エチオピアⅡ③ そしてアディスアベバに帰ってきた。

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◆ルート

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◆2019.2.18

昨日バスチケットを買ったとき、バスの出発は6時でチケットオフィス前集合だと言われていた。

そのため5時半ころ宿を出発し15分くらい歩いてチケットオフィスに向かう。

ハラールは比較的治安がよい街だと思う。

昨日ハイエナから帰るとき夜9時ころなのに、子供たちが外で遊んでいたりしたし。

でも流石にこの時間になると、ちょっと治安が怖い。

大通りにはもう市場の準備をしている人たちが居るけど、細い道は人通りも少ない。

怖いのでフードで顔を隠しながら街を進む。

6時前にチケットオフィスに到着。

バスはかなり遅れていて1時間以上待たされたんだけど、同じくアディスにいくおばあちゃんが隣にいてくれたため安心して待つことができた。

7時半頃バスが到着。

荷物をバスの車内に持ち込もうとしたら「持ち込みはダメ!」と言われ、バスの荷物入れに無理やり入れられてしまった。

エジプトでも検問の関係でダメだったしここもダメなのか~と思ったら、荷物を入れてやったからとチップを要求された!

お前自分の仕事欲しさに持ち込みダメって言ったのかよ!

エチオピアに入った瞬間からチップ攻撃か…まあそれもまともな働き口がないからと言ってしまえば、単純に彼らだけを責められない。

まあチップは払わないけど。

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325ブル(1,200円くらい)とけっこう値段が張っただけあって、綺麗。

かなり快適な乗り心地。

何回か休憩をはさみながら、バスは西へ西へ進む。

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ひさしぶりのエチオピアダイナミック風景。

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やっとアディスの町並みが見えてきた。

午後6時ころ日の入り前になんとかアディスアベバに到着することができた。

今日はアディスアベバでやらなければいけないことがある。

明日の移動のバスのチケットを予約しなければならないんです。

明日から3,4日かけてアディスアベバからケニアの首都ナイロビまで、ほぼ観光をせずに一気に移動しちゃいます。

ほんとはエチオピアの南部って少数民族がいっぱい住んでて、彼らの村を回るツアーとかが人気だったりするんだけど、今回はすべてパス!

正直人を見世物にするみたいであんまりそういうのは好きじゃない…。(まあ彼らはお金が手に入るから喜んでるのかも知れないけど)

あとツアーとかガイド必要ってのも好きじゃない。

正直ツアーに参加するくらいなら、ツアーに参加した人の話を聞いても同じじゃないかと思ってしまう。

まあこれは個人的な趣向の話ですが。

ちなみに彼らの村に単独で行くのは絶対にやめたほうが良い。

ガチで武器を持って追い掛けられ、下手すると市中引き回されるらしいです。

あくまで噂ですが、火のないところに煙は立たない。

最近、自分も裸になって少数民族に溶け込む女性写真家が居るようですが、彼女だってガイドを雇って、それ相応の謝礼を払っているはず。

とりあえず今日は、日が沈む前にバスのチケットをゲットして宿を探さなくては!

アディスアベバからケニア方面に行くためにはローカル(公共)バスとそれ以外のバス会社のバスがある。

当然ローカルバスのほうが安いのでそっちを狙っていたのだけど、アディスについてバスを降りた場所が、ローカルバスのチケットオフィスから遠い!

今から暗くなる前にローカルバスのオフィスに行こうとすると、タクシー必須!

下手するとバス代より高くついてしまう。

逆に、SELAMバスというバス会社のチケットオフィスはわりと近くて、市内バスで行けるのでそちらに乗り換えることに。

SELAMバスのオフィス(場所はGoogleMapで検索して出てくる。)に行く…が、オフィスから2人の男が出てきて、もう6時で営業終了してしまったという。

確かに中にいる他の人は帰り支度してるし、少し遅かったか。

ただ彼らは、明日の朝5時にバスの出発場所(オフィスの通りを挟んだ向かい側)に来てくれれば、乗せてくれるという。

そして予約のために名前と電話番号を控えてもらった。

なんとか助かった。これで明日移動できるっぽい。

彼らはバスの時間に遅れるといけないからということで、近くにある宿を教えてくれた。

300ブル。Wifiなし。シャワー水のみ。

バスの出発場所に近いだけがメリット。

まあタクシー代を節約できるから良いけど。

そして、荷物を部屋に降ろして肩の荷が降りたところで気づく。

コイツらなんか怪しい!親切すぎる!

「料金は明日払えば良いんだよな?」

「お前腹減ってるだろ?レストラン紹介してやるよ。それからお金の話をしよう」

「いやいや。レストランは良いから先に金の話がしたい。」

「本来チケットは400ブルだけど、今日のうちに半額は払ってほしい。

こちらも全額明日受け取りってわけには行かないなー」

判断できないが、疑いが晴れない。

2人を引き連れて急いでチケットオフィスに戻る。

良かった!まだ他の社員が残っていた!

「バス代はいくら?」

「320ブルだよ。今日はもう営業終わっちゃったから明日バスの中で払いなよ。」

「全額明日払っても良いんだよね?」

「もちろん!」

あいつら!!

最初にオフィスにいたから完全に社員だと思ってたけど、全然関係ない輩だったっぽい。(バス会社も黙認してる?)

結局その後彼らには、ホテルを紹介したことに対する200ブル(700円くらい)のチップを要求され、

「先に料金の話をしないのはフェアじゃない!」と「なぜ先に料金を聞かないんだ!」という押し問答を5分くらい続けた。

こんなずるい商売に1ブルも払いたくなかったが、ガチで闇討ちされかねない雰囲気になってきたので、50ブルだけ払ってなんとか引き取ってもらった。

エチオピア、うんざりしてきた…。

早くケニアに入りたい…。

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アディス最後の食事、カルボナーラスパゲッティ。

135ブル’(500円くらい)。高いけど久しぶりにまともなカルボナーラ

アディスでカルボナーラと言うと、熱しすぎでパサパサのやつが出てくる事が多いけど、今回は大丈夫だった。

明日からは過酷と言われる、アディスアベバ-ナイロビ間の国境越えが始まる。

なんにもありませんように。

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