モザンビーク④ 発覚

モザンビーク島の要塞 アフリカ
モザンビーク島の要塞

◆ルート

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◆2019.3.25

今日こそ島を観光して、そして休養する!

まずは2時間ほどで島を観光する。

島のメインの観光スポットは、北部に集まっているので、歩いて北部に向かう。

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町並みはやはり西洋風。

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街のシンボルの教会。

現在では中は博物館になっているみたい。

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ポンタオと呼ばれる桟橋から海を望む。

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海の中に船が沈んでる!

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これ白っぽいの全部魚です。

水が澄んでてめちゃくちゃきれい。

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さっきの教会に入ってみる。

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入場料はここと、このあと行くフォルタレーザという城塞で、合わせて300メティカル(550円くらい)。

チケット買うときに近くにいたおっさんが、入り口まで案内してくれた。

入り口までかと思いきや、中までついてこようとしてくる。

「もしかして、公式ガイドか何か?」

「そうそう公式ガイドだよ!」

「いくらだよ?」

「・・・それは君の気持ち次第かな」

あーまたかよ!

昨日の一件で完全にアフリカ人嫌いをこじらせていたのと、こいつのズルそうな態度を見てイライラしたのが合わさり、一瞬でキレた。

とりあえずあらん限りの罵倒を浴びせて帰れと言うが、一向に帰らない。

人差し指で相手首の根元のところをトントンやりながら、壁際に追い込み、目一杯脅してやるが、一向に帰る気配は見せず「ここはガイド必須なんだ…。サービスだからついていかせてくれ」なんて言っている。

それが本当かどうかわからないが、こっちには判断する術がそもそもない。

やはりズルい。

こんな人間についてこられるのも嫌なので、博物館は駆け足(比喩じゃなく)で1分ほどでサーッとみて、早々にその場をあとにすることにした。

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次の目的地、フォルタレーザに向かう。

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フォルタレーザは海沿いの要塞だ。

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入り口。

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中の敷地はけっこう広い。

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大量の大砲。

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半島の先端のような所にちょっとした建物が見えるが、もうこの時点で体力は限界だった。

まだ歩き始めて1時間くらいしかたっていないし、しかもちゃんと頭とかは日光が当たらないように隠しているのに、頭がぐらぐらするし吐き気がヤバい。

完全に熱中症の症状だ。

しばらく日陰で休憩を挟んだりしながら、なんとか要塞から脱出した。

海沿いの売店でコーラを飲みながら少し休憩する。

なぜこんなにも早く熱中症になるのだろうか。

そもそもの体調不良、栄養不足、いろいろあると思うけど、これじゃあ流石に困る。

そう言えば、今日は全然汗をかいていない。

いくら風が涼しくても、この気温で肌がさらっさらなのは、確実におかしい…。

水分は気をつけてとっているから、やはり足りないのは…塩分・ミネラルだ。

さて、宿に塩はあったっけな?

なければ買わなくてはならないけど、昨日の商店に塩置いてなかったんだよなー。

なんとか塩を簡単に入手できる方法はないものか?

あれ?よく考えたらめっちゃ近くに大量の塩あるじゃん!

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ということで、海から塩水を調達!

少し飲んでみると磯の味がしたよ!

そしてめちゃくちゃうまい!体がこれを欲している感じがした。

たぶん「正解の味」だ。

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深い所のほうがきれいな水だと思ったので、頑張ってここまで歩いてきた。

まあ海の水なんて、泳いでれば多少は飲むものだし、飲みすぎなければお腹への影響も大丈夫だと思う。

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ウニ発見。

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こちらはサンゴみたいなやつ。

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大量のウニウニウニ。

食べれるかどうか不明だったので取らなかった。

とってる人はいたので、漁禁止ではないみたいだけど。

海水を宿に持ち帰って、真水と交互に少しずつ飲んで水分と塩分を補給する。

海水だから塩以外の変なミネラルとかもいっぱい取れそう。

体の熱感がヤバいので一度水シャワーで体を冷やし、また水分を取りながら2時間ほど休む。

しかし一向に熱感がなくならない。

これ、そもそも本当に熱中症の症状なのか?

正直、僕は数日前、国境越えの日からマラリアを疑っていた。

もしマラリアだったとすると、マラリアには「三日熱」、「四日熱」と言われるような独特の発熱周期があるらしい。

三日熱の場合は、一日目に熱が出て、二日目に一旦熱が落ち着くが、また三日目に熱が上がると言うようなもの。

四日熱の場合は、二,三日目は熱が落ち着いており、四日目に再度熱が上がる。

昨日、おとといは体感的に体調はそれほど悪くはなかった。

そのため、今日熱が上がるかどうかが勝負かなーと思っていたのだ。

熱が上がったら四日熱の可能性が非常に高くなるのだ。

今日の朝の時点ではそれほど体調が悪くなかったので、大丈夫かなーなんて思っていたけど…チェックしてみないとな。

宿の人に体温計を貸してもらって、体温を測る。

結果は・・・38.6℃。

マラリア熱の特徴は38℃を越える高熱だ。

これはやってしまったかもしれない。

宿の人に事情を説明すると、今回ばかりは宿の人も丁寧に対応してくれた。

それだけマラリアは怖いということだろう。

すぐに病院に連絡を取り、宿の人と一緒に病院に向かう。

病院ではちょっとした診察の後、検査キットでマラリア検査を行う。

結果、陰性でした。

違うのかよ!

完全にマラリアだと思っちゃったじゃん!

とりあえずヤブ病院らしく、適当に解熱剤を処方してもらって、診断は終了。

今回も薬代以外はすべて無料にしてくれました。

超優しい!ヤブだけど!!

その後宿の人にマーケットに連れて行ってもらって、バナナ、オレンジを購入。

午後はそれを食べながら休養して過ごした。

本当は明日には出発するつもりだったが…。

体調が治るまで、しばらくここで休憩しようと思います。

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