◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア→モザンビーク
◆2019.3.25
今日こそ島を観光して、そして休養する!
まずは2時間ほどで島を観光する。
島のメインの観光スポットは、北部に集まっているので、歩いて北部に向かう。
町並みはやはり西洋風。
街のシンボルの教会。
現在では中は博物館になっているみたい。
ポンタオと呼ばれる桟橋から海を望む。
海の中に船が沈んでる!
これ白っぽいの全部魚です。
水が澄んでてめちゃくちゃきれい。
さっきの教会に入ってみる。
入場料はここと、このあと行くフォルタレーザという城塞で、合わせて300メティカル(550円くらい)。
チケット買うときに近くにいたおっさんが、入り口まで案内してくれた。
入り口までかと思いきや、中までついてこようとしてくる。
「もしかして、公式ガイドか何か?」
「そうそう公式ガイドだよ!」
「いくらだよ?」
「・・・それは君の気持ち次第かな」
あーまたかよ!
昨日の一件で完全にアフリカ人嫌いをこじらせていたのと、こいつのズルそうな態度を見てイライラしたのが合わさり、一瞬でキレた。
とりあえずあらん限りの罵倒を浴びせて帰れと言うが、一向に帰らない。
人差し指で相手首の根元のところをトントンやりながら、壁際に追い込み、目一杯脅してやるが、一向に帰る気配は見せず「ここはガイド必須なんだ…。サービスだからついていかせてくれ」なんて言っている。
それが本当かどうかわからないが、こっちには判断する術がそもそもない。
やはりズルい。
こんな人間についてこられるのも嫌なので、博物館は駆け足(比喩じゃなく)で1分ほどでサーッとみて、早々にその場をあとにすることにした。
次の目的地、フォルタレーザに向かう。
フォルタレーザは海沿いの要塞だ。
入り口。
中の敷地はけっこう広い。
大量の大砲。
半島の先端のような所にちょっとした建物が見えるが、もうこの時点で体力は限界だった。
まだ歩き始めて1時間くらいしかたっていないし、しかもちゃんと頭とかは日光が当たらないように隠しているのに、頭がぐらぐらするし吐き気がヤバい。
完全に熱中症の症状だ。
しばらく日陰で休憩を挟んだりしながら、なんとか要塞から脱出した。
海沿いの売店でコーラを飲みながら少し休憩する。
なぜこんなにも早く熱中症になるのだろうか。
そもそもの体調不良、栄養不足、いろいろあると思うけど、これじゃあ流石に困る。
そう言えば、今日は全然汗をかいていない。
いくら風が涼しくても、この気温で肌がさらっさらなのは、確実におかしい…。
水分は気をつけてとっているから、やはり足りないのは…塩分・ミネラルだ。
さて、宿に塩はあったっけな?
なければ買わなくてはならないけど、昨日の商店に塩置いてなかったんだよなー。
なんとか塩を簡単に入手できる方法はないものか?
あれ?よく考えたらめっちゃ近くに大量の塩あるじゃん!
ということで、海から塩水を調達!
少し飲んでみると磯の味がしたよ!
そしてめちゃくちゃうまい!体がこれを欲している感じがした。
たぶん「正解の味」だ。
深い所のほうがきれいな水だと思ったので、頑張ってここまで歩いてきた。
まあ海の水なんて、泳いでれば多少は飲むものだし、飲みすぎなければお腹への影響も大丈夫だと思う。
ウニ発見。
こちらはサンゴみたいなやつ。
大量のウニウニウニ。
食べれるかどうか不明だったので取らなかった。
とってる人はいたので、漁禁止ではないみたいだけど。
海水を宿に持ち帰って、真水と交互に少しずつ飲んで水分と塩分を補給する。
海水だから塩以外の変なミネラルとかもいっぱい取れそう。
体の熱感がヤバいので一度水シャワーで体を冷やし、また水分を取りながら2時間ほど休む。
しかし一向に熱感がなくならない。
これ、そもそも本当に熱中症の症状なのか?
正直、僕は数日前、国境越えの日からマラリアを疑っていた。
もしマラリアだったとすると、マラリアには「三日熱」、「四日熱」と言われるような独特の発熱周期があるらしい。
三日熱の場合は、一日目に熱が出て、二日目に一旦熱が落ち着くが、また三日目に熱が上がると言うようなもの。
四日熱の場合は、二,三日目は熱が落ち着いており、四日目に再度熱が上がる。
昨日、おとといは体感的に体調はそれほど悪くはなかった。
そのため、今日熱が上がるかどうかが勝負かなーと思っていたのだ。
熱が上がったら四日熱の可能性が非常に高くなるのだ。
今日の朝の時点ではそれほど体調が悪くなかったので、大丈夫かなーなんて思っていたけど…チェックしてみないとな。
宿の人に体温計を貸してもらって、体温を測る。
結果は・・・38.6℃。
マラリア熱の特徴は38℃を越える高熱だ。
これはやってしまったかもしれない。
宿の人に事情を説明すると、今回ばかりは宿の人も丁寧に対応してくれた。
それだけマラリアは怖いということだろう。
すぐに病院に連絡を取り、宿の人と一緒に病院に向かう。
病院ではちょっとした診察の後、検査キットでマラリア検査を行う。
結果、陰性でした。
違うのかよ!
完全にマラリアだと思っちゃったじゃん!
とりあえずヤブ病院らしく、適当に解熱剤を処方してもらって、診断は終了。
今回も薬代以外はすべて無料にしてくれました。
超優しい!ヤブだけど!!
その後宿の人にマーケットに連れて行ってもらって、バナナ、オレンジを購入。
午後はそれを食べながら休養して過ごした。
本当は明日には出発するつもりだったが…。
体調が治るまで、しばらくここで休憩しようと思います。
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