◆ルート
日本→中国→ベトナム→ラオス→タイ→ミャンマー→日本→ウズベキスタン→キルギス→カザフスタン→日本→イラン→UAE→イスラエル・パレスチナ→ヨルダン→エジプト→スーダン→エチオピア→ジブチ→ソマリランド→エチオピアⅡ→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→ブルンジ→タンザニア
◆23ヶ国目【タンザニア連合共和国】
首都:ドドマ
為替:1タンザニア・シリング=0.0476円
東アフリカきっての大自然の宝庫で、数々の有名サファリやアフリカ最高峰のキリマンジャロが存在する。
首都はドドマだがドドマにあるのは議会機能のみで、それ以外の首都機能は最大都市のダル・エス・サラームにある。
正式国名が連合共和国となっているのは、もともと大陸部にあったタンガニーカ国とザンジバル島に存在したザンジバル国が合併してできた国のため。
なお合併した今でも、ザンジバル島は自治政府によって治められている。
◆2019.3.10
ブルンジで行きたかった場所は以下の2箇所だ。
①白ナイルの源流
②新首都のギテガ
①についてだが、ナイルの源流と言うとビクトリア湖を挙げる情報誌などが多いけど、「源流」なんだからあんな大きな湖な訳がない。もっと遡るとルワンダやブルンジなどに真の源流があるのである。
そのいくつかあるうちの「最南端」の源流であるガスモの滝(Gasumo Waterfall)が、ここブルンジにあるらしい。
なおブルンジとしては世界遺産にしたいらしく暫定リストにも載っている。(そんなんで世界遺産になるのか?という疑問は置いておく。)
行った人の情報を見るとブジュンブラから大体タクシーで行っているみたいだったので、公共交通機関で行けるかどうかが心配だった。
が、バスターミナルで聞いてみると最寄りのムワロ(Mwaro)という町まで、直通のバスが出ているらしい。
その話を聞いて逆に…拍子抜けしてしまった。
というかそこに何があるかは大体知っちゃってるしなあ。
もう、典型的ながっかり観光地なはずなのだ。
しかも天気予報は雨だし。
もうスキップしちゃってもいいかなーと思ってきた。
②についても、ボーダーで会ったギテガ出身の人にホテルとかレストランとかを調べてもらっていたのだが、なんかなんにもなさそうなのだ。
てか、地図を見る限りめちゃくちゃ小さな町でここに首都が移転するなんて信じられない。(そもそも以前は首都だったらしいのでそっちに驚きだが)
今年の2月に、首都をギテガに移転するという最終決定が行われたらしい。
移転中の首都とか見てみたいなーとか思ったけど、よく考えたら工事とかが始まるのはまだまだ先のはずだ。
こんな感じでイマイチ観光しようとする気にならない。
多分昨日ブジュンブラを散策して、心底つまらないとこだなーと感じてしまったからだと思う。
それとビザの問題ね。
今回取ったのはトランジットビザ。これは三日間しか有効じゃないので、明日までに出なければならない。
ホテルの人が頼りなく、あまり信頼のあるバス情報が聞けていないが、ナイルの源流とギテガをまわったらかなりギリギリでちょっとミスったら日数オーバーだと思うのだ。
まあいろいろ理由を並べ立てたけど、結局ブルンジは入国しただけで満足。
観光するのは面倒くさくなって、次の目的地のタンザニアに向けて出発することにした。
ホテルをチェックアウトするときにトラブル発生。
40ドルの部屋を予約していたはずなのに50ドル要求され、「2泊すると思っていたから1泊分のキャンセル料を払え」なんて言ってくる。
どうやらビザの許可証を用意してもらう依頼の中で、勝手にそういう予約が作られてしまっていたらしい。
メールでやったら変な食い違いも発生するだろうと思い、予約はわざわざBooking.com経由でして、「Booking.comで予約したから確認してね!」ってメールしといたのに…。そういや「確認しました」って返事は来てなかったな。
当然Booking.comの予約情報を見せてはねつけたんですが、今度はビザの許可証の手配に手間がかかったから10ドルくれなんて言ってくる。
まあこれについては、数ドルのチップくらいあげたほうが良いのかなーなんて思ってたけど、こんなふうに要求されたら払いたくも無くなってくる。
しかもこのホテル、高いわりにスタッフはポンコツ。
バス情報を聞いても間違った情報を教えてくるし、Wifiのパスワードを入力するのに30分もかかる。両替所やレストランの場所を聞いても、「俺が市街を観光案内しながら連れて行ってやる」の一点張りで全然質問に答えてくれない…。
そこらへんのストレスも爆発してホテルのマネージャーと大喧嘩してしまった。
結果的に10ドルは取り戻せたものの、「なんて貧乏なやつなんだ!」なんて嫌味を言われながらホテルを後にした。
すげえ後味悪い。
なんで上手くいかないもんかねえ…。
最初は払っても良いやくらいに思ってたのに、金をたかられた瞬間「払う=負け」みたいな意識になって、戦ってしまうんだよなあ。
そもそも無償のサービスや親切を期待するのが間違っているのだろうか。
ともあれ、次の目的地であるタンザニアのアルーシャという街に向かいます。
市街のバスステーション(座標”-3.385542,29.36533″)に行ったら、アルーシャ行きのバスは違う場所から出発すると言われ、バスで移動。
バスを降りた所で、近くに居たコンゴからの難民の方に助けてもらい、アルーシャ行きのバスが出るというブジュンブラバスステーション(座標”-3.363778,29.357377″)という場所まで連れてきてもらった。
しかし問題発生。
どうやらアルーシャまでの直通バスは金土曜しかないらしい。
結局そのコンゴ人の方に、乗り継ぎでアルーシャまで行く行き方を教えてもらい、その方法で行くことにした。
そのコンゴ人は当然のようにいろいろ親切にしてくれ、連絡先を教えてくれて「困ったら連絡してくれ」と言って去っていった。チップの要求もナシに!
こういう人も以前はいっぱい居たけど、エチオピア以降とんと見かけなかった。
ルワンダからかな?また見るようになったのは。
ブルンジでは3人目(ちなみに全員生粋のブルンジ人ではなかったが)。
やっぱり見返りを要求せず、親切にしてくれる人もいる。
最近いろいろトラブって「親切には必ず金が必要なのかも」なんて思ったりしたけど、そう考えが揺らいでしまうのも、自分がそこまで見ず知らずの人に親切にしたことがないからかも知れない。
親切を受ける側だけの立場で無償を主張していたら、ちょっとずるいからなあ。
あー日本に帰ったら、誰かに親切にしよ。
まず今日はタンザニアとの国境のコベロ(Kobero)という街まで行きます。
コベロ行のバスは、今いるアルーシャ行きのバスステーションから少し離れた所から出ているそう。
場所の座標は”-3.36027, 29.36443″あたり。
“ボルカノビル”って言うとだいたい通じます。
ちょうど行きすがら市場のような場所があったので、散策してみる。
こっちの主食はじゃがいもっぽい。
僕は昨日はハンバーガーしか食べてないけど。
カラフル野菜。
かわりばんこにやってきてポージング。
市場?というか商売の前に地面を掃除したほうが…。
後ろから声をかけられて振り向いたら、必死に停止して僕が写真を撮るのを待っていた彼ら。
絶妙なバランス。
ここらへんの兄ちゃんたちは大体改造自転車に載っている。
色もカラフルに塗って、パフォパフォいうやつがついてる。
バスステーションに到着。
いくつかバス会社のオフィスがあった中で、出発時間が一番近そうなこの「MEMENTO」という会社のチケットを購入。
コベロまで11,000フラン(700円)。
出発まで少し暇だったので待合室兼バーみたいな所でビールを注文。
出てきたのがこの特大1Lサイズのビール。
そしてグラスはないという…。仕方ないのでちょびちょびラッパ飲みしながらバスを待つ。
1時間ほど待った11時ころバスは出発。
国境の街、コベロへ旅立った。
バスは昼休憩も取らずにコベロまでひた走る。
こんなことならブジュンブラで食べておけばよかった…。
かなり空腹を感じ始めた15時ころ、コベロから数十キロ手前のムインガ(Muyinga)という所でバスは止まった。
どうやらこのバスここムインガで終わりらしい!
最近よくある「実はこのバス目的地まで行かないよ」ってやつである。
てかそうならそうと誰かちゃんと言ってほしいんだけど!
仕方ないのでシェアタクシー(5,000フラン=300円くらい)でコベルまで向かう。
ボーダーからまだまだ手前のところでタクシーを降ろされる。
雰囲気的に、どうやらここからは歩いていかなければならないっぽい。
イミグレを見逃さないように気をつけながら殺風景な道を進む。
長い…。ひたすら歩くが全然イミグレが見つからない。
途中変なタンザニア人と1kmくらい一緒に歩いたが、途中でどこかに行ってしまった。
1時間近く歩いただろうか。
一気に視界が開けたけど…ここで上り坂!?死ねる…。
たまにバイクタクシーがよってくるけど、タンザニア・シリングしか受け付けないらしい。
歩き始めた頃から何人か両替商がいたけど、レートが悪くて見送っていたので両替できていない。
あと1日いる予定だったからそこそこお金残ってるんだよね…。
とりあえず頑張って歩く。
こっからタンザニア!!
ってあれ??ブルンジの出国スタンプもらってない!!
数百メートル戻って、ブルンジの兵士たちが何人かいた場所で再度イミグレの場所を訊く。
がなぜか、ブルンジ側を指す人とタンザニア側を指す人が綺麗に半々に分かれる…。
どう言うことなんだ。
延々と確認作業をして、どうやらブルンジのイミグレはタンザニアの中にあることがわかった。(ブルンジ側を指していた人は「ブルンジ」というワードに反応してただけ。)
戻ってきたばかりの道を引き返し、再度タンザニア側に進む。
先ほどの坂をずーっと2kmほど登っていく。
もうすぐ日も暮れそうだし、本当にイミグレがあるのかもわからない。まわりには旅行者どころか国境を越えようとする現地人もいない。
いるのはバイタク連中と地元の子どもたちだけだ。
流石に少し不安になってくる。
雨が降ってきた。
坂を登りきった所でようやくイミグレらしき建物が!
建物の中にちゃんとブルンジとタンザニアのイミグレがありました。
ブルンジの出国スタンプを押してもらった後、タンザニアのアライバルビザを申請。
30ドルのトランジットビザと50ドルの観光ビザがあるんですが、トランジットだとザンジバルに行けないという制約が発生してしまうため、少し高いけど観光ビザを取得。
ちなみにこの時点でタンザニア時間の18時ころ。
ボーダー開いててよかった…これで閉まってたらまた来た道を戻る羽目になるとこだった。
ボーダーからはバイタクで近くのカバンガ(Kabanga)という村まで移動。
ブルンジフランもレートが悪かったけど両替しちゃいました。
やっぱりブルンジフランは弱いっぽい。
ブルンジフラン→タンザニアシリングの両替で、公定レート計算の2/3くらいのシリングしかもらえなかった。
これまでの感じだとタンザニアシリングとルワンダフランは、おおよそドルに対して公定レート通りに両替できる感じかね。
そんでブルンジフランとウガンダシリングが公定レートの価値の2/3くらいとか。
まあ何となーくイメージ通りではある。
カバンガは建物が10~20件程しかないような、めちゃくちゃ小さな村だった。
とりあえずここでSIMカードと明日のバスチケットを購入。
どうやらアルーシャまでの直通バスはないみたいなので、途中のカハマ(Kahama)という街までのチケットを買った。
お値段15,000シリング(700円くらい)。
本日泊まった村で唯一のホテル。
12,000シリング(600円)だけどそこそこ部屋は綺麗だった。
ただしWifiもシャワーもなかったけど。
とりあえず今日は疲れた&明日のバスの出発がなんと朝5時らしいので早く寝なくては。
チェックイン後、適当にそのへんの焼き鳥屋みたいな所で空腹を満たし、ホテルに戻って速攻就寝。
明日寝坊しないことを願う。
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