マラウイ① モザンビークのリシンガからマラウィに移動!

マラウィへのトラック アフリカ
マラウィへのトラック

◆ルート

日本→中国→ベトナムラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタンキルギスカザフスタン→日本→イラン→UAEイスラエルパレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダンエチオピアジブチソマリランドエチオピアⅡ→ケニアウガンダルワンダブルンジタンザニアモザンビークマラウイ

◆25ヶ国目マラウイ共和国

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首都: リロングウェ

為替:1マラウイクワチャ=0.1525円

南部アフリカに位置する縦に細長い国。

もともと小さい国だが、その狭い国土の四分の一をマラウイ湖が占める。

非常に貧しい国で世界最貧国の一つとも言われるが、その貧しさのためか、独立以来戦争や内戦が起こったことがない。

またその素朴で穏やかな国民性から、”Warm Heart of Africa”などとも呼ばれる。

◆2019.4.3

昨日の夜からJICA隊員二人と飲み続けています…。

2時ころからきつくなってきたけど、今寝たら絶対起きられない。

なんて言ったって、今日は朝6時発の電車に乗ってマラウイへ行かなくてはならないから。

なんとか出発時間まで粘って起きていることに成功。

5時前にはJICA友人宅を出発した。

通りでバイタクを拾って乗っけてもらって、彼らとはお別れ。

3日間超おせわになりました!

そう言えば人の家の泊まるのってドバイ以来の2回目だったかな?

現地人とかに「泊まってけ」って言われることはたまにあるけど、やっぱ信用できないし。

彼らも言っていたけど、「アフリカ人(現地人)と一緒にいて、100%信頼できることはない」っていうのは僕にも当てはまる。

人種差別とかをする気はないし、最初はそう感じていることを認めたくもなかったけど、3ヶ月ほどアフリカを旅してきてやはり否定出来ないなーと感じる。

生きてるうちに、いつかそういう心理的な壁を崩せるといいなーと思うんだけど、多分それは今回の旅では無理だなー。

そんなことを考えながらバイタクに乗っていたが、このバイタク、どうやらガソリンが切れ気味らしい。

たまにガソリン切れ(たぶん)で停止しては、バイク自体を揺すってバイク内でガソリンを寄せ集めてまたエンジンをかける、みたいなことを繰り返して通常の倍くらいの時間をかけてやっと駅までたどり着いた。

だいたいこういう感じでトラブったときって、ドライバーはけなげに「大丈夫だぜ!絶対送り届けてやる!!」みたいな感じで頑張ってくれる。

だからつい少しのチップでも渡したくなってしまうけど、これ完全に自己責任だからね!

しかも通常より僕の時間を余分にさいてるんだよね!!

まあそんなこんなで駅まで到着~。

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しかもめっちゃ並んでる!!

僕も最後尾に並ぶ。

並びながら暇なので駅舎の写真とかを撮っていたら、駅を警備していた兵士に見つかり目をつけられてしまったらしい。

おそらく「こいつ写真なんて撮ってたぞ!」みたいなことを一人が言い出し、数人の兵士がやってきてカメラを取り上げられてしまった!

返せ返せと主張するも全く通じず、あれよあれよという間に別室に連れて行かれて、詰められることに。

警察の日本だったらカツ丼でも出てきそうな部屋で、一人の下っ端っぽい兵士とちょっと偉そうなおっさんに事情聴取(?)を受ける。

まあポル語だから全然通じないんだけど。

ていうかおっさんは拳銃に銃弾込めてるよ…。

これは脅しの一環なのかな?それとも…。

カメラも取られているし、事情聴取中にパスポートもとりあげられてしまった。

そして下っ端が手を出して、人差し指と親指をスリスリこするジェスチャーをしてくる。

はいはい、「お金お金」のポーズね。

しかしここまでワイロを一度も払っていないのに、最後の最後でこんな奴らに払いたくなんてない。

どーせ要求してるのは下っ端の方だし、お偉いおっさんは「黙認」みたいな雰囲気。

まあ今回も、強行突破いけそうかな!

とりあえず、まずはテーブルに置かれていたカメラを奪い取る!

下っ端も気づいて手をのばす!

お互いがカメラを奪い合う、綱引きみたいな構図になったけど、見事勝利!

まあこっちは心の準備ができてたし、本気で奪おうとしてるからね。

この状況にびっくりしてるような下っ端兵士がかなうはずないよ。

その勢いで、下っ端が手に持っているパスポートも奪おうとする…がビビって体の後ろに隠しやがった。

「パスポート!!出せ!!!」みたいなことを叫んだら、なし崩し的に出してくれたので奪い取ってミッション完了。

なんかこういう所で、アフリカ人にためられたストレスがうまく使われている気がする…。

日本じゃ絶対こんなかんじで怒鳴れないと思う。

ちなみに最初から最後までお偉いおっさんは黙って見ていた。

え、彼的にはいいのかな…?とちょっと疑問に思ったけど、そんなこと聞いても仕方がないのでさっさと尋問室をあとにした。

昨日のうちに買っておいたチケットを使って、電車に乗車。

だいぶ遅くなってしまったが間に合った…と思ったが、まさかの満席!!

え!せっかく上級車両のチケット買ったのに。

てかさっきのワイロ兵士たちのせいだろこれ!

そうこうしてるうちに電車が動き出す。

仕方ない。次の駅までは立ったままか。

今日の移動予定ですが、とりあえず電車でリシンガからミタンデ(Mitande)と言う駅まで電車で行きます。

ミタンデからはミニバスとかでマラウイとの国境まで。

国境からはシェアタクシーとかでマラウイのマンゴチ(Mangochi)という街まで行きます。

しばらく電車の通路で立っているとチケットをチェックするセキュリティがやってきた。

当然立っている僕のチケットもチェックする。

すると、そのセキュリティが座席に座っている一人のおばさんを指さしてなにか言ってくる。

ん?もしかして、このおばさんがチケット持ってないから変わってもらえって言ってる??

てかそりゃそうだよね!上級チケットを買って人がこんなにいるなんてアフリカじゃ信じられないもん。

おばさんの所に行ってチケットを出すようにジェスチャーで伝えるも、いろいろ言い訳して(ポル語だから多分だけど)出してくれない。

やっぱりそうだ…。こいつ、チケット持ってないのに堂々と座ってやがる。

しかしおばさんも超図太い。

席を変わってくれるように言っても一向に取り合ってくれない。

途中からさっきのチケットチェック員や、セキュリティの兵士もやってきて加勢してくれ、なんとかおばさんを座席から引き剥がすことに成功した。

てーか兵士が来ても、最初微動だにしなかったおばさんの度胸はすげーなーと思ったが。

とりあえずこれで座席に座ることに成功。

昨日は全然寝ていないので、ここでやっと睡眠をとることにした。

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10時半ころミタンデに到着。

相変わらず途中駅は物売りでひしめき合っている。

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変なフルーツを売る少女。

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ミタンデは超々田舎です。

マラウイへのミニバスいないかなーと人に聞いたりしていると、荷台に超人が乗ったトラックが通りかかった。

荷台の人たちに、試しに「マラウイ??」って叫んで聞いてみると「YES!!マンディンバ(Mandimba)!マラウイ!!」だって!

マジか!どうやらマンディンバと言うところを経由してマラウイに行くらしい。

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走っていくトラックを急いで追い掛ける。

トラックはゆっくりだったのですぐに追いついたが、どうやら止まってくれる気はないらしい。

仕方ないので走りながらトラックに飛び乗る。

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トラックの荷台。

すごい混雑率。

足を置く場所もないので足を外に投げ出すように、トラックの縁と所狭しと置かれた荷物に腰掛ける。

そこから数時間はほそーい田舎道をトラックで走り続けた。

天気もいいし、一緒に乗っている現地人もフレンドリー。

道が悪いから揺れてケツが痛いけど、ゆっくり走ってくれているのでそこまでひどくないし、揺れるたびに「ウワォ!ウワォ!」みたいな感じで他の乗客と一緒に叫ぶのが面白かった。

2時間ほどでマンディンバまで到着。

料金は150メティカル(300円くらい)だった。

マラウイまで行ってくれるのかと思ったが、どうやらこのトラックはマンディンバが終点らしい。

ここからはバイタクで国境まで向かう。

最初言い値が200だったので、150→100と100メティカルまで値切って乗ったと思ったのだが、国境に着いたあと普通に150メティカル要求された。

しかもガチ顔。変にぼったくろうとする感じじゃない。

あれ?うまく伝わらなかったかな?と思い、しょうがないから150メティカル払ってあげた。

英語は通じないことが多いから、ちゃんと電卓で数字見せたんだけどなー。

国境のイミグレはどちらもすぐ見つけられた。

ここはブルンジタンザニア間とか、タンザニアモザンビーク間みたいに、イミグレ間や国境線とイミグレの距離が数キロもあったりする変な場所じゃなく、ふつーに国境線から見える範囲にどちらのイミグレもあるようなかなりノーマルな場所だった。

ただでさえ国境って少し気が張るから、こういう普通の場所だとありがたいね。

モザンビーク出国時には変なワイロも要求されず、マラウイ側の国境ではふつーにアライバルビザが取得できた。

ビザは75ドルもするんだけどね!スーダン(150ドル)とかソマリランド(100ドル)に行ってると普通だと思ってしまう…。

アフリカの国々だと50ドルくらいの国が多いので、マラウイは普通より少し高いくらいかな。

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イミグレでビザの手続きを待ちながら、リシンガの彼にもたせてもらった炊き込みごはんのおにぎりを食す。

これで日本食はしばらくおあずけ。

残しておきたい気持ちも強かったが、当然腐ってしまうので今日の夕飯に全部食べてしまおう。

国境からはシェアタクシーでマンゴチまで。

このときも乗るときは200メティカルで決まったはずなのに、降りるときに300メティカルも要求された。

それもどーも騙してる感じじゃないんだよな。

さっきのバイタクと同じ感じ。本気で300要求している。

ただ、こっちも毎回毎回ぼられるわけにはいかんなーと思ってしまって200で突っぱねていたら、仲介役がわらわらやってきて大騒動になってしまった。

結局僕がぴったり200持っていなかったと言う弱みもあり、250メティカルで決着。

え?マラウイ人って優しいんじゃないの?

ここまでひどいこと今までなかったのに!

ちぇっ!とか思ったけど、このあと会ったマラウイ在住の日本人と話しているときに疑問が解決した。

どうやら彼ら、絶望的に数字が苦手らしい。

掛け算割り算なんてもってのほか。足し算引き算がギリギリ。

そもそも「数字にうとい」んだそうだ。

だからマジで値段を忘れてしまうことも多いみたい。

まあ、ちょっと言い過ぎな部分もあるかもしれないけど。

そう言えばリシンガにいたときに聞いたが、リシンガで使われている現地語には数字がないんだそうだ。

だから現地語を話しているときに数字を言いたいときは、そこだけポルトガル語を使うらしい。

てことはポルトガル人が入ってくる前は、彼らは数字を言い表すことができなかったんだよな…。

マラウイの東側もリシンガと同じ民族が暮らしている。

多分彼らも数字を言い表すときは英語を使うのだろう。

そりゃ数字、苦手なわけだ。

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マンゴチで適当に現地人に聞いて見つけた今日の宿。

ホテル 25 SEPTEMBER。

場所は座標”-14.47802, 35.25657″あたり。

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水シャワー、Wifi無しだけど、朝食付きで5,000クワチャ(750円)とそこそこ安いし広い。

めっちゃ荷物が散らばってるのは盗難対策ね。

バッグ一つにまとまってたら盗みやすいでしょ。

っていう整理ができない言い訳。

と言う感じで、とりあえずマンゴチで一泊。

明日はマラウイ最初の目的地に行きます!

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