし。
途中で一度だけ検問での荷物チェックをはさみ、
再度トラックは走る。
こうやって窓からの風景を見てると、エチオピア嫌いじゃないな、と思う。
どことなくのどかで牧歌的な風景が見ていて飽きない。
街に入った。
大きめのビルを立てるときも鉄骨でなく木を使います。
5時間ほどでゴンダールに到着。
街についた途端ツアー会社の客引きに絡まれる。
どうやらここゴンダールからは、近くのシミエン国立公園、ラリベラ、そして遠く離れたダナキル砂漠のツアーに参加できるみたいでいろいろ紹介された。
が、とりあえず休みたい。
まずはそいつらにホテルを紹介してもらう。
Zoz-amba Hotel。250ブルでシングル。
まあそこそこ綺麗です。
ここで僕はアスワン以来のホットシャワーを浴びることに成功。
水シャワーに慣れたとは言っても、やはりお湯が使いたいと言うのが正直なところ。
お腹が空いていたのですぐに朝食。
その間ツアー会社の客引きはずっと近くで待っている。しかも2人。
こいつらの給料が払えるほど、ぼったくってるんだろーなー。
エチオピアには魅力的なツアーがいっぱいあるんですが、最も有名なのはダナキルツアーというツアー。
世界一過酷なツアーとも言われて、数々の砂漠の美しい風景と火山の火口の中が見えるというツアーなんです。
でも今は火山活動が活発で、一番メインの火山の中が見えないことが多いと聞いていた。
ダナキルが不発だっとことを考えて、他にもう一つくらい魅力的なツアーに参加しておきたい。
ここゴンダールの近くには、シミエン国立公園という山岳地帯が存在する。
そこへのトレッキングはなかなか評判もよいようで、僕も以前から検討していた。
どーせだったら参加してみるかなー。
客引きの彼らから最安値を聞き出すと、2泊3日のツアーでがんばって180ドルとのこと。それに明日から参加できるという。
ネットの事前情報だと200ドルは越えるようだったので、それよりは安い。
ただ、一社で決めてしまうのもどうかと思う。
「事前準備が必要だから今決めてくれ!」という客引きを振り切ってほかを探す。
他2件まわったうち、言い値で150ドルのところがあったのでそこに決めてしまった。
これが今回お世話になったツアー会社。
Google mapで”Simien trekking tours”で検索すると出てきます。
ローカルなツアー会社とかを探すときは、GoogleMapで”tour”とか”travel”とかで検索すると出てきます。
旅人ではよくMapsMeという地図アプリを使う人が多いけど、個人的には検索機能がしょぼすぎるのでSimがある限りはGoogleMap派かなあ。
ちなみにここのツアー会社はネットで客を募集しているらしい。
だから客引きのマージン不要で安いんだろう。
参加人数も客引きたちがいたところと同じだったけど、言い値はあっちが220ドルだったので70ドルも違う。
ちなみにこれがツアー会社の連絡先です。
ネットで予約を取っていると言ってたがURLがない。
まあ安かったから細かいことは気にしない。
まだ今日は少し時間がある。
このままゴンダール観光をしてしまいます。
まずはゴンダール城へ。
通りがかりに見た教会?
中は入れなかった。
竹で家ができている。
家の前でコーヒーを沸かしているこの風景もエチオピアならでは。
エチオピアはコーヒー発祥の地らしい。
エチオピアの国旗カラーの十字架。
少し歩いてゴンダール城の入り口へ。
パッと見はヨーロッパの雰囲気。
中は木なども使われたり、通路上部のアーチ部分とかヨーロッパぽくないなーと思ったけど、よく考えたらヨーロッパの城ってまともに入ったことなかったからよくわからない…。
様々な宮殿がある。
これは図書館らしい。
よくわからなかったけど、雰囲気だけ楽しんだ。
静かな感じでいい雰囲気のところでした(適当)。
もう一つの目的地、デブレ・ベラハン・セラシエ教会へ向かう。
ここに行く途中の道が、ちょっとスラムチックでなかなかいい雰囲気の場所だった。
シェディもそうだったけど、エチオピアの子どもたちはカラテ杖術とかそういうのが好きらしい。
最後はお約束のように「マニー」と言われるけど、基本的にはフレンドリー。
まあ子供はね。
教会に到着。
門を抜けると教会が立っていた。
なんとなくだけど、教会って言うよりも神社のような感じがする。
周りが雑木林みたいになっているせいだろうか。
庭の空気も良い。
中に入る。
全体的に絵がコミカルなんだよなあ。
ほんと独特。
ちなみに天井には黒人の天使がズラッと。
個人的にはゴンダール城より教会のほうが楽しめた。
そういえばゴンダール城で会った欧米人と話をしていたら、いろんなマイナー国に入国するための情報が集められているサイトを教えてもらいました。
そこの情報によると、どうやらジブチに陸路で入国するためには事前にビザ申請が必要らしい。
えー、カイロのジブチ大使館では陸路でもアライバルで取れるって言われたのに!
中国人はアライバル可らしいので間違われたのかな?
WikiTravelを見るとジブチVISAは隣国でしか取れないと書いてあるので、カイロじゃどっちにしろ取れなかった可能性があるが…。
まあこうなってしまった以上、ゴンダールの後はエチオピアの首都であるアディスアベバに行ってジブチVISAをゲットします。
その前に明日からはシミエントレッキングだが、どんなメンバーなのかが一番心配だ…。
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