ダブル世界遺産!ミール城とネスヴィジ城へ! ベラルーシ人は不親切??

ネスヴィジ城 ベラルーシ
ネスヴィジ城

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 ミール城

中世に現在のベラルーシを中心に存在した、リトアニア大公国の大貴族ラジヴィウ家が代々所有してきた城。

後にナポレオン戦争や第二次世界大戦で被害を受けるが、その度に修復され、現在まで健在である。

ネスヴィジ城

ミール城と同じく、ラジヴィウ家が所有してきた城。

リトアニアの古文書がここで長い間保管され、たくさんの戦火をまぬがれてきた。

「東欧で最も美しい城」とも言われる。

ベラルーシのダブル世界遺産、ミール城とネスヴィジ城へ!

前日、ミンスクの宿で1日ブログを書いていた記事はコチラ↓

【ベラルーシ】物価の安いミンスクで溜まったブログをこなす1日
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2019.5.22

今日はミンスク郊外にある、ミール城とラジヴィウ城という2つのお城を見に行く。

本当は城巡りは明日にして今日は街歩きの予定だったんだけど、明日は雨が降りそうということで予定をチェンジ。

宿の人から、ミンスク→ミール城→ラジヴィウ城→ミンスクというように、全部バスで行けるよー。

本数もけっこうあるよーと言われたのでそれを信用していた。

それがなかなか困難なことに…。

まずはミール城へのバスを探す!

最初のミンスク→ミール城のバスだけは前日のうちに、宿の人に言って予約してもらっていた。

出発は朝8時ということだったので、30分ほど前に教えてもらったバスターミナル(座標”53.888756,27.547331″)に向かう。

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バスはいっぱいあるのだが…指定されていたバスが見つからない。

「白いミニバスで、7391番だから!」って言われたのだが、それっぽい車はない。

そこらへんの人に聞きまわるも…みんな全然教えてくれない!

そもそも英語に拒否反応をもよおす人が多いみたい。

基本的にスゴイ嫌そうな顔をされて無視されるか、「知らない!」的なジェスチャーをされる。

これは心が折れるな…。

徐々に8時が迫ってくるがバスが見つからない。

そしてついに時刻は8時をまわってしまった。

8時5分ころには完全に諦めの心境で、とりあえず一回宿に戻るかなーなんて思ってたら、お兄さんに「ミール?」って話しかけられた!

「そうだよ!!」

どうやら彼が目的のバスの運転手だったようだ。

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7391てナンバープレートのことだったのね…。

普通バスのフロントガラスに番号が書いてあるから、それかと思ってたわ!

フロントガラスに書いてある行き先もミールじゃないし…ミールは途中の通過点だったってことね…。

バスに乗って、ミール城へ!画一的なソ連風のミンスクの街並み

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バスからの風景。

やっぱり画一的なビルが多い。

手前の兄ちゃんが乗ってるのは電動キックボードです。

ヨーロッパでは流行ってるらしいですね。

フランスとかでは増えすぎて問題になっているらしい。

ミンスクでも事故りそうになっている子供を何回か見ました。

バスでミールへ到着!ミール城を見に行くが…

1時間半ほどでミールに到着。

ミールまでは7ルーブル(350円)だった。

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教会系の建物がいっぱいある。

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こちらも教会。

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ミールは緑が多い田舎町だ。

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到着!ミール城。

ここまでは無料。

中に入るためにはチケットが必要なのです。

一応入るかなーと思ってチケット売り場を探す。

ミール城はまさかの閉館中?

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こちらがチケット窓口。

そいえばウズベキスタンとかキルギスでも、窓口とかレジは「カッサ」だったなあ。

やっぱり旧ソ連、同じようにロシアの影響を受けているから語彙もにている。

そして閉まっているというね!

もうすぐ10時になるのに閉まっている…。

もしかして今日は休みか…?

近くにトイレがあっておばちゃんが受付をしていた。

おばちゃん英語できそうにないので、ここに連れてきてみたら、手で「10」の数字を作って10時に開くっぽいことを教えてくれた。

てか世界遺産レベルの観光名所で10時開店て遅くない…?

どれだけやる気ないんだ…。

しかもあと10分くらいで10時になるのに人が来る気配がまったくない。

とりあえずあたりを散歩しながら暇つぶし。

美しい赤い屋根のミール城

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城の周りには池が広がる。

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釣りしてる人もいるけど、魚なんているんだろうか。

斬首台とワインセラーなかなかディープなミール城

10時過ぎにチケットオフィスに戻ると窓口が開いていた。

入場料の7ルーブル(350円)を払って城に入場。

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中庭。

ここから建物の中に入っていく。

途中チケットを見せるところがあったのだが、誰もいなかったのでスルーで進んでしまった。

帰ってきたときに「あ!」みたいな顔をされたが…。

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中は武器や装備などの展示と、この城を使っていたラジヴィウ家の人々についての解説があった。

しかし僕はラジヴィウ家についてそもそもほとんど知らなかったので、全く頭に入ってこず流し読み。

ロシア語しかない解説も多かったので、雰囲気だけ楽しむ方針で進む。

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城の塔からの眺め。

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何に使ったかわからない部屋。

紐だけがたれている…。

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囚人の部屋みたいなところに斬首台があった。

流石に刃はなかったが。

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途中でお土産屋があった。

ワイン売ってたんだけど、これ安くない??

左の2つが7.61ルーブル(400円弱)で、右の2つが14.52(800円弱)。

お土産屋さんでこの値段。さすが東欧。

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地下の部屋にはワインセラーも。

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城の奥の方には、もうちょっとちゃんとした博物館になっているところもあった。

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ミール城からネスヴィジ城までの道は険しい?ネスヴィジまではヒッチハイクするしかない!

一通り雰囲気を楽しみ、次はネスヴィジ城へ!

ネスヴィジ上までのバスの場所をチケットオフィスで訊くも、タクシーの名刺を渡された。

「ノーバス!」だって!

そんなバカな…。

ホテルの人はあると言っていたのに。

この人が知らないだけで、他の人は知ってるんじゃね?なんて思ったが、そもそも英語が通じないところでバスを探しているより、ヒッチハイクしたほうが早いんじゃね?

地図を見るとミールからネスヴィジまでは幹線道路が1本通っているし、ミールの街は小さいので、ヒッチハイクに適した「郊外の幹線道路沿い」に出るのも楽だ。

よし!ヒッチハイクしよ!っと決めて、ポジションに移動する前にちょっと腹ごしらえ。

ベラルーシはポテトの国?ベラルーシの名物料理、ドラニキ!

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近くのカフェで頼んだ、ドラニキと呼ばれるじゃがいもで作ったハンバーグみたいな料理。(8.5ルーブル=400円強)

ベラルーシの伝統料理らしい。

実はベラルーシはじゃがいも消費量が世界一位で、じゃがいもを使った料理が数百種類もあるらしい。

このドラニキももちもちしていて旨味。

今回は肉+ドラニキだったけど、スープ料理とのほうが合うかもしれない。

ヨーロッパのヒッチハイクは厳しい!アフリカって優しかったな~

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市街から1kmちょい歩いて離れて、幹線道路沿いのヒッチハイクにベスポジと思われる場所に移動。

個人的にヒッチハイクをするときは、周りに何もないへんぴなところが良いと思っている。

「これ、止まってあげなきゃヤバいんじゃね?」と思われるような。

あと、いわゆるヒッチハイクポーズの親指立てるやつはやらないことにしている。

あれをやってると成功率が低い気がするし。

それより、必死で両手を振ってアピール!これに限る!

と、いつもの要領でヒッチハイクを開始する。

車通りはかなり少ないながらも、多少はある。

いつもならすぐに捕まりそうなものなのだが、ここに限っては1時間待っても全然ぜんぜん捕まらない!

手を振り返してきたり、いろんなジェスチャーを返してくる人はいるのだけど、止まってくれる人は皆無。(1人だけいたが、すぐに曲がってしまうとのこと。)

ううむ…。

なんか馬鹿にされているような気になってくるのだが。

エチオピアであったドイツ人のおっちゃんのことを思い出してしまった。

お金を要求してくる乞食の子どもたちに対して、いろいろかまってやったり、写真を撮ったりするくせに、チップは全くあげないという意地の悪い人だった。

1時間待って方針転換。

やはりここでヒッチハイクは分が悪い。

街に戻ってもう一度バスを調べよう。

…何人かに聞いた結果、ミール→ネスヴィジまでのバスは午後5時しかないことがわかった。

それは流石に遅すぎる。

もうこうなったら仕方がない。

ネスヴィジ城の閉館に間に合いそうな3時ころまでヒッチハイクを粘って、ムリだったら諦めてミンスクに帰ろう。

ヒッチハイクの乗り継ぎでなんとかネスヴィジへ!

同じ場所でヒッチハイクを再開。

今度はなんとか20分ほどで、車が止まってくれた。

言葉は全く通じないが、「ネスヴィジ!」と言うと「乗れ!」とジェスチャーしてくれる。

ネスヴィジまでは一本道で30km。

直で行ってもらえるかと思いきや、10kmくらいのところで曲がって細道に入っていくらしい。

結果周り10km圏内に街がないような場所で降ろされてしまった。

ただ、こういうのはピンチはチャンスで、

こういう場所ほどすぐに車は止まってくれるもの。

予想通り、5分くらいでネスヴィジ行きの車が止まってくれ、一気にネスヴィジまで到着することができた。

ネスヴィジのカラフルな家々。ベラルーシ人はおしゃれ?

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ネスヴィジの街。

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なんだか、

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カラフルな家多くない??

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これとかやりすぎな気がする。

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アフリカにもあった道路の盛り上がってる、強制一時停止のやつ。

アフリカだけだと思ってたけど、ヨーロッパにもあるのか…。

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奇妙な色の教会。

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中はいたってシンプルだった。

堀がきれいなネスヴィジ城に到着!

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池の辺りにかかる鍵。

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ネスヴィジ城発見!!

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正門。

ここから入るのは有料で、チケットは14ルーブル(700円)。

ミール城よりちょっと高い。

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中庭。

ミール城よりデカいな。

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本棚に大量の書物がある。

これはリトアニアの古文書を保管していた本棚だろう。

本物古文書はロシアに渡ったらしいので、これはイミテーションだと思う。

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ラジヴィウ家という金持ちの居城だったらしく、生活感がある部屋が多い。

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中庭に建てられていたという劇場の模型。

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劇のマシンらしい。

くるくる回すと波の音が聞こえて船が回るんです。

こういう劇に使う小道具がたくさん飾ってあった。

雰囲気はミール城と違って全体的にこっちはだいぶポップな感じだった。

一通り見学してネスヴィジ城をあとにした。

ネスヴィジからバスでミンスクへ!言葉の問題?ベラルーシ人は不機嫌な人が多い。。

さて、あとはミンスクに帰るのみ。

とりあえず街のバスステーション(座標”53.221004,26.674788″)に行ってみる。

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MIHCK(ミンスク)って書いてある。

・・・けど時間がわからない。

オフィス的なところにいたおばちゃんに「ミンスク?」って聞いてみたら、不機嫌そうな顔をしながらも「1800」と書かれた紙を渡してきた。

あ~午後6時なのか~とは思ったものの、ついぽろっと「タイム?」という言葉が口からこぼれ落ちてしまった。

その瞬間おばちゃんブチギレ。

なにかをロシア語で口走ったあと、両手を激しく動かし怒りをアピール!

持ってたペンがどこかへ吹っ飛んでいった…。

ロシア語圏なのに英語を話したのがまずかったのかなあ。

とりあえずそそくさと逃げる。

まあ無事にミンスク行きのバスは6時ころ来て、ミンスクに帰ることができました。

値段はミンスク・ミール間より安い6ルーブル(300円)。

バスを降りたところから、最後は地下鉄を使ってホテルまで帰還。

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地下鉄のキップ。

ウズベキスタンやカザフスタンと同じくコイン型。

たしか国によって色が違う。

1って言ったのに何故か2つくれた。

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駅はこんな感じ。

明日はぶらりミンスク街歩きをする。

翌日の記事はコチラ↓

ミンスク街巡り ポテトがうまいベラルーシ料理とミンスクで会う日本人たち
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