◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→モザンビーク→マラウイ→ザンビア→ジンバブエ→ボツワナ→ジンバブエⅡ
◆2019.4.19
朝はゆっくり起床。
昨日干してた洗濯物が予想通りまだ乾いていない。
まー今日の移動はそんなに距離がないので、11時ころ出ればいいかなーなんて甘く考えてキャンプ場でだらだら。
無駄に広い敷地に客は僕だけ!
昨日チェックインしたときに宿泊者名簿を見たけど、3日前くらいから誰も泊まってなかった。
貸切状態で喜ぶべきだけど、ちと寂しい。
このキャンプ場、建物の中だけじゃなくて芝生エリアにもコンセントがあって充電できます。
しかし…
初めてみた!変な形のプラグ!
B3L型と言って、南アフリカや一部の南部アフリカでしか使われていないらしい。
こんなの使ったことないけど大丈夫かな…。
僕は「サスケ」という万能変換プラグを持っているので、それが通用すると信じてそれっぽくガチャガチャ変形させる。
それっぽくなった。
プラグの所にもささったけど、充電はできなかった!
レセプションに訊いてみたら、メインの2本の棒が短いらしいです。
てかサスケのHP見たら「B3Lには対応してません」って書いてありますね…。
変形させたこの形はBL型という違う型のための形らしいです。
ちなみにこのサスケ、軽量だしB3L以外基本は万能だし本当に便利!
旅中に会った日本人もけっこう持ってましたし、外国人パッカーにも「何これ!すげーな!」って何度か言われました。
さて、充電できないと困る。
と思っていた所、レセプションの人がメカニックを呼んでくれて、B3LのコンセントをBFという一般的なアフリカの国で使われている型に変えてくれました。
普通の宿だったらこんなこと絶対してくれないのに、さすが高級ホテルだなー。
トイレに置いてあったコンドーム。
しかしその理由は、「感染しても延命できているから」らしい。
他の国だと逆に、感染するとすぐ死んじゃうので人口の割合で見た”感染率”はあんまり高くならないというね…。
まあボツワナもいろいろ対策をしてきていて、かなり感染率は下がってるらしいけど。
洗濯物が乾くのを待ってキャンプ場を出る。
グダグダしていたら11時になってしまった。
早く行かねば。
キャンプ場からは適当にタクシーを拾ってバスターミナルまで。
ここでもなかなかタクシーを拾えず時間ロスするが、なんとか30分ほどで車を捕まえることができた。
ちなみに昨日は20プラ(200円)も払ったタクシー代も、今日は5プラ(50円)でOKだった。
これだと、相場はやっぱりマウンと同じくらいらしい。
なんとか昼前にバスターミナルに到着。
とりあえず飯を買う。
こういうとき、普通はバスの時間を調べてから飯を買うべきだと思うんだけど、バスの時間を調べに行くと「今すぐ出るから早く乗れ!!」って言われてご飯を食べそこねるパターンが多すぎたので、最近は絶対最初にご飯を買うようにしてます。
今日はジンバブエのブラワヨまで移動する。
ブラワヨ周辺には世界遺産が2つもあるので、ちょっとそれを見てから更に西へ進むつもりだ。
バスを探していたら、めちゃくちゃ激しいバスの勧誘に絡まれる。
ブラマヨまで150プラ(1,500円)とか言ってるが…。
とりあえず適当に交渉して90プラまで下げさせる。
この距離で国際バスなら90プラくらいが妥当かなーと思い、チケットを買うことにした。
ホントは他の会社も調べてから決めようと思ってたけど、客引き兄ちゃんたちの熱量に負けました。
「車内でジュースやスナックを出すから10プラ(100円)かかって100プラ(1,000円)ね!」なんて言われたけど、もうめんどくさいので大人しく払う。
こちらが今回選んだ「MANGONGONGO」という会社のバス。
5列シートだけど、きれいだし、USB充電もできる。
まー客引きの良いようにされたけど、結果的には良かったかな。
出発は2時間後の14:00らしい。
予想以上に時間があるな…フランシスからブラワヨへは意外にバスの本数が少ないらしい。
適当に暇つぶしがてらに街歩き。
フランシスタウンは、まー第二都市と胸を張って言えるほど栄えている街ではなかった。
中心街には店も多いけど、まーだいたい写真みたいな感じ。
でも人はけっこういた。
余ったプラでビールとパフェ?的なものを楽しみつつ出発時刻を待つ。
使いきれなかった小銭で、バスの中にきた売り子のおばちゃんからガムを買った!
1個0.4プラで15個も!
余った小銭はチップとしておばちゃんにあげた。
14時になってもバスは全然出発しない。
どうやら大型バスのくせに、席が埋まらないと出発しないヤツだったらしい!
そういうのってミニバスだけじゃなかったのかー!
てか、たいがい大型バスってすぐに席が埋まるから気づかなかったけど、今までの大型バスも全部そうだったのかもしれないけど…。
5列シートはやっぱりきつい。
隣に座ったおばちゃんがふくよかな方だったので、なおさら!
彼女はジンバブエからフランシスタウンに出稼ぎに来ているらしい。
フランシスタウンはジンバブエに一番近い大都市。
それにジンバブエよりボツワナのほうが経済状況が良いため、たくさんの人がジンバブエからフランシスタウンに来ているらしい。
そんな事もあって、フランシスタウンが第2都市と呼ばれるくらい大きくなったのかもなー。
おばちゃんに中国で撮ったパンダの赤ちゃんを見せたら、目を丸くしてめっちゃびっくりしてた。
てか彼女は赤ちゃん以前にパンダ自体を知らなかったらしい。
「これパンダっていうらしいよ!見て見て!」みたいな感じで周囲の人に見せてたけど、みんな知らないみたい。
アフリカにはこんなに中国の資本が入っているのに、パンダは貸してないらしい。
まーパンダを貸し出した所で、ちゃんと管理できるかとか気候が合うのかとか、そこらへんを心配してるのかなー。
道路やビル作ってあげるくらいなら、無償でパンダとかを貸しちゃったほうがイメージアップには良いと思うんだけどね。
道路なんて作っても彼ら全然会社してないからね、ほんとに。
バスがフランシスタウンから出ようというとき、突然バスが泊まって車内放送が流れた。
おばちゃん曰く「祈りの時間」らしい。
え!?イスラム教??とか思ったけど、みんな目をつむって「アーメンアーメン」言ってたので、どうやらキリスト教?
バスの車内でまでお祈りなんて、珍しい。
ボツワナには熱心な信者が多いらしい。
バスはすぐにボツワナのイミグレに到着。
出国スタンプを押してもらって、出国完了。
ボツワナ!また必ず今度、次は7月に来てやるぜ!
イミグレから出ると、森の中を延々とまっすぐ伸びる道が目の前にあった。
ジンバブエのイミグレは??と思ったら、どうやらだいぶ遠くにあるらしく、一旦バスに乗って向かうらしい。
そう言えば客引きに言われたジュースとスナック、配られてないな…。
出発後に10プラ回収の人が来た(僕は既に払っているため払わなかったけど)から、騙されてるわけじゃなくて、ホントにジュースもらえると思うんだけど。
隣のおばちゃんに訊いたら「そんなもんだよ!!」みたいな感じで、豪快に笑われた。
さすがアフリカクオリティ。すごく寛容。
結局バスがブラワヨにつくまで配られることはなかった。
このあとのジンバブエのイミグレではビクトリアフォールズに入るときにゲットしていたダブルビザを使って、ノーペイで入国!
ちなみにここでビザを発行すると、シングルで55ドルもかかるらしい!
ビクトリアフォールズではシングルで30ドル、ダブルで45ドルだったから、だいぶ金額がちがう。
ちなみにここではダブルが75ドルでマルチはなんと90ドル!
さすが貧乏な国!ぼったくってますなあ~。
ジンバブエのイミグレでは荷物チェックもしたので、だいぶ夜遅くなってしまった。
バスに再び乗って、ブラワヨを目指す。
隣のおばちゃんが「5ドルちょーだい!」と言ってくる。
なんでだよ!!「だめだめ!」って言ってたら、今度は逆にヨーグルトをくれて、終いには2ボンドドル(50円くらい)を「これでジュースでも買いなさい」と言って差し出してきた。
うーん。日本人的?感覚なのか、現金をあげたりもらったりするのがやっぱりちょっと苦手なので、お金の方は丁重にお断りした。
断ったあとで、もらったほうがお互い気持ちが良かったんだろうなーとちょっと後悔。
アフリカの人は仲間内では本当に助け合いながら生きている。
旅行者目線で旅をしてるとあんまりそういう所に気づく場面は少ないけど、流石に4ヶ月も旅をしてると、こうやって少し仲間に入れてもらえることがある。
彼らが助け合うときは、食べ物、飲み物、充電器、何でもシェア!
ときにはこうやってお金まであげ合ったりすることもある。
もしかしたら僕らより、ずっとうまくお金を使っているのかもしれない。
夜9時ころ、ブラワヨに到着。
だいぶ遅くなってしまった。
ジンバブエのチェーン店、チキンInで夕食。
バーガー類がなかったので仕方なくチキンとポテトのセットを買う。
飲み物もつけてこれで19ボンド(450円くらい)。
今日の宿は街の中心から1kmほどのところにある「Caravan Park & Camp Site」という場所だ。
ブラワヨは安宿情報が少なかったけど、マウンで会ったスイス人に教えてもらった「ioverlander」というアプリのおかげで難なく泊まるところが見つかった。
この「ioverlander」というアプリ、宿や観光スポット、ガソリンスタンドなど、バックパッカーに必要な施設を探すのにめちゃくちゃ役に立つアプリだ!
なんでこれ、今まで知らなかったんだろう?っていうくらい!
しかもオフラインでも一応使えるし。
これで夜中に宿難民になることも減るはず…!
ちなみに「ioverlander」のスゴイところは、野宿スポットまで載っているところ!
これで宿がない街でも安心です。
今回野宿はするつもりはないけどもしかしたら…。
中心街から「Caravan Park & Camp Site」まではタクシーで2ドル。
歩ける距離だけど、ブラワヨは明かりも少なく雰囲気もあまり良くなさそう。
仕方ないのでタクシーをつかった。
「Caravan Park & Camp Site」は宿が併設しているわけでもない完全なキャンプサイトオンリーの場所で、普通の公園の一部にテント張っていいよーみたいな感じの場所だった。
(と言っても、電源、Wifi、ホットシャワーありで快適なんだけど。)
料金は大人一人3USD、テントを張るのが2USDの合計5USD。
ボツワナよりもだいぶ安いな…。
敷く用のブランケットを貸してほしいと言ったら、「ホントは貸すの禁止なんだけど…」と言いながら貸してくれました。
ありがたい。
明日はブラワヨ観光+世界遺産へのツアー探し!の予定です。
コメント