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幻のカラフルな塩湖?バスでカセセを目指す!
前日、ウガンダの赤道と国会議事堂に行き、そのあとカセセまでの夜行バスに乗った話はコチラ↓
2019.3.2
朝。
バスの乗務員に起こされて目が覚める。
僕は今カンパラからカセセ(Kasese)へのバスに乗っている。
カセセに行く目的は一つ。
カラフルな塩湖というヤツを見に行くためだ。
詳しい情報はわからないのだが、どうやらケイトゥ湖(Lake Katwe)という湖のほとりに様々な色の小さい塩湖があるという情報を見つけた。
だいたい塩湖って色づく季節が決まってるはずなんだけど、いつの季節に色づくのかは全く情報がなし。
地元の人に訊いても、この場所を知っている人は多かったけど、時期について知っている人は皆無だったので、とりあえず行ってみることにしたのだ。
そしてそのケイトゥ湖の最寄りの大きい街がカセセなので、カセセ行きのバスに乗ってここまで来たのだった。
何故かコンゴ民主共和国の国境の街ブウェラへ?
バスは、あと小1時間もすればカセセというところまで来ている。
しかし…
「おいお前、このバスはカセセまで行かないぞ」
「え、いきなり何?どう言うことなの…カセセ行きのバスのチケット買ったはずなんだけど!」
「それは知ってるが、実はこのバスはカセセではなくてコンゴ民主共和国との国境の街、ブウェラ(Bwera)まで行くんだ。」
「はい!?コンゴ民主共和国…それってめっちゃ危ない国じゃん!」
コンゴ民主共和国…通称DRC。
僕の中のイメージでは、南スーダンとかと並ぶくらい治安がガチでやばい地域である。
だいたいアフリカ3大凶悪都市として「ナイロビ」、「ヨハネスブルグ」、「ダル・エス・サラーム」が上がることが多いが、コンゴ民主共和国の首都キンシャサはそれらとは段違いで、普通の人は行かないからこそ危険さも知られていないという殿堂入りのやばい国である。
そしてどうやらこのバスはDRCとの国境まで行くらしい。
DRCでは検問や国境に無断で近づくと撃たれるなんて話も聞いたことがある。
まあそういう事件が過去に起こったって話だと思うけど。
とりあえず乗務員は、「カセセに行きたいのなら途中下車してバイタクで行け。タクシー代はこっちで払ってやる。」と言ってくる。
お願いしようかと思ったが、目的地はケイトゥ湖だ。
よく考えたらカセセから行くより、DRCとの国境から行ったほうが近そうだ。
とりあえず終点までバスに乗っていくことにした。
国境の町ブウェラに到着。
まだ5時ころで暗くてよくわからなかったが、どうやら国境の町らしい小さい街みたいだ。
てかここまで来たらDRC、ちょっと入ってみたくなってくる…。
乗務員に聞いてみたが、どうやらアライバルビザは取れないとのこと。
確かにネットで調べても取れなそう。
てかDRCのビザ取るのすごく大変みたいね(当たり前か…)。
バスを降りた後、乗務員にバイタクを捕まえてもらいケイトゥ湖まで行ってもらう。
20,000シリング(600円くらい)。
クイーンエリザベス国立公園をバイタクで突っ切り、目的のケイトゥ湖へ!
ブウェラからケイトゥ湖に行くためには、クイーンエリザベス国立公園というサファリを突っ切る。
というか、ケイトゥ湖自体がクイーンエリザベス国立公園の中にあるんだけどね。
大量のウォーターバック。
バッファローも見たけど写真は取りそこねた。
ウガンダ固有種?巨大な角をもつ牛!
途中で見つけた牛の大群!
これは自然の動物じゃなくて、普通の家畜らしい。
どうやらこの角の長い牛はウガンダの固有種なんだとか。
こいつらに会いたくて、カンパラや赤道でも探していたけど見つからなかったんだけど、ここで見れてよかったー!
見た目は怖いけど、人間に慣れていておとなしい。
ケイトゥ湖にたどり着く!近くで見るとカラフルなケイトゥ湖!
1時間くらいバイクで走るとケイトゥ湖にたどり着いた。
クレーターみたいになった底に湖がある。
ここから見ると全然カラフルじゃない。
しかし近づいてみると…
え!赤い!
これは黒(青?)っぽい。
天気が曇り100%ですごく残念だけど、薄っすらと色づいているのがわかる。
これは黄色。
オレンジ?
塩っぽいのが岸に上がっていた。
何人か地元の人が作業していたけど、そんなに活発な感じじゃなかった。
完全に黄色っぽい。
これは緑…不思議だ…。
こっちは薄い緑。
シーズンは外したが、たしかにカラフルな不思議な塩湖
村人に話を聞いてみた。
いそいそ答えてくれた若者は、解説するのに慣れているようで流暢にいろいろ説明してくれた。
ここは塩湖で、色があざやかになるピークはウガンダの乾季である1月と7月。
その時期は、人工的に水たまりに水を入れるらしい。
日の光が強い日は特にあざやかに色づくんだとか。
どうやらタイミングは完全に間違ったみたい。
それでもうっすらと色づいていることは確認できたから満足。
肝心の「なぜこんなにも様々な色になるのか」については、聞いたんですけどよくわかりませんでした。
クレーターのふちの中で一番高そうなところに登ってみる。
登って、
見下ろす。
うっすらと色づいているの、わかりますかね??
なんか悔しいので、写真を加工して水たまりの部分だけ彩度をMAXにしてみた。
彩度上げただけでこんな感じ!
1月と7月はこんな景色が見れるかも。ウガンダに行く方はぜひここにも立ち寄ってください!
パノラマで。
こうなると全然わからん…。
日が出ればもう少しマシになるかなー。少し待とうかなーと思ったけど、雲が晴れる気配がない。というかそもそも雨が降ってきそうなので、早々に退散することに。
ケイトゥ村の小さなレストラン
そう言えばまだ朝から何も食べてない。
時刻は9時ころ。湖の周りをけっこう歩いたのでかなりお腹が空いてきた。
でもこんな僻地にレストランなんてあるのだろうか…?
ケイトゥ湖のまわりのケイトゥ村はかなり小さな街である。
地元の住民に道を聞きながら、なんとか村のメインストリートまでやってきた。
村のレストラン。
ここで店に1つしかないメニューを頼む。
村で唯一のメニューはマトケWithピーナッツソース
出てきたのは、マトケWithピーナッツソース。
これがなかなか美味しかった。
見た目はかなりグロいけど。
ルワンダに向かうため、車を乗り継いでムバララへ!
されここからルワンダに行くにはどうすれば良いんだろう。
店に居た人に聞いてみると、ムバララ(Mbarara)という街に行けばルワンダまでのバスがあるらしい。
そしてムバララへは、ミニバス等を乗り継いで行けるらしい。
「とりあえずここで待ってればミニバスが来るよー」という彼の言葉を信じて待つ。
・・・待つこと3時間。
その間ずーっとバス情報を教えてくれた彼は一緒に待っていてくれた(てかただ休んでただけだと思うけど)。
僕が何度か痺れを切らし、「ちょっと歩き回ってバイタク探してくる!」的なジェスチャーをしたときも、「静かにここで待つんだ!」というように、ステイのジェスチャーをされた。
僕もあてがあるわけじゃないので、諦めて待つことにする。
3時間ほどたったお昼頃、1台のSUVが店の前に止まった。
バス情報の彼はこれに乗れという。
この車はどうやらKaseseに行くらしい。
しかし僕が行きたいのはKaseseとは逆方向だ。
話を聞くと、大きな幹線道路に出るまでこの車に乗っていき、幹線道路に出たらムバララ行きのバスに乗り換えろということらしい。
彼は運転手にも僕が行きたい場所を伝えてくれた。どうやらこれでムバララまで行けそうだ。
またサファリを突っ切ってムバララを目指す。
途中で見た象。
これが初アフリカゾウなのに遠い…。
幹線道路に出たあたりで雨が降ってきた。
ここで降りて次のバスを待つのもめんどくさいな…。もうカセセまで行っちゃおっかな、と思っていたら。
ムバララ方面に行くミニバスとすれ違い、こっちの車のドライバーがクラクションを鳴らしてバスを止めてくれた。
なんとか雨の中待つこと無く、ムバララ行きのバスに乗ることができた。
バスの中はめちゃくちゃ混んでます!
ミニバスとは言ってもただのバン(改造して、5列シートがあるけど)。
そのバンに最大28人乗ってました!
人の膝の上に座るのは当たり前だ。
てかめちゃくちゃ過疎地帯で、バスの本数も相当少ないんでしょう。
そんなところの道端で人が待ってたら、乗せないわけに行かないもんね。
「乗り切らない」なんて言葉は存在しない。
乗りたいやつは全員乗せてやるのみである。
おかげでかなりきついけど、まあこればっかりはしょうがない。
途中で見た一面の茶畑。
いくつかの村を経由しながらバスは進む。
村に停車したときに、バスによってくる売り子から買ったサムサ。
これは中に米が入っていて、今まで食べたサムサのどれよりも美味しかった。
このあと、ウガンダ、ルワンダで探したけど見つからず…。
バスは2,3時間ほどでムバララに到着。
ムバララではあまり観光する気もなかったので、速攻ホテルを探して休んでました。
ホテルは座標”0.605507,30.661108″あたりにあるCanonホテル。
朝食付きで35,000シリング(1,000円くらい)。
Wifi、ホットシャワーありだけど、この日はたまたまWifiの調子が悪くネットが使えず…。
しかもSimのチャージも切れてしまったのでルワンダについての事前調査ができない。
まあとりあえずぶっつけで行ってみるかな。
ウガンダのビールClubのラベルが逆さになってる!
初めて見た!
とりあえずこれでウガンダにはやり残したことはなくなった。
明日はやっと東アフリカ3ヶ国最後の国、ルワンダに入国します。
翌日の記事はコチラ↓
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