近況報告⑥ 事態は急変。一件落着か。

バックパックをパッキング カナダ
バックパックをパッキング

★1月3日

ブチ切れ元旦大掃除事件から2日。

今日も出勤したときの様子がおかしかった。

一昨日と同じ。例のレバノン人がいないようで、店が閉まっている。

ふむ。

悪い予感がしたがとりあえず鍵を開けて中に入る。

パッと見で汚な…くはない。

だがカウンターの中に入ってみて驚いた。

「ぶっ壊されてる…。」

大事な商売道具のプリンターとラミネート加工のマシンがぶっ壊されていたのだ。

プリンターの方は、操作ディスプレイの部分が力づくで取り外されてるくらいの完膚なきまでに壊れている。

これは試さなくても動かない事がわかるだろう。

ラミネートマシンのほうは、おそらくどこかにぶつけられたのか大きく凹んでいる。

(※ちなみにラミネートマシンとは、うちの商品であるカードの両面にフィルターなど(強度強化のための)を貼り付けるための機械だ。

まあ大体↓こんな感じ。

ラミネートマシン - Google 検索

テーブルにローラーがついていて、発熱している。

熱と圧力でカードにフィルタをくっつけるのだ。)

そのラミネートマシンも発熱はするのだが、ローラーが動かない。

これは使い物にならない。

流石に少し動揺しているところにお客さんが来てしまい、とりあえず対応。

普段は使わないバックアップ用のプリンタとラミネートマシンで商品を作り終えてから気づく。

流石にオーナーに報告しなくては…(本当のオーナーが誰なのかは知らないが)。

その後は色々あった。

これまでの流れからの第一容疑者であるレバノン人(まあ癇癪はよく起こすし、店に寝泊まりしているし、元旦の件でご機嫌斜めだったから)が戻ってきたり、オーナーが店に来て奴と喧嘩してたり、奴が僕に罪をなすりつけようとしたり、、、。

まあ色々あったが、結果オーナーがブチ切れ。

レバノン人を追い払うとともに、ドアの鍵を交換して他の店員がいないときに彼が店に入れないようにした。

その上僕が出勤中のレバノン人の入店を禁止した。

実際、僕は開店時間の6~7割ほどを一人で店番しているので、レバノン人はほぼ店に入れないようになった。

当然夜間も彼は店に入れないので、もう彼が発生させる公害級のゴミの山を掃除しなきゃならないこともなくなった(と思う)。

この何日か色々あって、僕も相当モヤモヤとした気分が続いていたが、これでおそらく数年(もしくは10年以上?)続いていたであろう大問題が解消したのである。

よくやったものである。

まあ最後はオーナー頼みだけど。

当然これはきれいな解決方法ではない。

ふと思い出すのが、アフリカで出会ったボランティアやビジネスで来ていた日本人やその他の外国人たちだった。

彼らはほんとに、みんな人間できてる人(人格者)たちだった。

彼らだったらもっとスマートな解決をするんだろうなー。とかまだまだ自分は子供だなーとかすごく思ってしまう。

そういや会社員時代も5年間で一回だけ、外注先の人にブチ切れしたなあ。

あのときは土日に彼らを呼び出して個室に1日中閉じ込めてバグ修正させてたっけ。

会社員時代、上司に怒られたことなんてほとんどなかった(忘れてるだけか)けど、流石にあの時ばかりはフロアの端っこで上司にやんわりと注意された。

「お互い気分良く仕事できなくなったら、結果どうなると思う?」って。

ほんとできた方である。そして僕はまだまだわかっていないか…。

それでも問題が解決されて、前に進んだのも事実である。

大人になりたいと思う反面、こういう強硬さも捨ててはいけないのかなーとも思う。

どうあるべきか。どう生きるべきか。難しい。

少しずれるかもしれないが、

去年中国を旅行していたときに読んでいた「楽毅」に出てきた「大胆細心」という言葉が最近頭に引っかかっている。

前半の大ボスである趙王の性格を表した言葉で、一見その着想や最初の行動は奇抜で大胆に見えるが、実際の行動や計画は緻密な計算の上で行っているという意味であるらしい。

そんなふうに強硬さと柔らかさも合わせ持てたら良いと思う。

そういえば楽毅の最初のセリフは「人が見事に生きるのは難しいものだな」というようなものだった。

こんな汚いやり方は到底「見事」とは言われないだろうな。

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