タンザニア⑫ 不穏の種

ムトワラの街 アフリカ
ムトワラの街

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◆2019.3.21

今日はやっとダルエスサラームを出発、南下しモザンビークを目指します。

まずはバスでムトワラ(Mtwara)まで。

発車は毎朝6時の1便だけだと訊いていたので、4時半ころ宿を出発する。

 

出発するときに、宿のおばちゃんがタクシーを紹介してくれた。

と言っても宿の前にいつもたむろってるタクシーの運ちゃんたちだったけど。

 

ちなみにバスの乗り場所は「Ubungo Bus Terminal」という、僕が泊まっている宿からは10kmくらいの場所。

15,000シリング(700円)より値段が下がらなかったので、仕方ないかーということでお願いすることにした。

まだ暗い時間のダルエスサラームを一人で歩くという選択肢は流石にないので。

 

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バスターミナルに到着。高架上から眺めるとめちゃくちゃいっぱいバスがいる。

このバスターミナルは、ダルエスサラームに着くときにも使ったけど、そのときは夕方だったので全然バスがいなかった。

 

バスターミナルの入口らへんに来ると、バス会社のスタッフが案内しに来てくれる。

ムトワラに行きたいと言うと、すぐに目的のバスまで連れて行ってくれた。

 

ムトワラまでは23,000シリング(1,100円くらい)でした。

キップを買い、バスに乗り込む。

 

…とちょっとお腹が空いていたので食料調達。

 

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なんか売店でうまそうだったやつを買ってみた。

お菓子かなーと思って買って、それは正解だったのだが、ほとんど食べる所がない!

これ、何かの種に甘くて赤い成分をふりかけているだけ!

うわ!マジか!なんてやってる間に6時になりバスは出発。

また朝ごはんを食べそこねてしまった…。

 

しばらくバスに揺られる。

 

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バスの中で売り子が魚を売ってる。

これ何用?と思いきや、けっこういろんな人が買っていくのね。

そしてそのままぼりぼり食っている。

 

え、買おっかな…とか迷ってるうちに販売終了してしまう。

 

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お昼どきくらいに、途中の休憩所でバスは止まった。

 

魚介系の売店ばっかり。

いかゲソがうまそうだったのでいかゲソ2本と、ふつーの牛の串焼き2本購入。

普通に飯休憩だと思ってたので、ゆっくり選んでいたらいきなりバスが動き出してめちゃくちゃびっくりした!

他の乗客たちも一緒で、みんな走って動きつつあるバスに乗り込んでいた。

 

てかタンザニア、以前も1回遅れかけたけど、ドライバーみんな早すぎる…。

 

ゲソ*2+串*2は昼飯としてはギリギリだ…。

なにかあるだけ良いと思おう。

 

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途中の街。

 

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窓から何度か見えた海。

1度すごく綺麗な水色の海が見えたのに、写真が取れず…。

ここらへんにもリゾートっぽい街があるみたい。

 

 

午後になってくるとバスの車内の気温も上がってくる。

と言うか海沿いだからか半端なく蒸し暑い。

軽く茹で上がりそうだ。

 

 

3時半ころバスはムトワラに到着。

 

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バスターミナル前の売店

これ以上ないくらい、売り物の雑食感がすごい。

 

さてここで「①ここで1泊する」もしくは「②今日中に国境越えする」の2択で迷う。

 

国境まで、もうせいぜい数十キロなんだよなあ。

実はここの国境の情報はよくわかって無くて、何時まで国境は開いているのか?や(ここの国境はちょうど河になってるので)、どういうタイミングで河を渡れるのか?というのが不明なのだ。

どうやらボートで河を渡るということは訊いているんだけど。

 

まあ今日はまだ時間もある。

最悪失敗して帰ってくる事になっても、今日のうちに国境近くまで行って様子を探ってきたほうが得策だろう。

 

幸い「モザンビーク行きたい!」とバスターミナルでミニバスを探していたら、すぐにモザンビーク方面に向かうミニバスが見つかった。

ちなみに値段は5,000シリング(250円くらい)。

 

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しかもけっこう人が乗ってる。

 

このバス、人を乗せたり降ろしたりで超ノロノロ、全然進まない。

結局30kmくらい先にあるタンザニアのイミグレに行くまでに2時間くらいかかってしまった。

 

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突然現れたイミグレの看板。

国境の河まではまだ5km以上距離があるけど、とりあえずここで出国手続きが必要みたい。

 

イミグレで手続きしようとすると、近くに座っていたおっさんがこう言ってきた。

「お前は今からモザンビークに行くのか?今行っても河を渡るために一人でボートをチャーターしなきゃいけなくて、最悪50ドルもかかるぞ。悪いことは言わないから明日の朝にしたほうが良い。そうしたら1ドルもかからない」

そして、

「今日はすぐそこにあるホテルに泊まっていけ」

 

ん~こういうパターンか。

どうやらおやじは、宿のオーナーらしい。

 

僕と一緒にバスで来ていた人たちは、モザンビーク方面に行こうとしているけど…。

でも彼らはこの先の住人なのかもしれない…。

 

どっちにしても、もう時刻は6時に近い。そろそろ日が暮れてくるだろう。

ここにホテルがあったことを幸いとして、休むのが安全策だろう。

 

幸いホテルも20,000シリング(1,000円弱)と、そこまでのボッタクリではない。

そこそこ綺麗だったし(もちろんお湯Wifiはないが)、満足だ。

 

ホテルの場所は、、、本当にイミグレの近くです。

タンザニア側から来ると、イミグレの手前を右に曲がって細い道を数十メートル入っていくとパッと見民家っぽい家があるので、そこの一部です。

まあ人に聞けば絶対わかると思います。

 

そういえば写真撮り忘れましたけど、よくある国境のボロ宿みたいな感じではなくて、そこそこちゃんとしてます。

 

死ぬほど汗をかいたので、まずは水シャワーでスッキリする。

その後は少し村を散策。

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モザンビークへ続く道。

 

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村のバー。

レストランを探したのだが、村に一つもなかった!(普段はあるのに今日は閉店中?)

 

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バーのオーナーに相談したら持ってきてくれた。

今日一日で、はじめてまともな食事が取れた。

 

夜、当たり前のように停電が起こる。

まだ寝るには時間が早いが、何もできないので寝てしまうことにした。

うとうとする意識の中で、停電が終わり電気がついたことに気づいたが、もう起き上がる気にならなかった。

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