◆ルート
日本→中国
◆現在地および移動ログ
【峨眉山】
中国名:峨眉山(イーメイシャン)
仏教の聖地として、三大霊山や四大仏教名山の一つとして数えられる。
ちなみに高さは3,000mちょい。(中国ではそんなに高くない。)
名前の由来は、この山には2つの頂きがあり、眉のように見えるため。
その文化的価値や数多くの珍しい動植物が生息することが評価され、楽山大仏とともに世界遺産に登録されている。
(登録区分は複合遺産。複合遺産は文化遺産と自然遺産の両方の特性を併せ持つ。)
◆2018.8.1
今日は7時に起床して峨眉山の頂上を目指します。
ちなみに峨眉山の中腹まではバスで移動し、最後だけ歩いて登ります。
バスの始発は6時だったんですが、僕らはただただ怠惰なために7:30のバスで行くことに。
6時とか起きられる自信ないもん。
僕だけ荷物をホテルに預けて出発。
リックくんは山の頂上でお寺に泊まることにしたので、全ての荷物を持っていきます。
僕は今日中に街まで帰ってきて昆明行きの電車に乗ります。
昆明行きの電車は18時発で、明日の朝には昆明にたどり着きます。
ビザの関係で8/4には中国をでなければ行けないので、そろそろ最後の詰め。
電車に乗り遅れるわけには行きません。
泊まった宿から歩いて5分くらいのところにバスターミナルがあるのでそこで乗車券を買います。
往復で90元(1,500円くらい)。
乗車券を買ったらすぐにバスに乗り込み出発します。
この時点でかなりの人がきていてバスターミナルは大混雑状態です。
もうちょっと早くきても良かったかも。
バスに乗り1時間ほど山を登っていくと、少し開けた場所でバスが停車します。
どうやら峨眉山の入場券を持っていない人はここで入場券を購入しなければいけないらしいです。
ここも結構な混雑です。
20分くらい並んで入場券をゲット。
ちなみに値段は185元。
この時点で僕の財布はほぼすっからかん。
とりあえずギリギリ足りたのでセーフ。
入場券を買った後は再度バスに乗り、更に山の上を目指します。
山の頂上の少し手前の雷同坪というところの近くでバスを降ります。
ここからは2時間歩くか、少し歩いた後ケーブルカーに乗るかすることで頂上にたどり着けます。
とりあえず頂上を目指し歩きます。
山はひどい霧で50m先は全く分からない状態。
登っている途中で猿を発見。
めちゃくちゃ貫禄あるけど雌猿だよね?
そんなこんなで15分くらい歩いてケーブルカー乗り場までたどりつきました。
リックくんと歩いて登るかケーブルカーに乗るかという話になったんですが、
リックくんはメインバックを持ってきているため、2時間歩くなんて無理!ということでケーブルカーに乗ることに。
ただ僕にはお金がないので、結局リックくんに出してもらうことに・・・。
てかこの旅中、めっちゃお金出してもらっちゃってるな。。
いつか必ず返さなくては。
ちなみにケーブルカー乗り場。
めっちゃ混んでいる。
そしてそこらじゅうで乱闘が起こってます。
ケーブルカーの速いし、僕も電車の時間があるから助かったなーと思っていたけど、
結局2時間以上待ちました。
ほんと中国人多いよ。平日なのにね。
ちなみにケーブルカーの中。
霧は濃くなるばかり。
真っ白な中を進みます。景色もクソもあったもんじゃありません。
ケーブルカーを降りるとそこはもう頂上付近です。
50mくらい階段を上がると、 頂上に至る階段が。
少し進むと、
黄金のブッダ像が見えてきました。
こんな感じ。
中も入れるみたいで、
こんな感じですね。
ちなみにもう少し登れる階段があって、その階段を登ったところに頂上がありました。
頂金だって。
日本人的にはすげーわかりやすいネーミングだね。
ちなみに中身。
そうこうしていると1時ころに。
そろそろ電車の時間も気になるので、リックくんとは分かれることに。
リックくんはこの後少し峨眉山で休んでからチベットに向かうようです。
一緒に行動したのはトータル4日くらいだったけど、旅先で出会った人でこんなに長く行動するのは初めてだったよ。(今まではあっても1,2日程度)
楽しかったぜ!また会おう!
少し時間も気になるので、半ば駆け足で来た道を引き返します。
帰りはロープウェイは乗らず、自分の足で帰ります。
(まあお金もないしロープウェイに並んでるより歩いたほうが速そうだし。)
こんな感じの急階段。
駆け下りているうちに次第に雨が降ってきた。
これは急がなくては!!
猿の居場所を通り過ぎ。
猿も雨は苦手みたい。
ちなみに何人かの人が猿に襲われてかっぱを掴まれてました。
なんか気に触ることでもしたんだろうか。
そんなこんなでバスを降りた雷同坪というところまできてバスに乗ります。
そこからバスに乗って宿まで帰ってきました。
バスの中では珍しく隣に座った子が英語が話せたので、ちょっと話してました。
学生かなあと思ったら30歳らしい。(まあ教師らしいので学校に行っているという点では正解だけど。)
やっぱ外国人の歳ってわからんですね。
宿に帰ったのが16時くらい。
駅まではバスで30分で電車は18時なので、ちょっと早いですがすぐに駅に。
電車に乗ってる時間が16時間くらいなので、駅で後1時間くらい待つなんてちっさいことなのでね。
バスは駅前まで行くはずなのですが、運悪く駅前が工事中。
結構遠くで降ろされて、1kmくらい自力で歩かなくてはならないとのこと。
山を駆け下りてきたダメージが足にきている・・・。
半ば足を引きずりながら必死に歩く。
そういえば電車の席予約できてて良かったー!
ちなみに昨日会ったリョーくん情報では、
楽山-昆明間の路線は鬼のように混んでいるらしく、僕が乗った成都–西安のように寝ることなんてでできないらしいです。
そもそも座るのも大変とか。
この疲れで立ち席だったら地獄の苦しみを味わったかも知れない。
やっと駅が見えてきたー!
駅に着く、
が、なんか雰囲気がおかしい。
てか誰もいないしなんとなくスタッフの間に剣呑な空気が流れている・・・。
駅に入ろうとしたら、スタッフに通せんぼされる。
スタッフが翻訳アプリで説明してくれた内容によると、
数日前に発生した土砂崩れのせいで、昨日と今日の電車は全て運休になっているらしい。
しかもまだ復旧の目途も立たず、明日の電車もどうなるかわからないらしい。
また電車だけでなく、南へのバスも運休になっていたりするらしい。
とりあえずスタッフからは、「明日また駅に来れば動いてるかも」何て言われたけど、
僕はノービザのため8/4までに中国を出なくてはならない。
とりあえずいろいろ調べたいがWifiの使えない駅にいても仕方がないので、予約していたチケットの払い戻しをしてさっさと折り返し。
元来た道を引き返す。
きつい・・・。
途中タクシーが足元を見た値段で吹っかけてくるのを無視しながら、2kmほど無心で歩いて、駅近くの飲食店がいっぱいあるところに到着。
そこでWifiが使える食堂を見つけ、次善策を練ろうとするが…
もう体力の限界です。
この辺でホテルを探して一泊して、明日の電車が動くことを祈ろう。
ちなみにベトナムに抜ける工程は多少余裕をもって日程を組んでいたため、最悪明後日の朝の便で出発できればなんとか間に合います。
まあなんとかなるでしょ。
とりあえず探したホテルがそこから2kmという微妙な距離だったため、また歩いてホテルまで到着。
もう死にそう。
ちなみにホテルです。
ここは楽山で泊まったホテルと同じ系列で、ちょっと高め(70元)だけど綺麗で良い場所です。
ホテルに着いてゆっくりしていると、同じ部屋に泊まっていた少年(高校生くらい)が「俺、お前を成都で見たぜ!」と英語で話しかけてきた。
え、マジで??
そういえば楽山にくる前日にリックくんの宿に行った時、こんな子がいた気がするが。
その子も昆明経由で麗江に行くためにここを経由したのだが、電車が運休になったせいで、もうここに4泊もしているらしい。
何かわからない果物?を大量にくれました。
ちっちゃな青りんごみたいな?
あと彼からの情報で明日、電車が動きそうな事がわかる。
そのため、明日の16時発の便をネットで予約。
これで昆明に行ければ余裕で間に合う!
よかった~!!
ほっと一安心してこの日は就寝。
明日はここを発って昆明に行きます!
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