今日の旅情報
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16ヶ国目【エチオピア連邦民主共和国】
首都:アディスアベバ
為替:1エチオピアブル=3.8356円
高原に位置する東アフリカの国。
国民は貧しく飢餓が多く、典型的な多産多死国家となってしまっている。
人種としては黒人にアラブ系の血が混じっており、他のアフリカの国と比べると肌が白く、目鼻立ちがはっきりしていて、アフリカで一番美人が多いらしい。
宗教的にはエチオピア正教のイメージがあるが、エチオピア正教は約6割。国民の3割ほどはイスラム教徒である。
アフリカで唯一植民地支配を受けなかった国といわれているが、実際には第二次大戦前にイタリアによる数年間の実効支配を受けている(完全な植民地支配には至っていないというのが一般的な見解らしい)。
いよいよムスリムの国も終わり!国境の街ガラバトへ!
前日、スーダンの首都ハルツームから南部の街ゲダレフにバスで移動した話はコチラ↓
2019.1.21
今日はゲダレフからエチオピア側へ国境を越えます。
まずは国境のスーダン側の街のガラバトへ。
昨日ついたのバスターミナルに行ってバスを探すが、どうやらガラバトへのバスは別のバスターミナルから出発するらしい。
昨日ついたとき「ガラバト!ガラバト!」って言ってるおっさんがいっぱいいたからここからだと思ったんだけどなあ。
確かにMaps Me見ると「Bus to galabat(ガラバト)」っていう名前のバスターミナルがあるや。
トゥクトゥクでそこまでむかう。
バスターミナルからバスに乗ってガラバトまで出発!。
凸凹の道!エチオピアまでの道は苦難の道
ガラバトまでの道はガタガタボコボコでかなり状態が悪い。
あまりにもボコボコが多すぎるので、逆に側道を通るという裏技。
後半はずーっと側道だった。
砂漠の国スーダンから徐々に緑のエチオピアへ!
エチオピアに近づくにつれ、徐々に緑が多くなってくる。
国境の小さなガラバトの街
ガラバトは小さな国境の町。
特に見るものもなさそうなのでまっすぐ国境に向かう。
そういえばスーダン・ポンドの残りをエチオピアブルに両替しなくては。
ブルに比べてポンドはかなり弱い通貨らしいので、国境を越えると交換できなくなってしまうらしい。
弱い弱いスーダンポンドの両替は難しい
国境によくいる「旅行者に絡んでくる輩」に両替をお願いする。
250ポンドが100ブルと言われた。
公定レートだと150ブルくらいだけど、交換してもらえるだけマシか。
どうせ数百円の話なので、すぐに交換してもらう。
その流れでドルからブルに両替しないか?とも言われた。
1ドル=30ブルで両替してくれるらしい。
公定レートだと27ブルなので、公定レートより良い。
ここでも少し闇レート的なものがあるみたい。
ちょっと迷ったが、ブルだったらエチオピア側のほうが良いレートだと判断し、今回は見送った。
その輩が「日本人がさっき通ったよ!追いかけろ!」みたいなことを言ってくる。
なんで追いかけなきゃいけないかよくわからないが、しばらく日本人には会っていないので僕も会えるなら会ってみたい。
昼時だったから昼食を食べたかったが、我慢して先に進む。
スーダン側のイミグレとエチオピア側のイミグレで、出国、入国手続きを済ませる。
みんなに「早く仲間を追いかけろ!」的なことを言われ、ちょっと焦る。
ちなみにどちらもイミグレも本当に簡易なものでした。
どちらも荷物チェックされたけど、エチオピアの荷物チェックに至っては、室内じゃなくてへんな四阿みたいなところでされた。
チェックの仕方もバッグを開けてちらっと見るだけだった。
エチオピア側でまず両替を探す。
一般人にレートを訊くと、1ドル=33ブルで両替してくれる人を紹介してくれたので100ドル分両替。
てーかこのかんじでドルを使い続けたら全然ドル足りないなあ。
ドルからの両替が、こんなに公定レートより良い国が多いなんて知らなかった。
ソマリアかケニアではドルが入手可能らしいので、たくさん補給しなくては。
国境から最初の街ゴンダールへ行きたいのだが、、、まさかの民族抗争発生中
国境からエチオピア最初の目的地であるゴンダールという街までのバスを探すが、バスは明日の朝までないという。
どうやら今エチオピア北部では民族間の紛争があるらしく、通常バスはすべて運休になっていて、朝の臨時便みたいなものが出ているだけらしい。
なんかいよいよ危険なアフリカに来たという感じ。
スーダンは汚かったけど、危険は全く感じなかったからなあ。
一般の車も通っていないみたいだから、ヒッチハイクもできない。
まあできるとしても、エチオピアでソロヒッチハイクは危険すぎるが。
ここらで宿を探そうかなーと思ってると、近くにミニバスが止まった。
ゴンダールには行かないらしいが、どうやらゴンダール方面のシェディ(shadi)という街まで行くらしい。
そんな街は地図にないが、宿なんてほとんどなさそうなここよりはマシなところだろう。
料金である70ブルを払ってミニバスに乗り込む。
地図にもない小さな村 シェディの村へ!
便が少ないためか、バス内はぎゅうぎゅうづめ。
おまけに足元はスーダンから輸入したのか、コーラや7UPのペットボトルがところ狭しと並べられている。
スーダンとはうって変わって、緑が多く、家は木でできている。
どこか東南アジアのような牧歌的な空気が広がる。
エチオピアの道も、昨日の道と同じくらい状態が悪い。
ぼこぼこの道を高速で進むので、ボンボンずっとトランポリンで跳ねているような感じだった。
窓から見える景色を楽しんでいると、1時間ほどで国境から50kmくらい離れたシェディの街までたどりついた。
シェディの村に到着!日本人を探せ!
そういえば、バスがなくなっていたショックでもうひとりの日本人のことを忘れていた。
彼もこの街に来ているのだろうか…?
通りでホテルを紹介している輩に聞いてみると、その日本人を知っているという。
輩に連れられて近くのレストランに行くと、日本人のおじさんバックパッカーがコーラを飲んでいた。
僕もかなりお腹が空いていたので、ホテルだけ紹介してもらってから一緒に食事をとる。
エチオピア名物インジェラは酸っぱいお味
久しぶりのビール。
スーダンは完全禁酒国だったのでね。
正確な値段は忘れたけど50円くらいだったと思う。
エチオピアはビールが安いし種類も豊富。ありがたい。
エチオピア食を頼むと必ず出てくるこの気泡が多いクレープみたいなみたいなやつ。
「見た目雑巾、味はゲロ」という代名詞で有名なインジェラという料理です。
エチオピアでは主食として食べられているらしい。
味の感想は、酸っぱい!
ゲロってほどまずくはないんですけど、なんでこんな癖のある味のものを主食にするんだろう。
これによっておかずに期待するものが、「インジェラの酸味を消してくれるかどうか」になってしまう。
ちなみに酸っぱいのは意図的に発酵させているかららしいです。
決して腐っているわけではない。
蚊とマラリアに注意!!エチオピアの宿には必ず蚊帳がある
ホテルの内装。
これで250ブル(900円くらい)だったと思う。
蚊帳があるのはマラリア対策です。
でも蚊帳、破れているんですよねえ…。
うまく結んだりして穴をふさぐ。
夜7時ころ宿の外を散歩しようとしたが、まだこの時間なのに道がすごく暗かった。
おまけにホテルの入り口で様子を見ていると、道を通りがかった若者グループにいきなりブルを要求されて、散歩する気が失せてしまった。
これから夜は慎重に行動したほうが良さそう。
この日エチオピア南部に行っている知り合いから、南部でも民族間の衝突が起こり、4日ほど足止めを食らっているという情報が入った。
エチオピアはどこも大変みたいだ。
とりあえず今日は予想外にこの村に泊まることになってしまったけど、明日は目的のゴンダールに移動します。
翌日の記事はコチラ↓
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