モザンビークⅡ① 帰ってきたモザンビーク!やっぱりここはワイロ地獄!!

モザンビークのアライバルビザ アフリカ
モザンビークのアライバルビザ

◆ルート

日本→中国→ベトナムラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタンキルギスカザフスタン→日本→イラン→UAEイスラエルパレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダンエチオピアジブチソマリランドエチオピアⅡ→ケニアウガンダルワンダブルンジタンザニアモザンビーク→マラウイザンビアジンバブエボツワナジンバブエⅡ→モザンビーク

◆2019.4.24

ここからモザンビークへ行くにはまず、国境近くの「ムタレ(Mutare)」という街に行く必要があるらしい。

バスの時間やバスステーションの場所を宿の人に聞いたのだけどよくわからないみたい。

「始発は6時!」みたいな事言われたけど、たぶん適当だろ!!

どうしようかなーと思っていたら、GoogleMap上に「Buses to Mutare and Chimanimani」という名前のバス停を見つけた。

わかりやす過ぎるな…。

まーそんなに距離もないから本数あるでしょ!ということで、とりあえず6時バスターミナルにつくように宿を出た。

宿からバス停は歩いてせいぜい5分くらい。

ちかいちかい。

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行ったらちょうどムタレ行きのバスがとまっていた。

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中はこういう感じ!

ボツワナみたいな快適で詰め込まれないやつです。

ムタレまでは30ボンド(700円)。

ボンドがないので仕方なく10ドル払ってバスに乗り込む。

バスはすぐ人が集まって発車!

ムタレへの道は「ザ・ジンバブエ」な感じの岩山ばっかりの道。

途中で車窓の景色にも飽きて、早起きした分足りてない睡眠時間を稼ぐために眠ることにした。

バスは4時間ちょいほどでムタレに到着。

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バスターミナル。

まだ11時にもなってなかったけど、これからの国境越えに向けて英気を養うために昼飯を食べることにした。

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チキン&サーザ。

サーザはウガリのことらしい。

ガリってホント国によって名前変わるんだなー。

ケニアタンザニア:ウガリ

ウガンダ:ポショ

モザンビークマラウイザンビア:シマ

ジンバブエ:サーザ

ボツワナ:パーバ

みたいな!

最初はどうしても美味しいとは思えなかったけど、今では美味しく食べられるようになりました。

バスターミナルで国境への行き方を聞く。

どうやら僕はまだ街のはずれにいるらしい。

まずバスターミナル前の通りで拾えるミニバスで、街の中心街の「ムラワビル」というところまで行く。

ムラワビルの向かいにシェアタクシーの溜まり場があるので、そこでタクシーを拾って国境まで行けるとのこと。

まずはミニバスを拾おうとするけど、通りかかるバスの乗務員(いつもドア近くに座ってて、料金回収するひと)が「チョンチンチョンチン!」言ってきて、イラッとして見送る。

次も同じ。

てかバスターミナル内でもけっこう言われる。

思えば、ザンビアあたりからこんなことほとんど言われなかったのに…。

やっぱジンバブエ、それも田舎はダメなんだろーなー。

結局教養がなくて、貧乏で劣等感があるからこんな事言うんだろう。

くっそイライラする。

糞ガキが多いので、とっ捕まえて胸ぐら掴んで叱ってやろうかと思ったけど、荷物持ってちゃ追いかけるにも追い掛けられない。

仕方ない。

とりあえずもうバスは乗る気が無くなった。

どうせ3kmくらいなので歩いて進むことにする。

ちなみにバスに乗ったら1ボンドらしいです。

ふつうはバスに乗ることをオススメします。

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ムタレの街中。

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大通りをずーっとまっすぐ歩いて、ムタレビルまでやってきた。

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向かい側にこんな感じの小さいマーケットがあって、その前にタクシーが止まってます。

相場はシェアして一人7ボンド(180円)くらいらしいけど、貸し切りで3USDで行ってくれるという人がいたのでもうお願いすることにした。

あんまり人も来そうになかったし。

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タクシーでは山あいの道を下って下っていく。

道も広く、ジェットコースターみたいにスピード出してくれて楽しい。

10分ほどですぐにマシパンダ(Machipanda)の国境に到着。

が、僕はこのタクシーの中で気付いてしまったのです!

やべえ!アライバルビザとる準備なんにもしてないや!

僕は前回ダブルビザがとれず、シングルで入国したので今回も再度ビザを取らなきゃいけないのです。

アライバルビザの必要書類って明確に何が必要かっていう情報は無いんですが(それもおかしいよね?結局ワイロによるっぽい)、前回はホテルの宿泊証と出国チケットのコピーを提出してビザをゲットした。

そして今回は何も持っていない。。。

え、これジンバブエ出国したあとモザンビークに入れなかったらもう一回ジンバブエに帰ってくるの?その時のビザ代も払うの??とかいろいろな疑問が浮かぶ。

てかジンバブエはビザの必要書類がないからそれで良いかもしれないけど、ジンバブエも出国チケットとかが必要でそれを持ってなかった場合、どっちにも入れないじゃないか!

そういうときってどうなるんだろう…。

まあなんとかなるでしょ!という謎の自信をもとにジンバブエの出国手続きを済ます。

モザンビークの入国手続きをしようとした所で、

「お前ビザ持ってるの?」

「ああ持ってるよ。これこれ」←シングルビザだけど一応トライしてみる。

「(けっこう時間をかけてチェックして)・・・これ、1ヶ月ビザだからもう期限切れだよ。」

マジかー!

ああ…もしかしたらもうちょっと早く来てれば使えたかもしれない!!

だがまあ仕方がない!

「え?切れてるの?ホントだ!!(すっとぼけ)じゃあ新しいのちょーだい!」

「お前、ここではビザはとれないんだよ!」

な、なんですと!!

いろいろ頼み込んだが「ムリムリムリ!」とのこと。

早くムタレの大使館に行って取ってこーい!!とイミグレを追い出されてしまった。

いやいや、もっかいジンバブエに入るとか勘弁。

どうにかならんもんか。

うーん。と考えてたら、外にいた兵士が「よう!」みたいな感じで話かけてきた。

なんかこいつ強そうだし、こいつから頼んでもらえばなんとか行けるかも!

兵士に事情を説明。

マジで困ってることを伝え、ワイロでも渡そうかなと思っていると、渡す前に、「俺が言いに行ってやるぜ!」みたいな感じでイミグレに交渉しに行ってくれた。

やべー!超クールなやつだ!

兵士の働きや、もうひとり僕と同じ状況だった中国人のクレームのおかげもあってなんとか「しょうがねえ。やってやるぜ…」みたいな雰囲気になった。

が、やっぱり宿泊表は絶対必要とのこと!

さっきタクシーの中で予約したホテルの予約表を、スマホの画面を見せたけど流石にダメだった。

が、イミグレの隣にコピーできるところがあるらしい!

助かった!!

コピー代は100メティカル(180円くらい)とクソぼったくり!

値切ろうとしたけど、そもそも細かいのが50メティカルしかなかったので、それだけ払ってコピーさせてもらった。

ビザ代は50USDビザ代を払うと…ん?

なんだか別室に来いと言っている。

そして、わかりやすくワイロを要求されました…。

「ジュース買いたいんだけど?」みたいな。

そして1USD渡したら満足するというかわいいやつ。

ご機嫌でビザの手続きをしてくれました。

さっきから気付いてたんだけど、イミグレの壁に「ビザ代:50USD!」みたいな張り紙があったんだよね。

しかもビザのシールも持ってるし!

ここではビザとれないとか、ワイロがほしいだけのウソっぱちだろ!!

・・・もう怒る気力も失ったよ。

ちなみにもらったビザは前回とは違うデザインだった。

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こいつが前回。

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これが今回。写真入り(左側の隠してるとこ)。

f:id:sasetsu_u:20190427020438j:plainなんとか国境を突破し、シャパ(ミニバス)でシモイオ(Chimoio)というところまで!

110メティカル(200円くらい)。

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シモイオに到着。

ここはそこそこデカい街なので、今日はここに一泊することに。

でも、やっぱり街中で悪口がうるさい…。

街歩きは止めてすぐに目星をつけていた宿へ向かう。

が、その前に…。

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SIMを入れ替えなければ行けないんだけど、どれだかよくわかんねー。

Vodacomだったと思うんだけど、他の国のVodacomもあるんだよねえ…。

それっぽいやつを何個かトライしてやっとモザンビークのSIMを探し当てる。

露店でチャージしてネット環境ゲット!

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途中悪口を言ってきたガキども。

無表情で写真撮影してやった。こういうのも記録記録。

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目星をつけていた「PINK PAPAYA」という宿。

GoogleMapの場所とはちょっとずれていた場所にあって、間違えて一般民家に入っていってしまった。

だってピンク色のしゃれた家だったんだもん。

宿の正確な場所は座標”-19.110786,33.472595″あたり。

GoogleMapより200mくらい通りを西に行った所にあります。

「PINK PAPAYA」はドミトリー650メティカル(1,150円くらい)、キャンプ350メティカル(600円くらい)だけど、キャンプ場は狭いし地面も固いのでドミトリーにしてしまった。

居心地も良さそうだったし。

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部屋はこんな感じ。

めちゃきれい。

あとWifiはありません。

だからSIMは調達してから行って正解。

明日は今回1つ目の目的地、ヴィランクーロ(Vilanculos)というリゾート地へ向かいたい。

バスの情報を聞くと、ヴィランクーロ近くのパンバーラ(Pambarra)というところまで大型バスで行けるとのこと。

しかしその値段を聞いてびっくり!なんと1,600メティカル!3,000円くらい!

なんでもこの前モザンビークを襲った台風の影響でバスの価格が上がっているらしい。

ヒッチハイクでも行けるけど、そこまで行ったら800メティカル(1,500円くらい)払うのが相場(礼儀)らしい。

普通ならヒッチハイクを考えるんだけど、悪口言われてバスすら見送ってしまうようなところでヒッチハイクなんて論外!

大人しくバスに乗ることにした。

バスは4時集合、4時半出発。

今日のうちにチケット買っといたほうがいいよーとのことだったので、チケットオフィスに行くことに。

チケットオフィスは今日バスを降りた所の近く。

来た道を戻るようにチケットを買いに行く。

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ジーンズマーケット。

絨毯みたい。レッドカーペットならぬブルーカーペット。

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チケットオフィスが見つからない。

どこにあるんだろうな~と探してたら、まさかのこの黄色いバスの中にありました。

しかもこのバスがそのまま明日パンバーラまで行くらしく、バスの中で寝泊まりもできるとか。

ザンビアと同じ方式!

あーここに泊まればよかった!!

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夕食でレストランでカレーを食べて、宿に戻った。

宿では同じ部屋のアメリカ人と仲良くなった。

彼はトーフ(Tofo)という、僕がヴィランクーロの次に行く予定だった場所に明日向かうらしい。

しかも同じバスだった!

僕がヴィランクーロの話をすると「なんかおもしろそうじゃん!一緒に行くわ!!」となって一緒に行くことになった。

旅は道連れ、久しぶりにパッカーと移動!!

こういう出会いもありがたい!!

ということで、明日は2人でヴィランクーロに移動です!

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