★2件目・・・???料理屋
トロントに来てから僕はずっとトロント中心街のゲストハウスに泊まっていた。
当初の予定では速攻で仕事も見つけて、中心街近くで日本人以外とシェアできる部屋が見つかればいいなーと思っていたのだが。
しかし、いかんせん仕事探しに少し時間がかかりそうだし、まずは仮住まいでもいいから足場を固めてから仕事を探したほうがいいという判断になり、とりあえず簡単に見つかる日本人同士のシェアハウスに1ヶ月だけ住まわせてもらうことにした。
そこに引っ越したのが9/4(トロント7日目)のこと。
引っ越した日から仕事探しを再開!
引越し先の近くにはレストランがいっぱいある通りがあった。
とりあえずそこにターゲットを絞り「通りの端からすべてのレストランに履歴書を配っていく」という作戦に出たのだ。
ちなみに、日本でアルバイトの申し込みをするとなるとネットで応募するのが主流だと思います。
もちろんカナダでもネットでの応募はできますが、「直接アタックしたほうが確率が高い」というのは定跡らしい。
もちろんネットで募集している店や、バイト募集の張り紙を貼っている店にアタックするのもそうですが、「バイト募集」なんて一言も言っていない店に履歴書を持っていってなんとか雇ってもらった、なんて話はちらほら聞くし、こっちじゃそんなに珍しいやりかたじゃないみたい。
そういうわけで、僕も無差別攻撃という手段にでたのだった。
履歴書を配り始めて2日目、9/5のこと。
その店のサーバーはたまたま日本人の女の子だった。
この時点で悪い予感は…正直全然しなかった。
そのサーバーの子に仕事を探していることを伝えると、すぐマネージャー(カナダ人)を呼んできてくれた。
なんか雰囲気的にバイト探してるっぽい!行けるかも!
英語で簡単な面接が始まる。感触は良さそう。
すぐに「来週から働いてほしい」ということになった。
やった!!新居に引っ越して2日目で仕事ゲット~~なんて喜んだのだが、その時まで僕はこのレストランがなんのレストランだか知らなかったのだ。
そして帰りがけにサーバーの女の子と話したことで発覚したのだった。
ここが「日本料理屋」だったということに…。
サーバーの子曰く、レストランは常に2人体制でマネージャー+日本人だれか一人という形らしい。
だから日本人の同僚と一緒にすることはないし、お客さんも現地人だから英語を使うにはいい環境だよ?給料もいいし、超おすすめだよ?とか散々言われたのだが、ジャパレスで働くということにプライドが耐えきれず、その場でマネージャーにお断りを入れたのだった。
僕が日本食料理屋で働きたくない理由は、もちろん日本語じゃなく英語が使える環境がいいというのもあるのだが、
もう一つの理由は、「日本人であることを特別視されない環境でチャレンジしてみたい」というのがあるのだ。
ジャパレスだから英語が拙くても許される…とか、仕事できなくても日本人は必要だから…とかそう言う環境に身を置きたくないなと思ってしまっている。
あとは日本人以外の知り合いもほしいしね。
このレストランの話だとマネージャーとしか仲良くなれなそうだし、ちょっと…。
僕がイメージしてるのは厨房でみんなでワイワイやってるレストランの姿なのだ。
ということで、あとから考えたらマネージャーの雰囲気も良かったし、惜しいことしたかなあとか思っているのだけど、これで仕事探しも振り出しに戻ったのだった。
コメント