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ゲベル・バルカルとナパタ地方の遺跡群
カリーマ周辺の遺跡の総称。この名称で世界遺産にも登録されている。
ナパタとはこの辺に昔あった都市の名称。
ナパタは紀元前1500年頃の古代エジプトにて、南端の都市として建設された。
紀元前700年頃、現在のスーダン南部に存在したクシュ王国がエジプトを征服、併合したときには、このナパタにエジプトの首都が置かれた。
闇レート進行中!カリーマの街で両替を探す
2019.1.14
朝起きて思う。水がほしい…。
エジプトまでの国では僕は普通に水道の水を飲んでいたんですが、流石にここスーダンでは飲む気がしない!
てかそもそも、ここまでまともな水道を見てないからね。
みんなだいたい、道端にあるつぼに入った水とか飲んでるし。
スーパーで水を買ってから朝飯を食べる。
そういえばスーダン・ポンドが切れそうだ。
国境付近では2,000円分くらいしか両替しなかったからな。
両替屋を探さなくては。
ホテル近くで聞き込みをするが1ドル50ポンドとか51ポンドとかでしか替えてくれる所がない。
国境だと1ドル55ポンドで行けたんだけど。
国境ってぼったくられるイメージがあったけど、やはりあれはなかなか良いレートだったんだろう。
良いレートの両替を探して人が集まる方へ。
廃線になった駅。
駅の前の大人たちの集会。
てか、こうしてみると街に女性がかなり少ない。
居るとすると、道端にあるシャイ(お茶)屋のおばちゃんくらいだ。
線路でヤギが飼われている。
怪しい親父と遭遇。。。カリーマ中を引きずり回される
線路近くのマーケットでフラフラしていたら、若者に腕を引っ張られてシャイ(お茶)をおごってもらった。
そのシャイ屋ですげー陽気な親父に出会った。
なんでもサウジアラビアでタクシードライバーをしているらしいんだが、僕が両替屋を探していると言うと「ついてこい!ついてこい!」と言ってくる。
どうやら両替屋を案内してくれるらしい?
彼はどんどん街から遠ざかっていく。
いたるところに知り合いがいるらしく、数十人友達を紹介されたが、そのうちの誰も両替屋ではないらしい。
どこに行くのかと思えばたどり着いたのはナイル川。
まあいい眺めだが。
ナイルでは網漁をしているらしい。
せっかくなので写真を撮ってあげようと思ったら、逆にめちゃくちゃ撮られた。
別に自分の写真とかいらないんだけどねえ。
てーかどうやら両替のことなどすっかり忘れて(もしくは最初から気にもとめず)、カリーマの案内をしてくれているらしい。
今度はナイルを離れて車をヒッチハイクした。
その車で、ナイルの対岸へ向かう。
スーダン式コーヒーは甘~くて少し生姜のお味?
彼の父親がいたようで、一緒にコーヒーを振る舞ってくれた。
これがスーダン式コーヒー。
生姜が入っていて、たっぷり砂糖を入れて飲むとめちゃくちゃうまい。
結構遠くまできたんだけどどうやって帰るんだろう?と思ったが、どうやら彼は歩いて帰るつもりらしい。
よくわからん水路沿いの道を行く。
なんでだろう彼を見ているとジャングルブックを思い出してしまう。
この森は全部俺の庭だぜ!みたいな。
ヤシの木の森を抜けて、再度車をヒッチハイクしてやっとのことで両替屋の友達の家に連れて行ってもらえた。
なんとかスーダン・ポンドをゲット!ATMがないとこんなに苦労するとは、、
交渉の末なんとか1ドル55ポンドで替えてもらえることに。
100ドル替えようと思ったのに、持ってきたポンドは3,000ポンドほど。
ふざけんな!5,500もってこいや!→追加で持ってきてもらう→まだ足りない
っていう流れを3回くらい繰り返してやっと5500ポンドを入手することに成功。
5,500ポンド。
札束の厚さがすごい。
そしてもう目的は果たしたので、帰りたいなーなんて思っていた。
スーダンは世界一「多い」国? ナパタ地方のピラミッド群
用は済んだのだが、おっさんはまだ僕を解放する気はないらしい。
なんでも、近くにピラミッドがある!なんて言っている。
まー確かにそのピラミッド目的でカリーマに来たんだし、かなりピラミッドの近くまで来ているようなんでピラミッドだけは頑張って見てから帰ることにした。
砂漠の先にピラミッド。
時間は午後二時ころ。一番暑い時間である。
馬の骨が転がっている。
この馬もこうやって暑さを感じながら死んだんだろうか。
この山はゲベル・バルカルという聖なる山。
山の上にはアメン神が住んでいたと言われている。
崩れかけたピラミッド。
やっとピラミッドが近づいてきた。
てかおっさん元気すぎるだろ…。
しかもたまにこいつ走るんだよね。おい!行くぞ!みたいな感じで煽ってくるし。
そろそろイライラしてきた。
まーピラミッドですが、近くで見ても底まで面白味はない。
サイズはエジプトのものとは比べ物にならないくらい小さいです。
他に観光客がいないから静かに見れるのは良いけどね。
ピラミッドを見たらさっさとホテルに戻ります。
またおっさんが友達の家に招待しようとしてきたけど、その家に行っても友達は留守だった。
「ちょっと待ってれば来るから待とうぜ!」なんて言われるけど、もう我慢の限界。
「時間ないからもう帰るわ!」って言って帰ろうとしたら、「お金ないからお金ちょーだい」だって。
まあ途中から怪しいと思ってたが…。
いろいろな所に連れて行ってくれたりして、やってくれることは一見親切っぽいんだけど、こっちへの思いやりが全く無いんだよね。
親切の押し売りをして、金を貰おうとしてるからなんだろうけど。
両替してピラミッド見るだけで一日使ってしまったよ!
暑い中、歩いてホテルへ帰る。
こんな感じのつぼがいたるところにあって水が飲めます。
誰が用意しているかは不明。
定期的に入れ替えるのかどうかも不明。
駄菓子屋のおっちゃん。
夕食はチキン。
やはりパンがうまい。
カリーマのバスターミナル。
ここには夜になるとたくさんのシャイ屋がオープンする。
こんな感じでおばちゃんがシャイを入れている机をみんなで囲んでシャイを飲む。
1杯5~10ポンド(10~20円)。
今日は中途半端に観光をしてしまったが、まだ少し見たりない所がある。
明日は1日かけて周辺の遺跡を散策します。
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