◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト
◆2019.1.4
ギザのピラミッドとともに行っとかなきゃな-と思っていたのが、カイロにある国立考古学博物館。
ここにはエジプト中の遺跡から集められた物が展示してあるらしい。
こちらが正面。
入場料は確か250ポンド(1,500円)とかだったと思う。
正直めちゃめちゃ高い。
庭にも石像っぽいものがあるが、流石にイミテーションだと思う。
なんか雰囲気本物っぽいが。
展示室に入るとこんな感じ。ところせましと物品が展示されている。
けっこう圧巻。
この博物館だが、解説が圧倒的に少なく、とにかく物量で押していくタイプらしい。
もはや何がどの時代のものかよくわからんし、見てると博物館って言うより倉庫に思えてくる。
バラバラになっても、一緒に並んでたことはわかるらしい。
真ん中がごそっとない。
これじゃ立ってたか座ってたかもわからないのでは…?
柱もどっかの遺跡から持ってきたやつだった。
なんかで見たことがある気がする。
左から、ホルス神、王族、セト神。
こちらもホルス神とセト神のセット。
こんな感じで対になって書かれてるけど、仲は悪かったらしい。
セト神が、ホルス神の父親である(そしてセト神自身の兄でもある)オシリスを騙して殺したからなんだとか。
その結果セト神はホルス神に報復されることになるらしい。
2階にはツタンカーメン関連のものも展示されていた。
ツタンカーメンのミイラは何重もの箱で覆われていたらしい。
こんな感じの黄金の箱が4重ほど。
その中には、
こんな箱が入っていて、
その中にいろいろ収められていたらしい。
これが確か内蔵とかが収められていた?みたいな入れ物。
これとは別にツタンカーメンの墓から出てきた物だけを集めた部屋もあった。
ただ、そこは完全に写真禁止だったため写真割愛。
何故かそこの部屋だけ警備員がいて、カメラを向ける人をしょっぴいていました。
基本は装飾品の類が多かったけど、あのメディアでよく見る黄金のツタンカーメンのマスクもありました。
2階にはミイラ室もあったんですが、どうやらこっちは別料金らしく、しかもけっこうなお値段がしたため諦めて帰ることに。
博物館の裏。
多分これらもどっかの遺跡から発掘されたものだと思うけど、屋外に放置されて野ざらしになっている。
多分中に入らなかったんだろうなあ。
入る前はあんまり期待してなかったけど、めちゃくちゃボリュームもあって個人的にはけっこう楽しめたかなと言う感じです。
まあ欲を言えばちょっと事前に調べていったほうが楽しめるかも。
宿に帰ると新しい日本人ゲストが2人ほど来てました。
そもそも今泊まっているサファリホテルは、日本人宿と言ってもいいほど日本人が多い宿です。
感覚的には6割くらいは日本人かな。
メインでレセプションやってるスタッフも簡単な日本語なら話せるし、割と快適に過ごせます。
ダハブに引き続き2軒目の日本人宿ですが、ダハブ以上に変なやつが多いったら多い。
エジプトにハマっちゃって長期休みのたびにカイロに来てる人とか、英語力0で世界一周してる人、大学に入学したものの一度も授業に出席せずに海外放浪してる人(なぜかサファリのレセプションを手伝っていた。しかも無償で。しかもなぜか宿代も真面目に払っているという…)。
他にも3年ほど世界周遊してる韓国人や、10年以上も旅をしながら作品を続けているスウェーデン人のアーティスト(なぜか作品は頼んでも見せてくれなかった。)。素性はよくわからないがかれこれ数ヶ月カイロに滞在してるおじいちゃん。
エジプトでパスポートなくして再発行手続き中の人、ヨーロッパをチャリで横断した大学生(しかも2ヶ月ほど一切宿に泊まらず野宿だったらしい。)。
他にも僕と同じで世界一周してる人や、半周してる人など、、、。
なんでこんなに変な人が集まってくるのかわからないが、やっぱりそういう環境の中で生活しているのはけっこう楽しい。
たまに議論めいた話をするときも、こういう特殊な環境下だとどこか話が抽象的になりがちで、どこか宙に浮いたようにふわふわしていく。
ただそれもそれでまた楽しいし、妙な刺激をもらえる。
ただこういう話をしていて思うのは、抽象的な話になればなるほど英語(母語以外の言葉)で話すのは難しいし、日本語で話せる相手がいてよかったなーって思う。
日本じゃ母語で会話できるのはあたりまえだけど、海外だと母国語以外で教育を受けなきゃいけない子供とかもいっぱいいるんだよなあ。
それって子供の教育にどう影響するんだろう。
以前セブに居たときローカルと英語で話す機会がたくさんあったが、彼らの英語は正直そこまでレベルの高いものじゃなかった。
でも彼らは英語で教育を受け無くてはならない。
それって本当に大丈夫なのかね。
昔誰かが「日本人にノーベル賞が多いのは、日本語で研究ができるから」みたいなことを言っていたが、そういうのもあるだろうなー。
とりあえずこれでカイロの観光は一旦終了。
あとはスーダンビザだけ取得したら、カイロを発って南へ向かいます。
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